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IT三国志「超知性」突破する力・・・作家 大下英治さんがまとめた日本のベンチャー起業家の伝記集

2024年06月23日 | 本と雑誌

米国のメガプラットフォーマーGAFAM(グーグル、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフト)には及びませんが、日本にも尖がった才能で時代を駆け上がったベンチャー起業家はたくさんいます。

その伝記は、勇気と希望をあたえてくれます。

IT三国志「超知性」突破する力

大下英治著  青志社刊  1000円+税

 

著者の大下英治さんは、広島県の出身。

広島大学卒業後、週刊文春の記者となり、在職中に「小説電通」でメジャーデビューしました。

その後、政治家や話題の人物についての伝記を書き続けます。

入念な取材、現場重視、事実と小説の融合・・・読者を惹きつけていく筆致が特徴です。

 

目次

同書では、5人の経営者が取り上げられています。

孫正義・・・宝物を掘り当てるための地図とコンパス

江副浩正・・・IT企業家が次々と育っていった江副学校

北尾吉孝・・・最高の懐刀と評された切れすぎるカリスマ

藤田晋・・・組織として最も必要な5つの能力を備えた男

堀江貴文・・・不死身、ホリエモン健在なり

 

著者は、日本のベンチャー企業、スタートアップ企業の源流には、「江副山脈」と「孫山脈」の2つの巨大山脈があると指摘します。

中でも、江副学校と呼ばれるリクルート社のマネシメントは、今でもたくさんの起業家を生み出しています。

ソフトバンクの孫社長は、天才肌で、バツグンの行動力を持っている・・・。

サイバーエージェントの藤田社長は、勝負運が強く、麻雀がとてつもなく強い・・・。

面白いエピソードがふんだんに盛り込まれています。

著者は、5人の経営者にキャッチコピーをつけています。

孫正義・・・ゼロから起業し、いまや「世界の孫」として輝く男

江副浩正・・・江副山脈の頂 IT企業家が次々と育っていった江副学校

北尾吉孝・・・指南役で時代を作った男

藤田晋・・・勝負師としての魂を持つ

堀江貴文・・・オンザエッジ、崖っぷちから帰ってきた男

 

日本経済を再び復活させるためにもスタートアップは必要不可欠です。

ものすごいスピードで動いている世界の中で、チャンスを見つけて、チャレンジし続ける・・・日本の若者に期待するところ大です。

若い起業家によんでいただきたいスタートアップの要諦が詰まった一冊です。


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