夕べ マイロの異変に気づいたのは8時半頃
マイロはディディエと違って トイレシートでは排泄をしません。
だから毎日 雨でも吹雪でも（北海道時代） 一日4回は外に散歩に連れて行きます。
マイロがいつものタイミングよりずっと早い時間帯に玄関に向かったので 近くの公園まで連れて行きました。
ところがあまり排泄はせず帰宅。
帰宅して 10分もするとまた玄関に行くマイロ。
こりゃ お腹でもこわしたかな… と 再び公園へ。
やはり排泄しないで帰宅。
今度は帰宅するとゴロっと横倒しになったので様子を見てみると
おなかがパンパンに腫れている…
昨日は私はワンコを置いては外出はしていないので 余計なものは食べていないはず…
さては田舎風景の公園で何か拾い食いしたかな？
様子を見たけれど 下痢をするわけでもなく 嘔吐もせず
でも体は実に重そう…
やたらと水を飲む
9時を過ぎて近くのかかりつけの動物病院や 他の病院にも電話してみたが誰も出ないか、 出ても「うちの患者さんでないし…」という応対。
これからお宅の患者になるかもしれないだろう 
要するにお宅はヤブなわけだ… とのど元まで出かかったけど 辛うじてこらえ…
以前から何度かのテレビ放送で知っていた 24時間体制の どうぶつ救急救命センターに電話をしてみた。
症状を話すと 「最悪のケースとしては胃捻転が考えられます。 だとすると致命的なことになる場合も…。 ただし、うちは特殊な病院ですので料金体制も異なります」と。
お金の問題じゃない。
とにかく苦しそうなマイロを何とかしなくちゃとの一心で長女・次男と車を走らせた。
11時近い時間なのに次々と患者が来る。
しばらく待って マイロの検査が始まった。
X線、 血液・尿検査などなど
長いこと待って 獣医師から説明があった。
レントゲン写真を見ると マイロのお腹には食べ物がメチャメチャ詰まっていた。
いったいどこで何を食べたんだ…？
しかも 溶血反応も出ているという。
つまりネギ科のものを食べてしまって中毒を起こしているらしい。
そんなはずはないんだけど…
処置として まず吐かせてから 解毒をして 途中何度かレントゲンと血液・尿検査を行うことになり、 一晩預けることにして 1時頃に帰宅。
血液検査の針を刺すときのマイロの悲痛な叫びが耳に残って眠れるものではない。
かくして 今朝一番で迎えに行った。
吐いたものを見せられた。 考えられない量のドッグフード！
溶血反応は2度目からの血液検査では出なかったとのことで胸をなでおろす。
どうやらマイロはドッグフードを保管している階段下の収納を開けて フードを思いっきり盗み食いしたようだ。
そのためにのどが渇き、 自分が悪いことをしたことを熟知しているから 私と目が合わせられずに 「様子がおかしい」ことになっていたようだ。
ま、 無事だったわけだし、 人間ドックならぬドッグドックを受けたようなものだね、 マイロもおよそ平均寿命の半分生きたところだし…
なんて暢気に娘と話していた
が、 娘の顔色が変わったのは 請求書を見た瞬間。
ま、 私も 夜間だし いろいろ処置もあったから 3～４万は覚悟していた。
請求金額は なんと８万を超えていた…
いやはや…
少し足せばワンコが買えちゃう金額だね…と娘の彼氏
確かにそうなんだけど マイロじゃなくてはだめなんだよ。
こんなことで死なせてなるか！ （いや、ほっといても夜中じゅうトイレ通いして消化したとは思うが…）
笑い話ですませる結果でよかったよ。
マイロは私にとっては他のどのワンちゃんとも違う
あの北海道での辛かった最後の５年間をともに生きた心の支えだったから。
迎えに行った後も 申し訳なかったのかしばらくは私と目を合わせられずにいたマイロ。
そこの病院から資料をいただいてかかりつけの病院へ。
レントゲン写真を見て犬種を見て 納得しました。
ビーグルならやりますよ…と獣医師は苦笑い。
しかし 我々がとった行動は高くついたかもしれないけど賢明だったと。
胸の深いドーベルマンとかハウンド系のワンちゃんほどではないにしても胃捻転が起こらないとは言えないそうだ。
今後はフードは密封容器にがっちりと入れて 届かない所にしまわないと…
もちろん拾い食いにも今まで以上に気をつけよう。
天国を味わった後 地獄を見たマイロ
結局は飼い主の管理不行き届きだったわけで…
ごめんよ～、 マイロ…
昨夜の騒ぎで一番疲れたのは本犬のマイロ
名前を呼んでも目を合わせられません…
点滴を受けるために毛を剃られた前足は牛柄だった…
今日は気持ちよく朝日が輝いているぞ～
千葉まで行ってきました、ケーキを持って。
ホントは今日 フランス語のテストを受けることになっていました。
ワンコ達も楽しかったようです！
