能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

広島市のシャッター商店街「シャレオ」シャッターをひろしま美術館の名画が彩っています 商店や商店街の命は、にぎわい感!

2024年07月31日 | まち歩き

これは、経営の失敗、経済の失敗。

広島市が肝入りで造った初めての地下街「シャレオ」。

中心市街地の八丁堀、紙屋町、平和公園にかけた広電路面電車の下に形成されています。

行政や第3セクターで企画した商店街・・・いまや3分の1のテナントのシャッターが閉まっています。

当然に家賃収入も入らず、借金も払えないため、血税が投入されています。

誰も責任を取りません。

何だかなあ、という感じです。

 

中国新聞朝刊一面「天風録(朝日新聞の天声人語に相当)」には、広島県議会の議長や議員の十数人が欧州視察に行くため3500万円の税金を使うことを皮肉っていました。

金権政治の広島・・・かなり重症です。

オンブズマンや市民団体も声をあげず、課題解決は程遠いです。

地下街のシャッターを彩るのが、地元の美術館「ひろしま美術館」の名画。

広島の第1地銀・広島銀行が運営する美術館です。

CSR、メセナ、フィランソロピー・・・なかなか良い取り組みだと思います。

マネ、キスリング、ムンク、マティス、ローランサンなどが暗い地下街を飾っています。

お楽しみください!

モジリアーニの作品「男の肖像」

マリー・ローランサン「花束を持つ婦人」

マティスの名作です。

セザンヌの作品「座る農夫」。

マネの作品・・・数億円するかもしれません(笑)。

シャッターが開くのは、一体いつになるのでしょうか?

未来のある若き事業者に低い家賃で貸し出したり、地元広島の農業漁業者の直営ショップを出したり、近隣の県のアンテナショップを出したり、やり方はいろいろあると思います。

ちょっと恥ずかしいシャッター商店街。

商店や商店街の命は、にぎわい感・・・まったく賑わっていません。

地下商店街「シャレオ」・・・さびれた感、ワビサビを楽しめる珍しい空間です(笑)。


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