清楚な鹿鳴館ドレスでしょ。
最低視聴率で話題になっていた
「花燃ゆ」の
美和や男爵夫人たちの豪華な衣装にも劣らぬ
この素敵なドレス
実は高校生が製作したものです。
先日行ってきた
岩手県立平舘高等学校家政科学科の生徒さんたちの力作です。
紫根染ではないのですが・・・
この平舘高校は
紫根染のハンカチを卒業生に贈ったり
紫薫枕を地域の高齢者の方々に贈ったり
地域の特産だったムラサキの栽培に取り組んだり
伝統と文化を大切にしている
素晴らしい学校です。
学校の校章には
ムラサキの花と葉がデザインされて
卒業生に贈られる紫根染のポケットチーフには
型染めで校章が染められています。
むらさきの里としても知られる
八幡平市の高校で
講話をお願いされただけでもびっくりぽんなのに
当日の授業には
岩手テレビと新聞社の取材も入り
マイクをつけてカメラをまわされ
もう大変でしたよ
宮沢賢治の「紫紺染について」という話に出てくる
しめった黒い土のことも
石川啄木も愛した
鹿角むらさきの夜具蒲団の話も
興味深く聞いてくれて
問いかけにも素直に反応して
とても好感のもてる生徒さんたちでした。
伝統の紫根染がつなぐ
心温まる貴重な出会いに感謝です。
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