前庭のサツキのことです。
今まで1度も考えたことの無いことです。
玄関前のサツキは2本を寄せて植えています。同じ花が咲くので1本の木を2つに刈り込んでいるのかなと思ったのですが、良く見るとやはり2本の木です。
仙台の大先生は手前の1本を抜くか、小さく刈り込んだ方が良いと仰います。
道路側から見るとこんな具合に見えます。敷石工事は原材料の「琥珀石」が足りなくなって、工事は25日まで中断しています。玄関前の敷石はもう少し奥まで敷かれます。
中央奥窓の下に富士山形の山波石が小さく見えますが、その向かいに台湾産の止め石が置かれ、そこまでが玄関の敷石になる予定です。
大先生は玄関前の2つ寄せているサツキの右側を外すか小さく刈り込むことで、玄関前の広さ、美しさを見えるようになるとお考えになったのです。確かに小さい方のサツキが無いと、敷石も、今はサツキの下に隠れている景石も見えるようになります。確かにそうなのです。
来春には小さい方のサツキを外します。(刈り込んでも良いことは無いように思います。)
大先生はこの敷石の目地についても貴重な示唆を与えて下さいました。
この敷石の目地はモルタルでセメントの色です。
八HIROさんにも「石と石の間はセメントのままなの?」と聞かれてしまいました。
私もセメントの色のままでは嫌なので、「黒い色の目地には出来ないのですか」と「石のむろじ」さんの職人の方に聞きました。
「あるかもしれない」という返事でしたが、その後はそのままになっいます。できたら、そうした染料が有るのか無いのか教えてくれて、そしてそれを使うか使わないかを問うことが、プロの方の誠意ある仕事ではないかと思いました。
仙台の師匠は敷石全体には「良いですね」と言われましたが、目地のモルタルむき出しの状態については、厳しい意見でした。
「これで仕上げが終わったのですか、ここはムラがたくさんあります。 目地はモルタルの色では色の白っぽい所やセメントの色の所があって、綺麗ではありません。目地を黒くすると立体的に見えます。」
目地のモルタルには「まつほこり」を混ぜると黒い目地を作ることができます。必要であれば送ります。
目地を黒く塗ることは、これからでもできます。薄く塗る時は乾きが速いので「ふのり」をいれます。左官屋さんはよく使っています。
目地コテなどではうまくできません。
目地はあまり深いと枯れ葉などの掃除に難儀をします。目地を掃き出しやすくすることも、そうした道具を使うとできます。
排水にも十分に気を遣わなければなりません。細い目地には目地コテが入らないので「珪砂」を使い、土や塵が入らないようにすることもできます。
その他、たくさんのことを教えていただきました。 まさにプロの知識と技術、使う人の立場に立った考えの素晴らしさです。
「たくさんのお金を支払うのだから、仕上げをきちんとしてもらわないといけませんよ」と話して下さいました。
「石のむろじ」さんは今月25日にいらっしゃいます。しっかり相談し、素敵な石敷き(石畳)を作ろうと思います。
仙台の師匠様は庭師の神様のような方です。有り難うございました。お土産はいりませんので、今度は奥様と一緒に、のんびりと遊びにいらしてください。
お待ちしています
以前拝見させていただいた時はそのままでも素敵だと思いましたが、改めて言われるとそう思います。
一度良いと思ったものを振り返ってもう一度考えてみる事は何に対しても大切なことなんですねぇしみじみ。。。
もうそろそろイルミネーションの時期ですね
素敵なお庭になった所へまた+αで楽しさも増えますね
今年は見に行きたいなぁ