晴天が続いています
去年の大みそか
全ての片づけを終えて
最後のワンズの散歩に出たのは
11時半を過ぎていた
どこからともなく聞こえる除夜の鐘
音のする方角に足を向けると
深夜だというのに
三々五々 人々が同じ方向に向かっている
きっと初詣だ…
山の中の一軒家で生まれ育った子供たちは
深夜の初詣は ゆく年くる年で見るだけのものだった
すぐに家に戻って 次男に知らせた
今度は二人と二匹で お寺に向かった
除夜の鐘をつく人たちを見て
近くの ショコラティエで
本格的なショコラ・ショを飲んだ
初めての経験だった
今年
私も次男も 場所は異なるけれど
再び 北海道へ戻る
楽しく、協力し合って暮らした
この土地での最後の初詣…
紅白が終わって
また去年のように
二人と二匹で 出かけた
今年は 去年にもまして 人出が多かった
邪魔になるので お参りはせずに戻った
ショコラ・ショは パリを思い出す味だった
明けて 1月2日
同じお寺に 初詣に行くことにした
一月末にガンの再検査を受ける母と
8日に手術を受けるマイロの無事をお願いしに…
境内の外にワンズをつないで
本堂へと向かった
見ると おさい銭箱には
動物の絵が描かれている
「動物 お断り」の神社・仏閣が多いから
遠慮していたのだけれど
できれば マイロを連れて お参りしたい
ご住職と思われる方に伺いを立てた
「手術を受ける愛犬と参拝したいのですが…」
「え…？」
表情が 明らかに なんでダメだと思ったの？
そう語っていた
答えは もちろん OK
ワンズを迎えに行って 改めてお参り
ここでは 大みそかの夜
少年たちが剣道の寒げいこをしていた
なんだか 温かい雰囲気のお寺
母には お守りを買っていこうと
社務所（とは言わないのでしょうね…
）へ
そこで見つけたもの
もちろん買いました 
気休めとは分かっていても
わらをもすがりたいのが飼い主の心情
もちろん 母のお守りも買いました
帰りしなに おみくじを引いてみた
三十一番 末吉
このみくじに当たる人は、 初め思うこと とげがたしといえども、
のちついに運勢開く形あり、 何事も心配するはあしく、
心静かに時節を待たば ついに幸くる
よろこびごと遅し
家うつり、ふしん 春初めてよし（やった～
）
縁談 後ほどよし
旅立ち よし
職は人の目上に立つことならば万よし
子に幸せあり、後を楽しむべし
売り買いともによく思案すべし（ビミョー…
）
望みごと成就す （…
）
子に幸せあり… 
インテリアデザイナーを夢見て
学校を卒業し 就職したのに
会社が倒産
志を断たれてしまった次男
親がいうのもなんですが
幼いころから牧場を手伝ってきた
よく働く子です
空気も読むし
礼儀も心得ております
この子も 上の二人同様
思うような職業に就けることを
願ってやみません…
