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北朝鮮の水爆

2019年03月20日 | 未分類
 人類社会における最大の兵器は水素爆弾である。
 ウラン235・プルトニウム239を原料とする原子爆弾は、最大で100キロトン=0.1メガトン程度の爆発力しか得ることはできない。
 したがって、それ以上の規模の核実験が行われたなら、それは水爆である。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E7%88%86%E5%BC%BE

 戦後、水爆開発を行った国は、米ソをはじめ英・仏・中のみであるが、実際に実用段階に配備したのは米ソだけである。
 北朝鮮が、2017年、9月3日にブンゲリ地下核実験場で、水爆実験に成功したと報じられているが、確かに、この地震規模がM6.3あることから、これが数百キロトンの爆発力をもった水爆である可能性が強いといわれている。
 https://www.bbc.com/japanese/41139629

 しかし、北朝鮮の技術レベルで、現実に水爆を開発するのは不可能であると思われていて、世界の軍事専門家は、ほぼ確実に、これはロシアの供与を受けた水爆であると考えている。
 下の「北朝鮮水爆」は、二つの膨らみがある形状で、これは文句なしに水爆を意味している。しかも超小型で、極めて高度な兵器というしかない。

suibaku1.jpg


 球体が二つ必要な理由は、大きい方で、起爆用の原爆=超小型プルトニウムを爆発させ、巨大な圧力と熱と中性子を、もう一つの二重水素(重水素化リチウム)にぶつけると、核融合を引き起こすのである。
 中核にはプルトニウム239があり、核反応を推進する力として作用し、外殻には、中性子反射材としてベリリウムが貼られている。さらに圧縮度を高めるため、全体にタングステン合金と劣化ウランが使用されている。

 
 だが、上の写真のような超小型水爆は、技術的には人類最高峰の高度なレベルが要求され、北朝鮮が逆立ちしたって自主開発できるような代物ではない。
 この水爆を製造できる国は、地球上で、アメリカとロシア以外にない。
 推定爆発力は、100~500キロトン(0.5メガトン)と評価する人が多い。
 2017年9月の地下核実験は300キロトンと考えられている。
 https://www.j-cast.com/tv/2017/09/04307547.html

 この水爆には二つの重大な問題がある。
 一つは、これが北朝鮮による自国開発では絶対にありえず、もし供与する国があるとすれば、それはロシアしかないことである。
 中国は、このような超小型核弾頭を開発するには至っていないと評価されているし、また、旧ソ連のウクライナ闇ルートも指摘されているが、これも、世界の最高機密に類する超小型水爆が、マフィア闇ルートの商品として提供される可能性は極めて低い。

 もう一つは、この水爆を上空300キロの「宇宙空間」=これは国家の領土を超えた高さであり、領空を主張できない。ここで爆発させたなら、仮に東京上空であれば、南西諸島や北海道を除く、ほぼ日本全土の電気・電子インフラを瞬時に破壊するEMP爆弾になることである。 
 EMPについては、何度も説明していて、300キロなら死者は出ないが、米軍は、数年で人口の9割が死滅すると評価している。
  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-411.html

 北朝鮮の水爆保有と地下核実験について、もっとも確からしい推論は、ロシアのプーチン大統領が、アメリカとの駆け引きを演出するため、北朝鮮に供与したという推理である。
 つまり、北朝鮮とロシアの結びつきは、ほとんど報道されず、関心も少ないが、実際には、ロシアが北朝鮮と軍事的な取引、連携を行っている可能性が極めて強く、ロシアは、日本の米軍軍事圧力に対し、北朝鮮を前線基地として利用しようとしているとしか考えられない。

 私は、何度も書いてきたが、北朝鮮が日米と戦争状態になれば、おそらく、この水爆を日本上空300キロでEMPとして爆発させる可能性が強いと思っていて、これまで行われた弾道ミサイル実験も、すべて、この目的にピタリと寄り添った性質のものであった。つまり、日本上空300キロの弾道通過は、まさにEMP爆弾の予行演習である。

 現代の戦争は、EMPとドローンによって行われ、いわゆる昔ながらの艦船と航空機による大艦巨砲主義は、まったく役に立たないといわれている。
 戦争の初期に、人的被害を伴わないEMP攻撃が行われ、電子・電気インフラが壊滅したところで、ドローンが何万機で雲霞や飛蝗のように押し寄せてくるイメージである。
 だから、旧来の兵器群や運送手段、いわゆる兵站は、ほとんど役に立たなくなる。しかし、ドローンの運搬輸送は、北朝鮮のオンボロ木造漁船でも十分なのだ。

 北朝鮮の背後霊は、プーチンロシアである。ロシア首脳は、領土拡張が死ぬほど好きなので、私は、北方領土交渉の背後に、実は、ロシアは北方領土を返還するどころか、北海道を領有したいと強く願っているのではないかと疑っていた。
 それは、ちょうど出口王仁三郎の予言とも合致している。
 http://fs-astrology.com/archives/2708

 出口によれば、北海道から三陸に押し寄せ、東京には核爆弾が落とされるらしい。もし、北朝鮮が、中国ではなく、ロシアの飼犬であったなら、ここでEMPが炸裂するわけだ。
 何度も言うが、EMPで「ただちに影響はない」(枝野が喜びそうだが)のだが、あらゆる電子・電気インフラが壊滅する=つまり回路のコンデンサやコイルが焼き切れてしまうので、これを元通りに復旧するには、天文学的な資金と努力が必要になる。
 もちろん、スマホも携帯も、基地局も、電気インフラも壊滅するのだ。

 だから、水道もガスも電気も利用できなくなるので、井戸水や河川表流水を飲んで、山林の落枝などを燃しながら生活するしかない。懐中電灯も電池が切れるから、夜はランプが使えれば上等。
 一番マズいのは石油が失われるので(それも、爆弾投下後24時間程度だ)移動手段が使えなくなり、せいぜい自転車に頼ることしかできない。
 多くの人が、飲料水と食料を失って餓死渇死してゆく。ペースメーカー装着者なんかイチコロ、透析者も三日程度だろう。
 米軍が、数年で9割が死ぬと予告した通りだ。要は、明治時代までのライフスタイルに強制的に戻ることになる。こうなると、キャンプ生活の体験が、もの凄く役立つだろう。
 
 このように考えると、水爆攻撃が、広島や長崎への核攻撃のように、地上の人間を焼き尽くし、破壊し尽くすようなやり方をすれば、必然的に世界から凄まじい報復を受ける。報復として、平壌にも水爆が落とされるのは確実であろう。

 しかし、EMPの場合は、直接死者は出にくいのだから、反撃も受けにくい。ちょうど、東電がフクイチ事故で、数百万人以上の被曝死者を出しても、数十年というスパンなので、「フクイチ事故では一人も死んでません」と嘯くことに似ている。
 EMP水爆では「一人の死者も出さない」と嘯けばいいのであって、数年後の大量死など、いくらでも誤魔化しがきくのだ。安倍政権のように……。

 北朝鮮金王朝も、トランプも、どちらかといえば有言実行型なので、これまでの北朝鮮による弾道ミサイルと核実験の履歴を見れば、着実に、日本上空のEMP核爆発に向かっていると考えられるだろう。  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93

 そこで、我々の対策としては、EMPが爆発しそうなときの行動を考える必要がある。
 それは、北朝鮮に対する宣戦布告があれば一発だが、朝鮮戦争が休戦していないのだから、布告もないままに始まってしまう可能性さえある。
 国際情勢に目を凝らして、戦争が始まるタイミングを観察していないといけない。
 https://www.sankei.com/column/news/170304/clm1703040007-n1.html

 EMPは莫大な磁力線を発して、導電体に巻き付くことで、電気を発生させ、とりわけ、導電回路の長い、コンデンサやコイルをサージ電流が乗ることで焼き切れてしまうわけだから、電源が入っていなければ助かる可能性もあり、不要な機器は、電源を切断しておけば被害が軽減できる。
 しかし運転中の車は、とりわけ電気稼働車は強い影響を受ける可能性が強い。つまり、回路が焼き切れるので、ブラックボックス化された部品はお手上げになる。
 また太陽光発電システムも、発電素子が無事ですむとは思えない。全部焼き切れる可能性の方が強い。EMPの影響を受けないソーラーパネルは存在しない。

 私が、このブログで、繰り返しEMP攻撃を警鐘しているのは、以上のような事情があるからだ。
 ある日、突然、現代文明は消える。スマホが焼き切れる。テレビも写らない。ラジオも聞こえない。車も止まる。
 信じられないような静寂と光のない暗黒がやってくる。

 こんなときに何をしたらいいのかは、普段から対策を考えておかないと、右往左往することしかできない。もちろん公的機関による救援はアテにできない。
 私は山村に住んでいるので、放射能汚染がない限り、水は自由に手に入る。井戸もある。 数ヶ月の食料備蓄もある。石油ランプも数ヶ月分の灯油とともに備蓄してある。燃料は裏山から取り放題だ。竈も作ってある。

 余分なモノを持つことが嫌で、備蓄を一切拒否している人=トヨタのカンバンシステムみたいなライフスタイルの人は、大震災や傘下のデンソーなどで事故が起きたとき、トヨタ本体がどうなったか、思い出してみればいい。
 https://minkara.carview.co.jp/userid/205797/blog/21886204/

 まずは、想像力を働かせ、具体的なシュミレーションを、これでもかというくらい、たくさん行うことが必要だろう。
 非常時の引き出しを、どれくらいたくさん用意しておくかが生存のための鍵になる。
 戦後70年以上、平和な世の中が続いて、大半の人が戦争を知らず、「そんなもの起きるはずがない」と思いこんでしまっている。

 だが、私は安倍晋三政権が登場したとき、この男が登場すれば、必ず日本は戦乱に叩き込まれると確信を抱いた。
 安倍のやることなすこと、すべて戦争への道である。彼は、平和憲法も改悪し、自衛官を戦場に連れ出そうとしている。
 世界は戦乱の渦に呑み込まれている。中東における戦乱は、ユーラシアを浸透し、東アジアにも、激しい戦争を引き起こそうとしているのだ。