日経ビジネス誌2023.1.9号にファーストリテーリング会長兼社長・柳井正さんのインタビュー記事が掲載されていました。
「即断・即決・即実行せよ」
世界のユニクロを一代で築き上げた創業社長、柳井正さん73歳・・・すごい経営トップです。
先週号に登場した日本電産の永守CEOのインタビューとも重なる発言もあり、創業社長の行動特性や思想はかなりの部分同じなのではないかと思った次第です。
一部を紹介させていただきます。
経営者は、政治家のように「想定外でした」とは言えないんですよ。言ったらその時点で経営者として失格。
経営者は特に歴史を勉強しておく必要がある。
ZARA(売上と時価総額で世界トップ)はスペインの片田舎発祥なんですよ。僕たちも山口県宇部市という炭鉱町が発祥の地。ファッションの要素は何もない土地柄でした。不思議ですよね。
進出する国に対して「どんな貢献ができるか」を考える。
僕がいつも言っているのは「即断・即決・即実行」です。
後始末は時間が経過するほど手間がかかる。
経営はチームプレー。
ユニクロの1号店は広島市の中心部にある袋町。
柳井会長自らが経営に携っていた手作りのアイビーショップでした。
朝から並ぶお客さんのためにパンと牛乳を配ったという伝説があります。
その後、幼児服や赤ちゃん服を扱うベビクロやスポーツ服を扱うスポクロ、さらには野菜ビジネスまで乗り出しますが、駄目だと判断したら即撤退。
まさに「1勝9敗」のビジネス展開です。
あれから40年・・・ユニクロの海外ビジネスは1兆円を超え、国内売上を上回るまでになりました。
すごい経営手腕です。
ユニクロ・・・次はどのようなステージに向かうのか。
興味津々・・・楽しくウォッチしていこうと思います。