書棚を整理していると奥の方から、面白い本が出てきました。
昔読んだ色彩学の本です。
人はピンクで若返り、
黒い服でシワを増やす。
白い下着で健康促進。
赤は血圧を上げ、不眠症には青が効く。
黄色いクルマは事故が少なく、紫好きは芸術家が多い・・・。
色の秘密 最新色彩学入門
野村順一著 文春文庫プラス 743円税
著者は、元東洋大学教授。1927年のお生まれ。
色彩学の本のため理科系の著者と思っていたのですが、なんと商学博士。
商品学というカテゴリーから「色」の研究を続けられてきました。
目次
1 恐るべき色の潜在力
2 好む色で分かる基本的性格
3 快適生活の色彩術
4 社会を動かす色彩術
5 色彩は生命の源泉である
色彩は振動で形成されているということ。
テレパシーも色と同じ振動であること。
そして、われわれの脳と色彩は強い連関があること・・・。
なかなか面白い研究です。
色は無言で仕事をする。
色には感情がある。
色彩は生命の源泉である。
・・・著者の長年にわたる色彩研究の結論であるように思います。
同書は学術的なアプローチながら、文庫本ということで、とても読みやすい中身です。
日曜日の昼下がりに、まったりと読むのに最適な一冊です。