トランプ2.0
二期目のドナルド・トランプ大統領・・・世界を混乱に陥れています。
関税、ウクライナ問題、ガザ地区、移民対策・・・日替わりのように報道されるニュースにも慣れっこになってきました。
中でも気になるのが、環境問題。
「化石燃料を掘って掘って掘りまくれ」「EVはいらない」・・・。
新アメリカ湾での巨大モンスーン発生、ロサンゼルスでの森林火災・・・どう考えても地球温暖化が背景にありそうですが、トランプさんは、無視、無視、無視・・・。
2024年の世界平均気温は産業革命前に比べて1.55℃上昇し、観測史上 最も暑い年の記録を更新しました。
2015年から2024年の10年間は 「史上最も暑い10年」となり、このまま温室効果ガス(GHG)の排出が 続けば、今世紀末には3.1℃上昇すると予測されています。
こうしたなか、日本政府は、「地球温暖化対策計画」 「第7次エネルギー基本計画」「GX2040ビジョン」を閣議決定。
これらは日本の気候変動対策を方向付ける重要な枠組みです。
「地球温暖化対策計画」では、2050年カーボンニュートラルに向けた 中間目標として、2035年度までに温室効果ガス(GHG)を2013年度比 60%削減することを定めました。
この目標は、日本のNDC(国別削減目標) として国連に提出されます。
第7次エネルギー基本計画では、2040年度までにGHG排出量を2013年度比 73%削減することを掲げました。
これを達成するため、2040年度の 電源構成目標を次のように設定。
・再生可能エネルギー:40〜50%(太陽光22〜29%、風力4〜8%、 水力8〜10%、地熱1〜2%、バイオマス5〜6%)
・火力発電:30〜40%
・原子力発電:20%
現在の科学的知見からは、「1.5℃目標」は厳しい状況にありますが、 事態を回避するためには、今後10年が重要だと言われています。
地球からの最後通牒!
環境政策について、米国トランプ大統領に追随するのか、欧州に賛同するのか???
宇宙船地球号は、待っていてくれません。