能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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サラリーマンのための起業の教科書 損しないフリーランスの極意 元国税調査官・大村大次郎さんの新刊

2022年12月06日 | 本と雑誌

人生100年時代と言われる昨今・・・。

老後破産や金融庁の2000万円説など、65歳以降、70歳以降も働き続けていくしかないように思います・・・その時は雇われるという働き方は難しいため、起業するということになるのでしょう。

元国税調査官の大村大次郎さんが新刊新書を出しました。

著者も10年間の公務員生活を経てフリーランスになっていることから、なかなか説得力のある一冊です。

サラリーマンのための起業の教科書 損しないフリーランスの極意

大村大次郎著 小学館新書 940円+税

 

目次

第1章 起業する前に副業で肩慣らし

第2章 得する税金の話をぶっちゃける!

第3章 知らないと損する社会保険

第4章 忌々しい消費税との付き合い方

第5章 法人成りは超オイシイ

第6章 賢くお金を調達しよう

 

「フランチャイズと不動産経営は超キケン」

「青色申告の落とし穴」

「妻の給料は8万8000円未満がベスト」

「4年間消費税を支払わない方法」

「65歳以上の人を雇えば年90万円もらえる」

さすが元国税調査官ということもあり、知らないと損する生々しい話が詰まっています。

特に、副業を巡り、雑所得と事業所得とでは税金、経費がまったく違うという指摘などは目からウロコです。

また、来年の10月から導入されるインボイス制度も分かりやすい解説が掲載されています。

インボイス制度で一番影響を受けるのは、フリーランスだそうです。

著者は、言います。

本当に起業しなくても「起業を目指す」だけでも十分に価値がある。

サラリーマンをしながら、起業のシミュレーションをしていくということは、いざという時の準備になる。

そのとおりだと思います。

メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に移行し、その後は請負やプロジェクト型雇用になっていくのではないかと言われています。

一応準備しておく、シミュレーションしておく、副業で腕を試してみる・・・転ばぬ先の杖になると思います。


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