能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

リスキリング、リカレント、学び直し・・・大人も学ばなければサバイバル出来ない時代になりました 大人のチャレンジはこれからですね

2022年10月24日 | 資格・転職・就職

3大ビジネス誌である週刊ダイヤモンド、プレジデント、週刊東洋経済の最近の特集。

リスキリング、リカレント、学び直し・・・大人も学ばなければサバイバル出来ない時代になりました。

DXにGX、ジョブ型雇用に職務記述書・・・専門家やプロフェッショナルを目指さなければ、従来のようなリーマン根性では明日がないということでしょうか?

大変な時代になったものです。

 

隔週刊の「プレジデント」誌の11月4日号の特集は、「年収が上がる!資格・検定 独立、再就職」。


サブタイトルは「定年後も右肩あがり、自分の価値が高まる資格」と煽ります。

国家資格挑戦ガイドとして、将来性のある国家資格群が紹介されています。

さらに、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代・・・年代別のキャリアプランについてアドバイスが掲載されています。


「キャリア形成における6つの選択肢」として「実績づくり」「転職」「資格取得」「副業」「独立」「人脈づくり」を挙げ、一つの会社に固執することのリスクについて解説していきます。

資格を取得して人生、生き方を変えた人たちの事例がたくさん紹介されています。

週刊東洋経済の10月22日号では、「50代からの稼ぎが変わる 学び直し全ガイド」。

こちらも資格取得や社会人向け大学院、MBAなどのリスキリングや、リカレント教育についての解説が満載です。

週刊ダイヤモンドの9月17日/24日号では、「40歳・50歳・60歳からの儲かる資格・今から始める副業・役立つ学び直し」。

この特集記事では、学び直し始めた人が増加していることを伝えています。

・主要資格の受験申込者が過去10年で最多の250万人超へ

・テレワークは嫌だが組織には頼りたくない中高年が資格志向に

スピードが増し、激動する時代・・・サラリーパースン、勤め人は自己防衛のために学びなさいと各誌が伝えています。

ホント、大変な時代になったものです。

資格取得を「足の裏についた米粒」と揶揄する人たちもいます。

「取らないと気持ち悪い、取っても喰えない」。

「食えない」のは、本人の資質や営業力、人脈の問題です。

カフェでも八百屋さんでも魚屋さんでも、食える人は食えます。

個人的には、3つの意味で資格取得のメリットがあると考えています。

1 今までのキャリア、専門性をカタチに出来てアピールできる。

2 自信がつく。

3 副業や定年後の仕事を獲得できる。

岸田政権もリスキリングや学び直しに1兆円を投資するとのこと。

国をあげての学び直しが日本経済の活性化に結び付くよう祈るばかりです。

一億総学びビト・・・「学ぶ」ことの重要さがこれほど言われたのは明治時代の福沢諭吉翁の「学問のすすめ」以来のことだと思います。

繊維で負け、造船で負け、製鉄で負け、白物家電で負け、半導体で負け、円安で負け・・・この30年間、国際競争の中で、負け続けている日本。

未来のために、大人のチャレンジは、これからです!

ご同輩諸氏のみなさん、共に頑張っていきましょう!


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可視化経営 人的資本もリスクも掴む・・・日経ビジネス誌の特集 本当の「見える化」経営は今からが本番です

2022年10月24日 | 本と雑誌

「見える化」

ローランドベルガー社のコンサルタント遠藤功さんが2005年に提唱したコンセプトです。

TOYOTAなどで実践されていた可視化マネジメントを理論化しました。

あれから17年・・・見える化はしたものの、日本企業はなかなかイノベーションを起こすことが出来ません。

今週の日経ビジネス誌2022.10.24号の特集は「可視化経営 人的資本もリスクも掴む」。

興味深く読むことが出来ました。

Contents

Part1 「経営の聖域」が消える 勘と経験よ、さらば 何もかも見える時代

Part2 リスクを防ぐ適時予測 コロナ、災害にも効果

Part3 非財務情報に価値 社員の採用を戦力に

 

この特集では、ローソンやソニー、日立、オムロン、大日本印刷などのケースが紹介されています。

面白かったのが、Part3の非財務情報の記事。

ISO30414や伊藤リポートなどもあり、人的資源の可視化、有価証券報告書への記載などはESG、ガバナンスのためにも上場企業が取り組まなければならない必須の仕事になります。

レイヤーXの福島CEOが「可視化経営を実践する3つの極意」について指摘しています。

1 シンプルなKPIを定め、時系列で数値を追う

2 データ分析はプロジェクトの実行者に任せよ

3 可視化は必ず成長戦略とセットで考えよ

 

可視化経営は、DX、SXとも親和性があり、上場企業が取り組まなければならないミッションということが出来ます。

本当の「見える化」経営は、今からが本番です。


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