ときぶーの時間

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少年の顔。

2015-06-27 05:50:10 | 日記
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NO809
昨日、東北地方もやっと梅雨入りした。
去年より21日遅れの梅雨入りだと、地元の友人が教えてくれた。

梅雨はうっとしいから遅ければ遅いほどいいし、短い梅雨だともっといいかな?
今日は松ちゃんと行ったある場所の話を書きます。

僕は一仕事を終えた松ちゃんのトラックに続き車を走らせた。
松ちゃんは急に車を止め降りて来て、その場所に立ち止まった。


良く走る松ちゃん号です。
距離といい、あの重いロールわら餌を積んで走り、故障らしい故障をしないのだから、さすが鉄人の車!凄い車です。

立ち止まったのは、楢葉町を流れる井出川支流の橋の上だった。
松ちゃんは、川面を覗き込みじっと見つめていた。


僕も車を降りて歩き出す時、松ちゃんは振り返り際に「ヤマメがいるぞ!」と、僕を見てそう言った。
その時の松ちゃんの顔は、まさに少年の顔だった。

その声に僕の心も躍り走って行き二人で並んで川面を見た。

綺麗な透明の水の流れに太陽の光が反射して、川沿いの若草が光を得てキラキラと眩しく揺れた。
その時、吹いた風が体を駆け抜け、とても心地良かった。

松ちゃんが言った小さな(10cmくらい)ヤマメが数匹泳いでいる。
若草に覆われ見ずらくなっていた堰堤には「20cmを超えるヤマメが潜んでいるぞ」と松ちゃん。


木戸川、富岡川、いろいろあるが、この井出川はこの界隈では一番きれいな川で、ここの水は飲めると教えてくれた。
今、人が誰も住んでいないから、生活排水も流れていないのでさらにきれいになったと思う。

松ちゃんが小さい頃この川は、魚釣り・川遊びの絶好の川で今でもたくさんの魚が生息しているようです。
震災の年、たった一人で町に残った松ちゃんは、この川でウナギを獲ったと話してくれた。

「今でもなんぼでもいるぞ」と聞き、僕はウナギを獲ってみたいと思った。
正真正銘の天然ウナギです。
捌くとお店で売られているウナギの2~3倍の大きさのウナギもいるそうです。

だけどウナギは捌けないとダメな魚。
やっぱり人が獲るのを見ていた方がいいかな?僕は捌けないので。(笑)

「今年、富岡川に2000匹の稚魚を放流したから、今年は鮎を獲っちゃいけねぇんだってよ」と松ちゃんは言っていた。


鮎釣りが出来ないことに、少し不満げな松ちゃんだった。

しかし改めて原発事故さえなければ、海や川へ行って魚を獲り、山に入っては山菜やキノコを採れたのにと思った。

海には石鯛・鮃・アイナメ、川には鮎・イワナ・ヤマメ。
山にはキノコ、ぜんまい、ワラビ、アケビ、自然薯、特にタラの芽は採っては食べてたっけ。
美味しかった、それは本当に自然のものだったから・・・。
事故以前の町の姿が懐かしかった。

海、山、川と本当に自然に恵まれたきれいな町だったから、原発事故は忘れたいが、忘れられない記憶になった。

やっぱり原発はいらない。
事故を起こす確率は0%ではない。
経済優先というものの、人を重んじる事が出来ない人間ばかりになってしまうような気がしてならない。

戦争へ突き進もうという今の政治、この原発事故をないがしろにして再稼働をねらう今の政治に、強く反対する。

戦争と原発だけは絶対にダメだ!
未来のある日本の子供たちのためにも、絶対に反対です。

今日は以上です。











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