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くずし字字典!

2008年10月27日 | Weblog

 

                           

    古文書とお付き合いを始めて5年目を迎えています。ここ2年は読む力がさほど伸びていません。原因はこうした辞典を面倒くさがってひかなくなったからです。

   最初の3年はお給料をもらって古文書を解読する仕事をしていたので、終日辞典をひいていたのですが、4年目に市の予算がつかず3人、2人と減りついに誰もこの仕事はしないことになってしまったのです。

   そこでその後は「古文書を読む会」など2~3の会に入会して古文書を読んできましたが、どうしても分厚い辞典をひくのが面倒です。結果、予習をしないで学習会に行き他の方から教わってくることになってしまいます。

 

                           

   先日、仙台のしょうこおかあさんからCD-ROM版の辞典が出ていることを教えてもらいました。これがあると「用字」も「用例」もパソコンで簡単に調べることが出来ます。始めて覚えた文字は印刷してファイル(自分の辞書)を作ることができます。ところがこのソフトは29.800円と高価なのです。もう少しお小遣いを貯めないと買うことが出来ません。

   ところが、今日値段などを調べていたら「東京大学」からネット上の「用字辞典」が、「電子くずし字字典」という名前で出されていました。「用例(どのように使われるのか)」を調べることは出来ませんが、一つ一つの文字のくずし字を調べることは出来ました。29.800円の辞典の半分ほどの役には立ちます。しばらくはこれを活用していこうと思います。

 

     電子くずし字字典 (データベース選択画面をクリックして下さい)

 

  

     これは「候」という字のくずし字の1ページ目です。これら全てが「候」という字だということを覚えると良いのです。

   用字だけでなく、用例も含んだ辞典だと、例えば「御座候」とか「御座無候(ござなくそうろう)」等々の様々な使い方も示されています。もし「無」のくずし字が読めないのですが「候」が読めたら「候」をひくと「無」を使った例が出てきて読めると言うわけです。 

  今のままでは忙しくて、じっくり辞典と付き合うことができないのですが、パソコンの辞典だと何とかなりそうです。

   頑張って予習をして学習会に参加できる私になりたいと願っています

   


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