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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト
↑クリックで詳細がでてきます。
配送先は
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO804
彼は愛車の軽トラックから何かを取り出した。
少し離れたところにいた僕には、小さすぎて何だか分からなかった。
彼の手に握られたのは鳥の赤ちゃんだった。
何の鳥か聞いたら「キジだぁ~」と返って来た。
可愛いと思った瞬間、何でキジの赤ちゃんがいるの???と思い、そのいきさつを松ちゃんに聞いた。
「昨日、餌やりしてっ時、強い雨が降ってよ、雨が上がって外に出たら、どこからかピーピーって鳴き声がしたんだよ、それで行ってみたら、こいつがいたんだ」
「親は雛を連れて歩くから、こいつだけ離れてしまって、このままでは死んでしまうべ」と、トラックに付けて帰って来た事を話してくれた。
20分くらいで雨は止んだらしいが、その間軽トラックで雨宿りしていたと松ちゃん。
ずぶ濡れになって震えていたであろうキジの赤ちゃんを、松ちゃんは温かい手で包み連れて帰り、一晩トラックの中で慣らしたのだ。
片手にキジの赤ちゃん。
もう片方には餌として与える玄米を握り締めていた。
松ちゃんは「連れて帰って来たけど、生きるか死ぬか分からねぇ」と言った。
「家には猫もいるしなぁ~」とそっちの心配かいって思ったけど、キジの赤ちゃんは元気そうだった。
キジの赤ちゃんも松ちゃんの手の中で安心しているかのように見えた。
その松ちゃんの次の様子が面白かった。
キジを軽く握り玄米はこぼれないように強く握って家の周りをうろうろしていた。
松ちゃんはとりあえずキジの赤ちゃんを囲うもの、巣になりそうなものを探していたのだ。
巣を作るって言ったって作る時間もないから、みなさんから支援頂いた野菜の空箱を使う事に。
「大きくなって自分で餌採れるようになったら放してやるべ」と、さっきまでは「死んでしまうかも」なんて言ったくせにと思った。(笑)
確かに親鳥と離れた赤ちゃんをそのままにしたら、そこで死んでしまったか?他の動物に食べられてしまっただろうと思う。
松ちゃんは弱っている動物や傷ついた動物を見つけたら必ず助ける。
そこはやはり凄い。
牛の死肉を餌として生きていたが、その餌も無くなり動けなくなっていた犬(その後キセキと命名)を助けた時もそうだ。
一緒にいたカメラマンも「この犬は助からない」と思ったほど、ひどい状態だった。
そのキセキを抱き上げ車に乗せいわきの動物病院へ直行した松ちゃん。
今までにもこんな話はたくさんあるが、今回はキジの赤ちゃんを助けた。
正直、キジの赤ちゃんが自分で餌を食べなければ助からない状況なのかも知れない。
親と離れただけで死を意味する環境の中で、あえて自分の所で命を預かる松ちゃん。
いつも本当にありがとう、そしてご苦労様です。
へたくそな写真でごめんなさい。
ネットばかりはっきり写って中の赤ちゃんがぼやけてしまった。
水飲み場を入れて玄米を入れネットをかぶせて、餌保管している納屋に。
ここならシロもさびも、その子供たちにも手が出せない場所。
キジの赤ちゃん、頑張れ!
自分で玄米を食べ、早く野に帰れるようになってくれ!
今は、それだけを願う。
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少し離れたところにいた僕には、小さすぎて何だか分からなかった。
彼の手に握られたのは鳥の赤ちゃんだった。
何の鳥か聞いたら「キジだぁ~」と返って来た。
可愛いと思った瞬間、何でキジの赤ちゃんがいるの???と思い、そのいきさつを松ちゃんに聞いた。
「昨日、餌やりしてっ時、強い雨が降ってよ、雨が上がって外に出たら、どこからかピーピーって鳴き声がしたんだよ、それで行ってみたら、こいつがいたんだ」
「親は雛を連れて歩くから、こいつだけ離れてしまって、このままでは死んでしまうべ」と、トラックに付けて帰って来た事を話してくれた。
20分くらいで雨は止んだらしいが、その間軽トラックで雨宿りしていたと松ちゃん。
ずぶ濡れになって震えていたであろうキジの赤ちゃんを、松ちゃんは温かい手で包み連れて帰り、一晩トラックの中で慣らしたのだ。
片手にキジの赤ちゃん。
もう片方には餌として与える玄米を握り締めていた。
松ちゃんは「連れて帰って来たけど、生きるか死ぬか分からねぇ」と言った。
「家には猫もいるしなぁ~」とそっちの心配かいって思ったけど、キジの赤ちゃんは元気そうだった。
キジの赤ちゃんも松ちゃんの手の中で安心しているかのように見えた。
その松ちゃんの次の様子が面白かった。
キジを軽く握り玄米はこぼれないように強く握って家の周りをうろうろしていた。
松ちゃんはとりあえずキジの赤ちゃんを囲うもの、巣になりそうなものを探していたのだ。
巣を作るって言ったって作る時間もないから、みなさんから支援頂いた野菜の空箱を使う事に。
「大きくなって自分で餌採れるようになったら放してやるべ」と、さっきまでは「死んでしまうかも」なんて言ったくせにと思った。(笑)
確かに親鳥と離れた赤ちゃんをそのままにしたら、そこで死んでしまったか?他の動物に食べられてしまっただろうと思う。
松ちゃんは弱っている動物や傷ついた動物を見つけたら必ず助ける。
そこはやはり凄い。
牛の死肉を餌として生きていたが、その餌も無くなり動けなくなっていた犬(その後キセキと命名)を助けた時もそうだ。
一緒にいたカメラマンも「この犬は助からない」と思ったほど、ひどい状態だった。
そのキセキを抱き上げ車に乗せいわきの動物病院へ直行した松ちゃん。
今までにもこんな話はたくさんあるが、今回はキジの赤ちゃんを助けた。
正直、キジの赤ちゃんが自分で餌を食べなければ助からない状況なのかも知れない。
親と離れただけで死を意味する環境の中で、あえて自分の所で命を預かる松ちゃん。
いつも本当にありがとう、そしてご苦労様です。
へたくそな写真でごめんなさい。
ネットばかりはっきり写って中の赤ちゃんがぼやけてしまった。
水飲み場を入れて玄米を入れネットをかぶせて、餌保管している納屋に。
ここならシロもさびも、その子供たちにも手が出せない場所。
キジの赤ちゃん、頑張れ!
自分で玄米を食べ、早く野に帰れるようになってくれ!
今は、それだけを願う。