スイーツとワンコたち・・・駄菓子屋ともちんへようこそ!

現在 アトリエさくらは活動休止中です。次のステップに向けて準備しております。

フランス記念日

2011年04月28日 | フランス

毎年 4月7日は

私のフランス記念日として

何らかの形でお祝いしていました

     

離婚して虚無状態のままに

フランスに向かったのが

4年前の春でした

     

     

                         エクス アン プロヴァンス

     

     

今年は

最愛の母を失って

すっかり忘れていたフランス記念日

     

     

けれど この日

私は沢山のケーキを焼いていました

母がお世話になった方々のために…

思い切ってフランスへ行くことがなかったら

今の私もいなかったのでしょう

お菓子の勉強をしに留学したい…

いい歳をして そう言いだした私の

背中を押してくれたのも母だったっけ。

         

     

     

                           パリ・パッサージュ

どこで何を食べたらよいのかもわからなかった

初めてのフランス、 通じないフランス語

     

                              南仏 ロキシタン

そんなとっつきの悪かったフランスが

こんなに愛おしい国になるなんて…

     

     

                                  ニース

     

                       グラース ガリマール香水工場

     

楽しかったな~

     

美味しかったな~

     

いつかまた エクスで同窓会をしようと

誓い合った若い仲間たち

きっとだよ

私は行くからね

またトイレの芳香剤のようだと言いながら

一緒に マイ香水作ろうよ

私の香水 今でも愛用しているよ

     

 

母の四十九日の法要のため

また上京します

それが済んだら 一区切り

供養のためにも

そして何より自分のために

誠意をこめて働くよ

次世代を担う若い魂に

なにかを残していけるように…

 

 

     


手作りガラスとエッフェル塔

2011年04月27日 | お出かけ

晴れると暖かくて

桜が咲くのが待ち遠しく感じます 

明後日 3泊4日で上京します

早いもので母の四十九日法要です…

時と共に痛みは昇華していくのだろうけど

それはまだまだ先の事になりそうです 

 

素敵なワイングラスを探していました

小樽にはグラス工房やオルゴール工房があり

買う目的がなくても楽しいけれど

探し物があれば もっと楽しい 

欲しかったワイングラスは

製造が終了してしまっていました 

でも そのグラス

結構 いいお値段だったので

どのみち複数買うのは厳しかったかも…

気を取り直して手の届くものを探したところ

     

可愛いグラスを見つけました 

     

よく見ると 足元の色は

ビミョーに違うんですよ~ 

     

大正硝子の製品です

 

ニセコではこんな硝子容器を見つけて

即 飛びつきました 

     

エッフェル塔ですからね~ 

さっそくグレープシードオイルを入れました

旨い具合に タラ~っと出るので

使い勝手も良さそうです

美味しいご飯を作りたくなりました

 


小樽の風景 その2

2011年04月25日 | ワンコ (マイロ&ディディエ)

今日はしっとりと雨です

遅く寝た割には早く起きて

雨が降る前に

ワンズと公園散歩を楽しみました

 

小樽で出会ったもの

     

消防犬 ブン公

火事現場で泣いていたのを消防署員が助け

以来 消防署で飼われていたと言う

ブン公 火事現場に同行しては

野次馬の整理や

ホースを咥えるなどして

出動回数は 1000回を越えたと言う

昭和13年2月3日に24歳で他界したそうです

犬の24歳はみごとなご長寿です 

シニア犬マイロは9歳半

24歳まで生きられるなら

まだ半分も来ていない 

あやかれるように記念写真 パチリ

     

さらに歩くと

     

ん…?

この光景 なんだか見たことあるような…

そうだ 

     

旭川の買物公園通りのこれに似ている

こっちは聴き手がネコちゃんだけどね…

     

 

雨の光景を眺めながら 

沢山のケーキを焼いています

母の四十九日法要が近付き

来て下さる方々への手土産を

心をこめて制作中です

さ、仕事に戻らなくっちゃ…

 


早朝の小樽

2011年04月25日 | お出かけ

深夜です…

この時間に起きているいことは

私としては珍しいことです

早朝が大好きな私は

基本的に早寝早起き

早朝のワンズ散歩は

誰にも邪魔されたくない

一人&ワンズの貴重な時間

毎日 45~50分かけて

6000歩位の散歩をしています

 

先日の小樽でも

車中泊させてしまったワンズが気になり

早朝に目覚めました

     

     正面が小樽駅

     

     

     

有名な小樽運河

都市景観賞だかを得ているだけに

魅力的な街です

     

     

早起きして得をした気分になりました

どうやら私は基本的に

一人で行動することを好むようで

こういう時間がとても大切です

ワンズも満足げでした 

     

     

札幌も近いし

小樽は何度行っても

良い印象の街です

ずっと欲しかった手作り硝子の

ワイングラスも買うことができましたよ

さ、これでお家ご飯が

更に楽しみになりました  

 

 

 

          


心のリハビリと癒し

2011年04月23日 | スイーツ 

今にも雨が降りそうな空模様

神楽岡公園の雪も完全に消えて

エゾエンゴサクが咲いています

     

     

こんな花(?)も咲いていました

     

 ザゼンソウと言うのだそうです

気味悪いよね…なんて言われていました

私が神楽岡に土地を求めたのは

何と言っても広い公園が間近にあるから

     

     

ワンズも大好きな公園です

     

マイロは何を見ているのだろう…

 

もともとお家ご飯派だから

遠くに出掛けるより

天気の良い日には

自家製のパンでサンドイッチを作って

ワンズと公園に来て

のんびりと森林浴をするほうが

心が癒される…

これから半年

そういう優雅な時間が過ごせる…

 

なごやかな気分になれたところで

ホントの意味の心のリハビリをしました

去年年末から今年の初めにかけて

何人かの友人から届いた贈り物

母のことがあり

とりあえずのお礼状だけになっていた

やっと気持ちだけのお礼だけど

作る気になりました

     

赤毛のアンレシピの胡桃ケーキ

     

母の大好物だったフルーツケーキ

オレンジのマドレーヌ

 

笑顔で作ったお菓子は

食べる人を笑顔にする…

一番喜んでくれる人は居なくなってしまったけど

今度はどこにいようと

私の心の中で生き続けてくれる

再スタートを切る新天地での仕事

きっと天国から応援していてくれる

前に進まなくっちゃ…

 


春浅いファーム富田

2011年04月17日 | お出かけ

 

なごり雪が降っています

こんな日には

暖かいお部屋で

針仕事をするのが素敵です…

思い切って温泉に行き

雪の降る露天風呂につかるのも

また素敵です…

そう言う場所が近くにある北海道は

いくら厳しい条件があっても

魅力あふれる場所だと

改めて思ったりします

 

暖かだった月曜日

富良野に連れて行ってもらいました

雪はなくなったものの

まだ春は遠い風景ですが

ファーム富田には

グリーンハウスがあると聞いていました

     

ラベンダーの香りで満たされています

     

     

     

     

     

花々が彩りも鮮やかに咲いています

     

柔らかい春の空の色

     

この日は午後から用事があり

ゆっくりはできなかったけれど

他に観光客もなく

スタッフの方々はオープンに向けて忙しそうで

誰にも干渉されない贅沢な時間

ゆっくりと身体中に

ラベンダーを吸収したかった…

     

この素敵な空間は

温度管理だけでなく日照時間も考慮して

与えられていることに感謝して

大好きなラベンダーのハンドソープの

レフィルを買いました

     

     

広大なラベンダー畑が

紫色に染まるころ

今度はゆっくりと来よう…

好きではないファーム富田に

付き合ってくれた夫の温かさ…

 

早く元気にならないとね

もう少しだけ

時間をください…

 


母のタンス

2011年04月14日 | Ma Famille (家族)

こんばんは…

旭川も暖かくなりました

アトリエの庭にはクロッカスが

咲き始めました

よく見ると去年植えた

行者ニンニクも芽を出しています

 

母の死は

時を同じくして家族を失った

沢山の方々の悲しみと

私の中では

どこかで繋がっていて

被災地の映像を見ては泣く日々ですが

それでも春は巡ってくると

その花咲くころに母は居ないと

また泣き…

     

 

父は家具職人でした

母は父の仕事を手伝っていました

二人とも家具を見る目は確かでした

初婚の時

二人が選んでくれた重厚な旭川家具

とてもとても気に入っていたのですが

離婚のときに 置いてきました

家をリフォームしたために

物理的に出せなくなっていたのです

そのことを 母に泣いて詫びました

母は そんな私を不憫に思ったのでしょう

自分が最後まで使ったタンスを

お母さんが死んだら

持って行きなさい…と

 

そのタンスを妹が送ってくれました

母と一緒に引っ越しをした

とても素敵なタンスです

私の娘でさえ欲しいと言うような

立派なタンスです

妹が言いました

タンスを見ても泣かないでよ

母があんなに行きたがっていた

アトリエに

せめてタンスを置いてあげたいから…と

     

夫が初めて母に会った時に

撮ってくれた写真を飾りました

母が残した服の一部は

そのまま引き出しに入れてあります

いつか私が着ようとおもって…

あとはゲスト用のタオルやリネンを

入れておきました

     

とてもしっかりした作りのタンスです

大切に使って

娘に譲り渡そうと思います

 

私の家では

父を オトーコさん

母を オカーコさんと

変わった呼び方をしていました

     

オカーコさん…

アトリエの居心地はいかがでしょう

やっぱり本人に来てほしかった

一緒に庭を作ったり

美味しいものを食べたり

まだまだ教わることが

たくさんあったのに…

涙は涸れそうにありません

あなたはドライに見えて

とてもウエットなんだから…

そう言っていたオカーコさん

素敵なタンスを残してくれて

ありがとう…

 

     


感謝…

2011年04月02日 | Ma Famille (家族)

 

旭川に戻りました

母の看護に東京へ向かった頃

真っ白だった旭川も

春を迎える気配が

色濃く漂う季節へと

移っていました

 

師匠、 momijiさん、 鰊曇りさん、

メンカさん、 yasuko …

暖かい励ましのお言葉をありがとうございます

今はまだ

お一人お一人に返信できるだけの

心のゆとりがありません

 

母が切望していたアトリエ訪問

実現できなかった痛みは

なかなか乗り越えられないでいます

けれど

母は死の床にあって

最後まで果敢に闘い

笑顔と感謝の気持ちにあふれ

たった一度しか

私には涙を見せませんでした…

  

いつまでもめそめそしていたら

叱られそうです…

 

沢山の人たちに愛されていた母

美しく若い母が

子供のころから自慢でした

授業参観が楽しみでした

友達の賞賛の言葉の後には

決まって

お母さんには似ていないんだね…

そう言われましたけど。

  

 

父も、母も、私も、育った上野では

オオカンザクラが満開になり

ソメイヨシノも咲き始めました

これから先

何度 春を迎えるのかはわからない

けれど

さくらを見るたびに

美しく生き

美しく散った母を思い出すのでしょう

 

今 しみじみと

母の娘に生まれてこれて

本当に良かったと

感謝の気持ちでいっぱいです

 

ありがとう…