能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

日本の社長ランキング 社長が選ぶベスト社長 ランキング上位の社長が次に打ち出す経営計画が楽しみです

2014年11月15日 | 本と雑誌

恒例の社長ランキング。
日経ビジネス誌2014.11.17号で2014年度のランキングが発表されました。
現役の社長が選ぶというのが、この特集の味噌です。

1位に選ばれたのが、日本電産グループの永守会長。


2位の孫ソフトバンク社長を40ポイントも引き離してのトップです。

小職が、社会人になりたての数十年前、文庫本で読んだ永守会長が書かれた「奇跡の人材育成法」。
1980年代のまだまだバブル経済に浮かれていた日本で、
永守さんは、ものづくりの起点である「人」にスポットを当てていたのです。
PHP文庫か三笠文庫だったと記憶しています。
「企業は人なり」を具体的事例で解説されていたことを、今でも覚えています。

永守流経営は、M&A・再編といった風にとらえられていますが、そのキーワードは「徹底」。
そしてそのコアとなるのは、「人・人材」。
現場において、原理原則、基本と基礎を徹底的に定着化し発展させていくことにあるように思います。
M&Aで取り込んだ組織で、人を中心にして改善・革新を徹底していくということ。
若き永守さんが書かれた書籍を思い出した次第です。

2014年 社長ランキング

1位 永守 日本電産会長
2位 孫 ソフトバンク社長
3位 豊田 トヨタ社長
4位 鈴木 セブン&アイ会長
5位 古森 富士フイルム会長
6位 柳井 ユニクロ会長
7位 藤森 リクシル社長
8位 高原 ユニチャーム社長
9位 新浪 サントリー社長
10位 似鳥 ニトリ社長


11位 スズキ社長
17位 パナソニック社長

ソニーやホンダの社長は、ランキングの圏外のようです。

同特集では、永守会長と柳井社長の特別対談も掲載されています。

その対談の中で出てくるキーワードは、経営者として持つべき基本的な考え方が網羅されていました。

「経営は実行なり」

「失敗した人を活用すべき」

「つらい時は誇大妄想狂になる。M&Aの失敗から多くを学んだ」

「創業者は引退できない」


グローバル化、デジタル化が急速に進む昨今。
経営のかじ取りは、ますます難しくなってきています。
その中で、社長ランキングに入っている社長さんたちが、どんな施策、作戦を打ち出してくるのか?
とても楽しみです。


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