2017年の元旦も、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサート2017を満喫することが出来ました。
NHKの生放送で、ウィーンの楽友協会のコンサートをライブで鑑賞できる・・・本当に幸せです。
今年の指揮者は・・・
南米ベネズエラ出身のグスターボ・ドゥダメルさん。
しかも、35歳・・・史上最年少のウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮者に選ばれました。
ラテン系の明るいノリとダイナミックな棒振りには、無限の可能性を感じました。
いたるところで、指揮者ドゥダメルさんの笑顔。
ウィーンフィル創設175年を飾る今年にふさわしい、新しい血の投入。
歌舞伎や狂言の世界と同様、ウィーン学友協会もクラシック界の新しい未来を切り開くためのチャレンジだったのだと思います。
ドゥダメルさんも、コンサートマスターや楽団員に、かなり気を使っていました(笑)。
そりゃそうですよね。
若干35歳で、世界最高峰のウィーンフィルで振るのですから・・・。
「美しく青きドナウ」では、ウイスキーがほどよく回り、「ラデッキー行進曲」では思わず手拍子してしまいました(笑)。
魅惑のウィーンフィル・・・最高の贅沢です。
ブラボー!
来年の指揮者は、リッカルド・ムーティさんとのこと。
小学生の頃、ムーティさんの振るウィーンフィルをライブて観たことがあります。
巨匠カール・ベームさんが存命の頃、ベームさんといっしょに来日。
東京公演はベームさんが指揮、地方公演はムーティさんが指揮。
当時のムーティさん・・・熱きイタリアンのイケメン・・・ラテンの血が騒ぐ情動的な指揮が魅力的でした。
今では、クラシック界の重鎮として活躍されています。
一糸乱れぬアンサンブルを醸し出すウィーンフィルの技・・・。
来年のムーティさんの指揮も楽しみです。