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 あの東京電力から送り込まれた、県民健康調査検討委座長=星北斗が自民党から参院選に立候補

2021年12月19日 | 未分類
 福島県の東電原発事故前=2010年度までの小児甲状腺癌の発症率は、100万人あたり0.5人(世界標準)だったといわれる。
 だが、東電巨大放射能事故後、県下18歳以下、30万人の子供たちの甲状腺を直接検査したところ、約300名の甲状腺癌患者が発見された。
 うち、表に出ただけで219名が甲状腺癌切除手術を受けている。

 (2015年度国立がんセンターの統計では、日本全国の19歳以下の甲状腺がんの発生率は10万人中0.367人 100万人では3.7名だが、これはフクイチ事故後の福島県を含めた発症例である)

 2021/07/23  福島の小児甲状腺がん287人〜事故10年で1万人に6人手術
 https://www.ourplanet-tv.org/40600/

 100万人のうち0.5人しか起きない小児甲状腺癌が、30万人で300名、100万人あたりにすれば、実に世界標準の2000倍の発症率である。
 ところが、福島県の設けた「県民健康調査会議」では、座長である星北斗が、
「原発事故とは何の関係もない。たまたま検査機器の性能が上がったことで、発見する必要のない甲状腺癌まで発見しただけで、放置しても何の問題もない」
 という信じがたい強弁を続けて、原発事故との因果関係を否定している。

 福島の甲状腺がん「放射線影響考えにくい」 国際研究会 2014年2月24日
 https://www.nikkei.com/article/DGXNZO67281080T20C14A2CR8000/

 東京電力福島第1原発事故の健康影響を議論する環境省や福島県立医大などが主催の国際研究会が23日、都内で3日間の日程を終え、これまで福島県で見つかった33人の甲状腺がんについて「放射線の影響は考えにくい」との結論をまとめた。

 研究会では、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故では4~5年後から周辺の子供たちの甲状腺がんが増加し、事故時0~4歳の小さい子供ほどがんになるリスクが高かったと報告された。

 福島の甲状腺がんは事故後3年以内の発見で、乳幼児のがん患者もいないことなどから、高性能の機器を使ったことで、これまでは見つけられなかった症状の無い患者を見つけた可能性が高いとした。

福島県が事故後、県内の18歳以下を対象に実施している検査で、33人の甲状腺がんが見つかっている。〔共同〕
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 引用以上

 国連WHOやIAEAには、アレバ社(フランス電力)など国際原子力村から委員が送り込まれていることが知られているが、彼らは原発の利権を守るため、原発放射能が無害であるとの詭弁を宣伝するのに必死である。
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030901138&g=int

 彼ら(世界原発村)の主張は、
 【甲状腺がんに関して「子供や胎児を含めあらゆる年代で、被ばくによるがんの増加が確認されることは考えにくい」と指摘。診断例が増えているのは「高精度のスクリーニングにより、甲状腺の病変が従来考えられていたより多いこと」が判明したため】

 だが、「高精度の検査機器によるスクーリングによって、いきなり2000倍もの甲状腺癌が発見された」とする彼らの主張は、実に滑稽である。それなら、原発事故以前のスクーリングは、江戸時代製の器材でも使っていたのか?
  
 がん専門医が語る福島の真実 2020/03/12 中川 恵一 東京大学医学部附属病院放射線治療部門長
 https://ieei.or.jp/2020/03/special201706034/

【福島では、もともと子供たちが持っていた「無害な」甲状腺がんを、精密な検査によって発見しているにすぎません。がんが「増加」しているのではなく、「発見」が増えているのです。
 県民健康調査検討委員会の評価部会も「小児甲状腺の多発と放射線被ばくとの関連は認められない」とする中間報告を公表しています。国際原子力機関や国連科学委員会といった国際機関も同様の報告を行っています。

 小児甲状腺がんの検査は東京で行っても、福島と同じ割合で患者が見つかります。そもそも、すべてのがんが、放置すればどんどん大きくなって命を奪う病気というわけではありません。とくに甲状腺がんは、微小なものまで含めると、ほとんどの高齢者が持っているといわれます。

 お隣の韓国では、甲状腺がんの検診が拡がってしまい、20年間で発見数が15倍に増えました。しかし、死亡数は減りません。もともと、このがんで命を落とすことが極めてまれだからです。
 一方、がんと告知されれば、精神的ダメージもありますし、甲状腺の全摘手術を受ければ、一生甲状腺ホルモンを飲むことにもなりますから、マイナスの方が大きくなるでしょう。甲状腺がんの検診は「無駄」というより、「してはいけない」と言えるでしょう。】
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 引用以上
 まさに、後世、原子力産業に買収された御用学者=詭弁の代表例として残るのが、上の屁理屈である。東京大学は東電から、年間30億円を超える研究費の援助を受け続けている。それは原発事故後も変わっていない。

「発見してはならない甲状腺癌」と中川恵一がこの上なく陳腐な屁理屈を述べているにもかかわらず、県民会議の専門家、鈴木眞一は、発見された甲状腺癌確定者の8割以上について手術が必要だった述べた。(後に、鈴木眞一は、県民会議を追放された)
 https://www.ourplanet-tv.org/40015/

 理由は、集団検査で発見され、診断の確定したた大半の甲状腺癌に、肺やリンパ節への転移が認められたからというもので、甲状腺癌は「発見してはならない」どころか、放置すれば死に至る恐ろしい現状だった。
 
そして、福島県における18歳以下、30万人の一斉検査で、そのときは発見できず、数年後に、癌が確定した患者は、増える一方だ。

 2015/02/11 - 07:22  2年前「異常なし」の8人が甲状腺がん〜福島県全体で117人
 https://www.ourplanet-tv.org/39309/

以上の、原発巨大事故を引き起こした東京電力の利権に寄り添って、甲状腺癌多発を隠蔽し、「甲状腺検診は必要なかった=原発事故放射能汚染は、甲状腺癌と無関係」と決めつけてみせたのが、福島県健康調査検討委員会、座長の星北斗である。

 その星北斗が、東電とがっちりタッグを組んで、原発事故被害を隠蔽、歪曲、否定してきた自民党福島県連から来季参院選に出馬すると報告された。

 【参院選2022】県民健康調査検討委座長が自民県連の出馬要請を受諾 揺らぐ検討委の中立性 2021/12/19
 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-611.html

 来夏の参議院議員選挙に向け、自由民主党福島県支部連合会(県連)が福島県医師会副会長で県民健康調査検討委員会の星北斗座長(星総合病院理事長)に出馬を要請。
 星氏は18日午後、郡山市内で受諾を伝えた。

 県連会長の根本匠代議士が「即戦力だ」と絶賛するあたり、星座長の委員会運営が、原発事故後の被曝リスクに関する政府自民党の意向に沿ったものであったかが良く分かる。
 委員会の中立性も揺らぎかねない。県連は週明けに党本部に公認を申請。年内にも出馬会見を開く予定という。一方、立憲民主党は女性の擁立を視野に新人擁立の準備を進めている。

 【「評価うれしかった」】
 郡山市内のホテルで行われた「第26回参議院議員通常選挙福島選挙区における出馬要請式」に出席した星氏。県連幹部たちに三顧の礼で迎えられた。

 県連幹事長の西山尚利県議に「星北斗様には一週間にわたりまして時間をとっていただきまして誠にありがとうございます。先週土曜日、11日に第26回参議院議員通常選挙福島選挙区における自由民主党公認の最適任者として強い決意をもって星北斗さんに出馬を要請致しました。
 本日改めて出馬を要請致します。ご回答をお願い致します」と振られる形で、次のような表現で受諾を伝えた。

 「本日はありがとうございます。先週要請をいただき、熟考してまいりました。私にできることをしっかりさせていただく。福島県の役に立つ。それをここに誓って出馬を受け入れたいと思います。よろしくお願い致します」
 セレモニーは4分足らずで終了。続いて行われた囲み取材で、改めて出馬を決めた理由を語った。

 「要請を受けた時にも申し上げましたが、震災以降、一生懸命やってきたことを評価されて、そして『お前にできることがあるはずだ』と言っていただいたことを、本当にうれしく思ったという表現を使わせていただきましたが、本当にそう思いました。そしてわたしまだ57ですので、これから精一杯です、この力を福島県のためにという想いに立って、そして出馬をさせていただく…非常に重い決断であることは分かっていますが、そういう決断をさせていただきました」

 テレビ局記者から具体的な公約について問われたが、星氏は「具体的な公約を公表する段にはありませんが、先ほど来おっしゃっていただいているように、県民の健康、特に子どもたちの健康の問題。そして街の様々な資源を活かした街づくり。人口が増えるような、そんな県土。そういうものをつくっていきたいというのが基本的な考え方です」と答えるにとどまった。

 自民党県連幹部に三顧の礼で迎えられ、出馬要請受諾を伝えた星北斗氏。県連会長の根本匠代議士は「即戦力だ」と絶賛した=郡山ビューホテルアネックス「山桜」

 【座長職「関係者と相談」】
 参院選には捲土重来を目指す岩城光英氏(元法務大臣、2016年7月の参院選で落選)も出馬を模索しているが、西山幹事長は「県連としては星さんを選んだということ」としたうえで、「ちょっと生意気だけど、最初からわれわれは、福島県のために複数期にわたって活躍できる人材を育てるんだ、育成するんだと。それが大原則だった。それに復興創生もまだこれからですし、県民の健康とか子どもたちの健康もこれからも守っていってもらいたい。
 やっぱり福島に愛着がないと駄目。そういった観点から、どちらかというと医療の色が強いが、われわれが最適任だと福島のなかから選定させてもらった」と星氏擁立の理由を語った。

 県連会長を務める根本匠代議士は、受諾を受けて「即戦力だ」述べた。
 「非常に熱い想いで決断していただきました。受諾をしていただきました。心から御礼を申し上げます。なぜ星さんを擁立したいと考えたのか。2点申し上げたい。1つは東日本大震災以降、福島県民の命を預かり、健康を管理してきた。星北斗さんが中心となって県をはじめ行政当局と、そして医療関係者を束ねてしっかりと制度を作り上げた。

 そして分かりやすい納得のできる説明責任を果たしていただいた。そしてコロナ対応。行政当局と医師会を中心に関係団体と中心になって協力して引っ張ってきた。この医療提供体制、福島県は非常に優れた医療提供体制を作り上げていただいたと思っています。その意味でこの間の星北斗さんのリーダーシップ、そして制度を作り実現をする政策調整能力、政策実現能力、これがまさに参院候補として即戦力だと思っております」

 星氏は福島県医師会副会長を務めるとともに、医師会から推薦される形で県民健康調査検討委員、そして委員の互選で座長を務めている。筆者は囲み取材で質したが、星氏は「すぐにここで辞めるとか辞めないとかではないと思いますので、関係者ときちんと話をしたうえで然るべき対応をとりたいと思います。具体的な様々な役職につきましても皆さんと相談したうえで適切に対応したいと思います」と答えるにとどまった。

 星座長の運営を巡っては委員会内外からの批判も根強い。委員会後の記者会見ではリュックを抱えたまま臨み、終了と同時に会場を飛び出したことも

【10月に再任されたばかり】
 実は、星氏は10月15日に開催された第43回委員会で座長(任期2年)に再任されたばかり。「もうこりごりだ、という想いが全く無いと言えば嘘になるかもしれない」、「非常に大変で疲れる仕事」と筆者に語ったこともあるが、2013年から山下俊一氏から引き継いで4期8年にわたって座長を務めてきた。

 今回が5期目となるが、出馬となれば「医師会副会長も含めて辞めなければならない」(県連幹部)。ではなぜ10月の委員会で座長就任を断らなかったのか。水面下での打診があったはずだ。
 星氏は「そんなことを言われてもその時には全くこの話はなかったわけだから。もうちょっと早く言ってくれれば対応の仕方もあったのに」と筆者に苦笑交じりに答えただけだった。

 「『県民健康調査』検討委員会設置要綱」では「座長に事故があるとき又は座長が欠けたときは、座長代行が、その職務を代理する」と定められている。筆者は、座長代行を務める稲葉俊哉委員(広島大学原爆放射線医科学研究所教授)への相談や報告についても問うたが、星氏は「相談したのは家族だけ」と回答。他の委員への報告に関しても「その義務があるのかないのか分からないけど、県と相談します」と答えた。

 星氏の出馬について、県民健康調査検討委員会をウォッチし続けている医療関係者は「熟慮した結果、出馬要請を受諾したというような形になっているが、周到に準備されたものでしょう。福島県医師会報の12月号では旧民主党政権を批判しています。まるで立候補表明のような特別寄稿です。検討委で環境省の言いなりになっていたのも選挙のためでしょう。自民党支部の会計担当もしていたようですし…」と検討委の中立性について疑問を呈している。

 参院選まで半年以上あるが、いち早く名乗りを挙げた自民党。一方の立憲民主党は女性を軸に新人候補の擁立を模索しているという。共産党関係者は「野党共闘を前提に準備を進めている」と話しており、元職の岩城氏が非公認で出馬すれば参院選は星氏、岩城氏、野党共闘候補、現職の増子輝彦氏(無所属、自民系会派に所属)による争いになりそうだ。
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 引用以上

 これで、星北斗が、原発事故を受けた県民健康調査会議で、一貫して原発事故と、事故前の2000倍にも上る甲状腺癌多発の因果関係を徹底的に否定し、検査機器のスクーリング精度のせいと決めつけてきた、本当の理由が、自民党と東電の友好関係にあったことがあからさまに暴露された。

 星北斗の参院選立候補の選挙運動資金には何の心配もいらない。バックに東京電力がついて、数十億円の単位で資金援助し、運動員も東電社員が動員されることが確実になったからだ。

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 追記
 12月16~18日、全国的な規模で、とりわけ日本海側中心に、空間放射線量のスパイクピークが現れた。
 https://www.erms.nsr.go.jp/nra-ramis-webg/

 以下は、東大阪観測点のもの


senryou01.jpg

  
原子力規制委員会のモニタリングデータは、操作され改竄されている可能性があるので信用できず、さまざまなデータを確認したが、結局、スパイク状ピークしか確認できなかった。
 もし、原発由来の放射能漏洩であるなら、継続的なカーテン状の異常線量が確認できるはずだ。
 それで、結論として、冬型気圧配置で、流れ込んできた寒冷気団にラドン(ビスマス214)などが雪雲に溶け込んで降下したものと考えた。

 ラドン222の半減期は4日以下で、ビスマス214に壊変し20分程度で消えてしまう。上空に、ラドンが滞留すると数日間は、ビスマス214が生成され、雨水に溶け込んで、609Kの強いガンマ線を出し続ける。
 降雨時に、一時的なガンマ線スパイクピークが出る原因になっている。

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 追追記

 先ほど送られてきた写真 モンゴルの人が本日、東京から大阪にバス移動したときに車窓から撮影

20211219jisinkumo.jpg

 私は45年間地震雲の観測を続けてきたが、こんなすさまじいのは初めて見た
 数日中にM9クラスがおきる可能性があるかもしれない

 追ってきた写真 薄いが帯雲が写っている
 202112192jsin.jpg