情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

東電事故隠し発覚!?~原子力安全・保安院も騙したのか?同院も共犯か?

2007-07-25 10:02:01 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 

 今日の新聞をみておったまげた。【東京電力柏崎刈羽原子力発電所は24日、新潟県中越沖地震で被災した6号機原子炉建屋の天井クレーンが破損しているのを確認した。原子炉の真上にあり、炉の格納容器や圧力容器のふたをつり上げるための大型装置で、修復の見通しはたたないという。炉内部の容器の傷や装置の状態はふたを開けて目視で確認する必要があり、地震被害の点検が大幅に遅れることは確実だ】(朝日)というのだ!

 この部分については、社民党議員団が調査した際、立入を拒否したところだ!(ここ←クリック)

 何かあるとは思っていたが、こんな重機が破損していたとは…。果たして格納容器自体大丈夫だったのかどうか…。もはや何も信じられない!


 原子力安全・保安院の調査結果にもなかった(ここ←クリック)!

 原子力安全・保安院及び東電は、所持するすべての映像・画像を直ちに公開せよ!

 じゃないと怖くて日本に住んでいられない!

 安倍は何をしているのか!政権交代して、とことんチェックさせるしかない!










★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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きっこの裏日記で暴かれた殺人未遂場面と、柏崎刈羽原発の現地調査報告写真の「隠蔽」と…

2007-07-25 07:43:55 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 きっこの裏日記(←クリック)に、辺野古で平良夏芽牧師が殺されかけたシーンの写真が公開されている。とっても恐ろしい場面だ。政府(あるいはその指示を受けた者)が見えないところで何をしでかすかがよく分かる。光市母子殺人事件の犯人を糾弾する方は、当然、この殺人未遂犯に対しても非難の声をあげることと思われますが、いかがお過ごしですか。いや、まじに、指示した政府に対しても、きちんと、非難の声を上げるとともに大手メディアにこの問題を取り上げるよう働きかけましょう!

でっ、問題は、隠された柏崎刈羽原発の事故現場写真。「隠された」っていうのには、二つの意味がある。

一つは文字通り、原子力安全委員会(←クリック)のウェブサイトで原子力安全・保安院(←クリック)の2007年7月23日付「柏崎刈羽原子力発電所における平成19年新潟県中越沖地震による被災状況等の現地調査結果報告」が探しにくくなっていること。

どうですか?

そもそも、報告した原子力安全・保安院のウェブサイトに掲載されていないといけないのに、こちらには、掲載されていない。

そして、報告を受けた原子力安全委員会のトップページの新着情報に記載すべき内容であるのに、そこにも記載されていない。そのうえ、この報告書が発表された「2007年7月23日(月) 原子力安全委員会 第51回会合」が「次回開催予定」の欄に載ったままになっているのは意図的なものを感じる。これを見ると、「あぁ、まだ、その委員会で発表されたらしい報告書も掲載されていないんだなぁ」と思ってしまう。

そこで、めげずに、「過去の会議資料等」をクリックしてようやく、「第51回定例会議 2007.07.23」が実は、掲載されており、「柏崎刈羽原子力発電所における平成19年新潟県中越沖地震による被災状況等の現地調査結果報告」(←クリック)も掲載されていることが分かる仕組みだ。全国民の関心事といってよい、この原発の状況の報告の公開方法としてあまりに不親切ではないか?


そして、第2に、実際に、この報告書をみておったまげた。現地写真が何とわずか19枚しか添付されていないし、それらについての説明もほぼない…。これでは、「現地調査結果報告」ではなく、「現地調査結果隠蔽」だ。

しかも、冒頭で紹介した「6号機 原子炉建屋オペレーションフロア作業台落下」の写真をみると、原子炉建屋内で、かなり重量のあるものが倒れていることが分かる。その際、周りを傷つけなかったのか?ほかにもこのような場面が隠されているのではないか?不安は募るばかりだ…。

なぜ、撮影した写真の全てを公開するくらいのことをしないのか?

数千万人の命にかかわった出来事の報告書としてはあまりに市民を小馬鹿にしていないだろか。

ちなみに、原子力安全委員会は、【原子力基本法、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法及び内閣府設置法に基づき設置されています。文部科学省、経済産業省等の行政庁からの独立性や中立性が保たれるよう、内閣府に置かれています。原子力安全委員会は、内閣総理大臣を通じた関係行政機関への勧告権を有するなど、通常の審議会よりも強い権限を持っています】というが、その強い権限をぜひ、隠蔽ではなく、公開の方向に働かせてほしい。

私たちの命を預かる委員のメンバーは以下のとおり(敬称略)。ぜひ、頑張ってほしい!


鈴木 篤之 (専門:核燃料サイクル工学) 1971.3. 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
1986.8. 東京大学工学部教授
1993.4. 東京大学大学院工学系研究科教授
2001.4. 原子力安全委員会委員(非常勤)
2003.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

東 邦夫 (専門:原子力化学工学) 1967.3. 京都大学大学院工学研究科博士課程修了
1986.7. 京都大学工学部教授
1996.5. 京都大学エネルギー理工学研究所所長
2001.4. 国立舞鶴工業高等専門学校校長
2003.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

早田 邦久 (専門:原子炉工学) 1966.3. 東京大学工学部舶用機械工学科卒業
1972.12. 米国イリノイ大学大学院エネルギー工学専攻博士課程修了
1973.4. 日本原子力研究所入所
2001.3. 日本原子力研究所理事
2004.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

久住 静代 (専門:放射線影響学) 1972.3. 広島大学医学部医学科卒業
1988.5. 日米共同研究機関・放射線影響研究所臨床研究部副部長
1989.4. 広島大学原爆放射能医学研究所非常勤講師
1996.4. (財)放射線影響協会放射線疫学調査センター審議役
2004.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

中桐 滋 (専門:原子炉構造力学) 1967. 3. 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
1983. 6. 東京大学生産技術研究所教授
2000. 4. 横浜国立大学工学部教授
2001. 4. 横浜国立大学大学院環境情報研究院教授
2006. 4. 原子力安全委員会委員(常勤)











★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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