癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

今日は真澄の歩いた跡をたどる!

2006年10月17日 | Weblog

 私は当市の菅江真澄研究会のメンバー、これまで3年欠かさず全国研究大会に参加してきました。 今日は、総勢14名車4台に分乗して、隣の市の見学です。

 

                      移植前                          植後(灯籠の左脇へ) 

   昨日痩せた玄関前の黒松の移植は終わりました。黒松は男松、やはり陽を一杯浴びたくましく育って欲しいです(赤松は女松と言われ、葉に触っても痛くなく、枝振りも文人木風に作ることができます)。

  ちなみに、先日の如斯亭(秋田市)での剪定実技見学会時では、如斯亭の中央に黒松が1本だけあり、周りには赤松がたくさんあります。そこでこの日の庭師さんは、中央の黒松を赤松の剪定のように枝先が柔らかく(長くしなやかに伸び、透いて見えるように)、周りの赤松と調和するよう剪定していました。

   さらに、追加すると、秋田市や能代に黒松はたくさんありますが、もともとは赤松しかなかったのだそうです。防砂林として黒松を移植し増えてのだそうです。能代市の街路樹は黒松です。

     

  灯籠の左に移植、幹(樹)を丈夫にしたかったら枝を切ってはいけないのです。2~3年は放っておくと良いのですが、なかなかそれができず、鋏を入れてしまうのです。

    いずれ、無事冬を越すことができるといいのですが・・・    (常緑樹は梅雨時に移植、モミジなどの落葉樹は葉が落ちてから移植します。)

   今日の現地学習は、ほとんどお寺や神社の見学です

   しかし、庭師の私は宗徳寺(佐竹西家の菩提寺、佐竹氏のお墓の見学の予定)のお庭も、全員が見ることにしてしまったのです(この会の事務局は私ではありません)。

        

        

   さすが、佐竹西家の菩提寺のお庭、お寺そのものは新築されていますが、お庭は本当に古い、この古さ・巨大さには驚き、感動です

   ご住職にはお会いしませんでしたが、イワヒバ、サツキ、松(五葉松)、オモトの鉢がたくさん、本当にたくさんありました。私の予想では、ここのご住職はさほど年齢のいった方ではないと思います。多分年齢は50代ではないかと思います。何故かと言うと、サツキも松もオモトも若いのです、数はたくさんあるのですがまだ趣味を始めたばかりという感じです。丁寧に手入れがされている盆栽です。きっと几帳面な方だと思います。

              宗徳寺のイワヒバ

                        イワヒバとは                       

    ご住職様に、いつの日か、お目にかかることを楽しみにしています

 

      

  こちらは、鳥潟会館(花岡)のお庭です。最初から昼食の会場の予定になっていましたが、見学の目的はお庭ではありませんでした。私はお庭や住宅、茶室などを見たいのですが(見ましたが)、鳥潟家(藩政期は肝入、後博士などを輩出)の墓地の見学が目的です

  現地研修は計画した人によって大きく左右されます

     

   鳥潟家のお墓、古いお墓には屋根が、鳥潟博士が整理されたのでしょう。黒いお墓全部に鳥潟隆三建立と記されています。鳥潟隆三さんは京都大学教授、理学博士です。

   私は、お墓は立派でなくていいけれど玄関前のロードヒーティングと敷石、門だけはちゃんとでかしたいと思います。

   今日の工事は、土を彫り上げ、採石を入れ、展圧し、門灯のための電線埋設用のパイプを入れました。

          

   門灯に灯りがともるのは何時の日でしょうか。素材の石は中国から船に乗ってやってきます。予定では10月中に完成の予定です

 

  

            

 

      

 

  

  

  

 


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