もう多くの人たちが忘れてしまっているが、今でも、フクイチ事故による巨大な放射能汚染が起きた福島県で、子供たちに年間20ミリシーベルト(世界は1ミリシーベルト限度)もの被曝を容認して、安全地帯に移住させないで、放射能汚染のなかに閉じ込めて育てる、自民党と原子力産業による「教育プロジェクト」という名の極悪犯罪が進行中である。
分かりやすく説明してくれるサイトはないかと探したが、ウィキも含めて削除されてしまっている。いろいろ見たが、兵藤正俊氏の説明が本質を突いている。
エートス・プロジェクトとは何か/ミッシェル・フェルネックス 2013年8月27日
http://m-hyodo.com/atomic-energy-26/
福島エートスとは何か。これを考えてゆくと、福島原発事故が日本一国の問題ではなく、まして東電という一民間会社の問題ではないことがわかる。
世界の原発の背後には、巨大で強力な国際原子力ロビーが控えており、3.11以降の日本の首相はほとんどかれらのいうままに動いたことがわかる。
福島エートス・プロジェクトの定義は、反福島エートス・プロジェクトの闘いを闘っている竹野内真理に語らせるのがもっともいいだろう。彼女は8月25日のツイッターでこのように語っている。
「子供だけは助けて!」と懇願する母親の声を無視し、中国の母子をガス室に入れて観察を続けた731部隊は、福島エートスと重なる。実験が日常生活・環境と融合し時間軸が間延びしていること、毒が化学物質でなく放射性物質であること、それが広範囲に存在しまだ拡散途中であることを除いては」
8月21日のツイート。
「おかしな誹謗中傷をするbuvery氏が福島エートスを主導している。こういう人物が中心になって、福島が安全だから居続けて、除染しなさい、逃げずに福島で健康診断受けなさい、測定して地元のものを食べなさいという子供まで犠牲にするエートスを進行中だ。犯罪者である」
8月20日のツイート。
「今このページが人気No1です!知っていてエートスの伴教授 Open Questions by Mari Takenouchi: 東京医療保健大学へ伴信彦教授(buvery)の素行について公開質問Question to Prof. http://bit.ly/15rabAW 」
8月19日のツイート。
「Save Kids Japan : III チェルノブイリのエートスが福島にDeadly ETHOS Came to Fukushima… http://bit.ly/15rbBvq エートスサイトが人気一位に。必見動画入りです」
脱原発は、単純に電気や環境の問題ではない。原発には、反動家の核保有の野望が絡み、また国際的な原子力マフィアの利権が絡んでいる。さらに全体に米国が深い影を落としている。
わたしたちの目につきやすい現象としては、金曜日官邸前の抗議活動にも、福島エートスは最初から姿を現していた。反福島エートスを排除する、擬制の抗議行動として。
現代の権力の弾圧は、60年安保や全共闘運動の弾圧のような、機動隊を使ったわかりやすい形はとらない。
むしろ大衆に先回りして擬制の抗議活動を起こす。機動隊とも連携して秩序を守り、政府との擬制の対話で運動を内部から潰す。
2012年10月30日 / 2014年12月11日
http://m-hyodo.com/atomic-energy-99/
http://m-hyodo.com/atomic-energy-98/
現在、日本の政治の貧しさをもっとも深部にわたって表しているのは、福島エートス・プロジェクトの活動である。その政治の貧しさは、政府の棄民政策からくる貧しさといってもいいものだ。
それでは福島エートス・プロジェクトとは、いったいいかなるものか。『カレイドスコープ』がこの活動の内容をわかりやすく説明している。
「エートスの「復興プログラム」を、日本の、あるいは福島の日常的観点に照らして言えば、こんな表現になるのでしょうか。
住宅ローンが残っているとか、稼ぎ手の就職先が地元でないと見つからないとか、さまざまな経済的な理由、あるいは、何が何でも故郷に残って復興に尽力したい、という理由などから、放射能汚染されていて線量の高い地域に住み続けざるを得ない事情のある人たちに、汚染された環境に合わせた生活をさせる、というもの。
放射線防護対策に重点を置くのではなく、『環境はもう汚染されてしまったのだから仕方ない』という考え方がベースになっており、復興のプロセス(住民たちは、そう信じている)にある人々に、それでは、すぐに変えられないものは、とりあえずはそのままにしておいて、生活者のほうが暮らし方を高線量地帯での生活スタイルに合わせ、当然、食生活、農業の方法なども合わせていく、という概念。運動」(引用終わり)
入り口はこれでいいだろう。しかしこのままだと、福島エートス・プロジェクトをずいぶんと間抜けな運動と誤解する人が出てくるかもしれない。この運動はもっと深刻で犯罪の臭いがするものである。
国際原子力ロビーと共犯関係にある国連の諸機関(IAEA, WHO, UNSCEAR, ICRPなど)が総動員されている福島エートスプロジェクトの目的は、牟田おりえの「エートス・プロジェクトについて」(市民と科学者の内部被曝問題研究会)にわかりやすくまとめられている。
エートス・プロジェクトの目的は、当事者に語らせるのが一番いいだろう。
文中のジャック・ロシャールは、福島エートス・プロジェクトの中心人物である。ICRP(国際放射線防護委員会)第4 委員会委員長を務める。
テリー・シュナイダーは、ロシャールと共同でプロジェクトを進めてきた人物である。CEPN(放射線防護評価センター)に所属している。
1 福島エートス・プロジェクトの目的は、原発事故の放射能による悪影響を極力少ないものに見せるようにすることである。
2 また、このプロジェクトの目的は、住民主導で放射能汚染地域に残ることを選択したように見せかけるものである。そして住民を安全地帯に移住させるコスト、賠償コストを切り下げるのである。
3 福島エートス・プロジェクトは、住民が汚染地域で住み続けることを前提にしている。(ロシャールのプレゼン)。住民を高濃度汚染地域に住み続けさせることを目的とするが、押しつけではなく住民主体の放射線防護運動に見せかけること。(シュナイダーのプレゼン)
********************************************************************
引用以上
エートス運動は、フランス原子力産業の代理人であるジャック・ロシャールとテリー・シュナイダーらが、世界の原子力産業の利権代弁者としてのIAEA・ICRP・WHO・UNSCEARなどと共謀して、放射能汚染事故を起こした原子力産業の利権を守る目的で生み出した。
汚染地域の住民に起きている被曝被害を小さく見せかけ、安全地帯に移住させず、被曝許容限度を勝手に20倍にも引き上げて、子供たちを放射能の檻に閉じ込めたまま、あたかも被曝被害が起きていないかのように情報操作し、原子力産業に対する賠償義務を矮小化するための運動である。
これを福島で行っている代表者は、安東量子、伴信彦(東京医療保険大学教授@buvery)らといわれているが、ネット上から、なぜか多くの情報が削除されているので、全体像を知るのは難しい。
以下は、安東量子がエートスとの関連について述べているブログ。
https://synodos.jp/opinion/society/2578/
エートス運動を支持するかしないかは、反原発に対する姿勢がホンモノかニセモノかを見分ける極めて象徴的なフィルターである。
エートスへの支持者として、首都圏反原発連合(反原連)野間易通、ジャーナリストの江川紹子、政党としては日本共産党、自民・維新・国民・立憲の一部もそうだ。
エートスプロジェクトを支持することは、原発の利権を守る推進側に与していることを意味する。どういう理由で、野間易通がエートスを否定しないのか、調べたが情報が削除されていて分からない。しかし、冒頭に紹介した、兵藤正俊氏が野間の姿勢を激しく批判している。
兵藤氏は、野間らの反原発運動について、「擬制の抗議運動」と言っている。つまり、ロシアと同じようなヤラセ→偽旗作戦という意味だ。
実際に、福島の被曝を容認するかのような反原連は、反原発運動のガス抜きとして、原発推進側が画策したものではないかという疑念を捨てることができない。
野間は、私がツイッターで7万のフォロワーを抱えていたときも、私を理由不明で攻撃し続けた。福島県民の避難呼びかけを問題にしていたようで、どうも福島県民の被曝を軽視、矮小化しているのではないかと思えてならない。
江川紹子は、実父が産経新聞社の原発村御用記者だったせいか、完全に原発推進組のジャーナリストとしての地位を不動のものとし、安東量子を持ち上げて、福島の子供たちを移住させないで被曝させ続ける、エートス運動の大きな役割を果たしてきた。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1571.html
その江川紹子は、日本共産党の支持者といわれるが、その共産党福島県連もまた、エートス支持で有名だったが、なぜか関連情報がネットから削除されている。
共産党にとっては、隠しておきたい情報なのだろうか?
しかし、日本共産党がエートス運動を支持するには、大きな理由がある。それは、60年前の原水禁・原水協分裂問題である。
https://repository.tku.ac.jp/dspace/bitstream/11150/407/1/genhou19-05.pdf
1959年、未曾有の国民的反核運動として戦後大衆運動のピークをなした原水禁運動だが、1959年、自民党が脱落し、1961年、ソ連の核実験再開を容認するか否かの問題で、日本共産党が「社会主義国の核実験は正しい」と決めつけて、アメリカの原爆を否定するが、ソ連や中国の核実験を容認するという姿勢の「原水協」をでっちあげて、原水禁運動を分裂させた。
これが、戦後最悪の日本共産党による「大衆運動潰し」だった。以来、60年間にわたって、日本共産党は、一度も「原水協運動が間違っていた」と、自己批判の総括をしたことがない。
だから、日本共産党にとって、社会主義国の核開発を容認するという方針は、未だに生き続けているのである。
だから、日本共産党は、原発問題についても、一度として原発即時完全廃止を主張したことはない。以下は、中央委員会の原発に対する公式の政策である。
https://www.jcp.or.jp/web_policy/2019/06/2019-bunya30.html
「無謀な原発の再稼働と輸出をやめ、「原発ゼロ基本法」の実現と福島原発事故被害者への全面賠償を」というスローガンには、原発存在を本質的に否定する意思は見えない。
大衆に迎合して「原発ゼロ」を謳ってはいるが、「社会主義国の核開発は正しい」と主張し続けた日本共産党の基本方針を否定するものではない。
だから、被曝地福島で、「子供たちを安全地帯に移住させないで、被曝させながら育てる」というエートスプロジェクトに賛成しているのだ。
つまり、日本共産党が仮に政権を得たなら、原発を存続させる含みを十分に残している。共産党が核兵器反対というのは、大衆世論に迎合した一時的なものであって、政権と取れば、核開発しますよと表明しているようなものだ。
エートスプロジェクトを容認するということの意味は、核開発を容認するということなのだ。
エートスの本質を突いた論評は、たくさんあるが、ほとんど顧みられていない。私もブログにたくさん書いたが、「いいね」も少なかった。
みんな、エートスの本当の意味を理解していない証拠だ。それは、科学技術への盲目的信仰の上に作られた虚構なのだ。
「科学が人類を救う」との宗教的妄想の意味を、誰もきちんと理解できていない。「科学が人類を滅ぼすかもしれない」という本質を理解できていないのである。
チェルノブイリから福島へと広まる「エートス計画」とは何か? (コリン・コバヤシ 『DAYS JAPAN 2014.6』 より)=原子力翼賛など、とんでもないことだ 2014年5月20日
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/20146-500a.html
https://echoechanges-echoechanges.blogspot.com/2014/03/j.html
https://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/Fukushima_ethos.html
福島では、いま国際原子力ロビー(原子力推進連合体)によって「エートス」プロジェクトが進められつつあります。(エートスとは、「いつもの場所」を意味し、転じて習慣・特性などを意味する古代ギリシア語。)
福島での実行団体である「福島のエートス」(ETHOS IN FUKUSIMA)は、会則の目的に「本会は、ベラルーシでチェルノブイリ事故以降行われたエートスプログラムを参考としながら、住民が主体となって地域に密着した生活と環境を回復させていく実用的放射線防護文化(以下エートス)の構築を目指す」とあります。
一見すると、良いことを目指しているようにも取れますが、ベラルーシのエートスプログラムには、原発事故の被害を極力小さく見せること、住民が移住しないことを自主的に選んだように見せかけながら住民を留まらせたことなど、国際原子力ロビーの恐ろしい意図が隠されていました。
**********************************************************************
引用以上
エートス運動は、日本最悪の大ウソつき、安倍晋三政権によって導入された。安倍は、2020東京オリンピックを誘致するために、フクシマの原発事故には、たいした被害が存在しない、それは完全に「アンダーコントロール」だと、誘致の場で世界に向けてデマを嘯いた。
そして、アレバ社の御用学者だったジャックロシャールや、東電子飼いの伴信彦らを集めて、被曝地福島の檻のなかで子供たちを逃がさないで閉じ込めておくエートスプロジェクトが推進された。
安倍政権は、福島における発癌や心筋梗塞など、あらゆる被曝病のデータを改竄し、矮小化した。それは公的統計の基幹である人口動態統計にまで及んでいる。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1682.html
だが、福島県における被曝誘発癌の潜伏期間は、おおむね10年~なので、すでに潜伏期間は切れて、大規模な発癌の時期に来ている。
とりわけ、乳癌、甲状腺癌が爆発的に増える時期なのだが、公的統計には、なぜか表れない。役人たちが、原子力産業を守るために必死になって情報を操作、隠蔽しているのだ。
それでも癌が激発する!
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1429.html
分かりやすく説明してくれるサイトはないかと探したが、ウィキも含めて削除されてしまっている。いろいろ見たが、兵藤正俊氏の説明が本質を突いている。
エートス・プロジェクトとは何か/ミッシェル・フェルネックス 2013年8月27日
http://m-hyodo.com/atomic-energy-26/
福島エートスとは何か。これを考えてゆくと、福島原発事故が日本一国の問題ではなく、まして東電という一民間会社の問題ではないことがわかる。
世界の原発の背後には、巨大で強力な国際原子力ロビーが控えており、3.11以降の日本の首相はほとんどかれらのいうままに動いたことがわかる。
福島エートス・プロジェクトの定義は、反福島エートス・プロジェクトの闘いを闘っている竹野内真理に語らせるのがもっともいいだろう。彼女は8月25日のツイッターでこのように語っている。
「子供だけは助けて!」と懇願する母親の声を無視し、中国の母子をガス室に入れて観察を続けた731部隊は、福島エートスと重なる。実験が日常生活・環境と融合し時間軸が間延びしていること、毒が化学物質でなく放射性物質であること、それが広範囲に存在しまだ拡散途中であることを除いては」
8月21日のツイート。
「おかしな誹謗中傷をするbuvery氏が福島エートスを主導している。こういう人物が中心になって、福島が安全だから居続けて、除染しなさい、逃げずに福島で健康診断受けなさい、測定して地元のものを食べなさいという子供まで犠牲にするエートスを進行中だ。犯罪者である」
8月20日のツイート。
「今このページが人気No1です!知っていてエートスの伴教授 Open Questions by Mari Takenouchi: 東京医療保健大学へ伴信彦教授(buvery)の素行について公開質問Question to Prof. http://bit.ly/15rabAW 」
8月19日のツイート。
「Save Kids Japan : III チェルノブイリのエートスが福島にDeadly ETHOS Came to Fukushima… http://bit.ly/15rbBvq エートスサイトが人気一位に。必見動画入りです」
脱原発は、単純に電気や環境の問題ではない。原発には、反動家の核保有の野望が絡み、また国際的な原子力マフィアの利権が絡んでいる。さらに全体に米国が深い影を落としている。
わたしたちの目につきやすい現象としては、金曜日官邸前の抗議活動にも、福島エートスは最初から姿を現していた。反福島エートスを排除する、擬制の抗議行動として。
現代の権力の弾圧は、60年安保や全共闘運動の弾圧のような、機動隊を使ったわかりやすい形はとらない。
むしろ大衆に先回りして擬制の抗議活動を起こす。機動隊とも連携して秩序を守り、政府との擬制の対話で運動を内部から潰す。
2012年10月30日 / 2014年12月11日
http://m-hyodo.com/atomic-energy-99/
http://m-hyodo.com/atomic-energy-98/
現在、日本の政治の貧しさをもっとも深部にわたって表しているのは、福島エートス・プロジェクトの活動である。その政治の貧しさは、政府の棄民政策からくる貧しさといってもいいものだ。
それでは福島エートス・プロジェクトとは、いったいいかなるものか。『カレイドスコープ』がこの活動の内容をわかりやすく説明している。
「エートスの「復興プログラム」を、日本の、あるいは福島の日常的観点に照らして言えば、こんな表現になるのでしょうか。
住宅ローンが残っているとか、稼ぎ手の就職先が地元でないと見つからないとか、さまざまな経済的な理由、あるいは、何が何でも故郷に残って復興に尽力したい、という理由などから、放射能汚染されていて線量の高い地域に住み続けざるを得ない事情のある人たちに、汚染された環境に合わせた生活をさせる、というもの。
放射線防護対策に重点を置くのではなく、『環境はもう汚染されてしまったのだから仕方ない』という考え方がベースになっており、復興のプロセス(住民たちは、そう信じている)にある人々に、それでは、すぐに変えられないものは、とりあえずはそのままにしておいて、生活者のほうが暮らし方を高線量地帯での生活スタイルに合わせ、当然、食生活、農業の方法なども合わせていく、という概念。運動」(引用終わり)
入り口はこれでいいだろう。しかしこのままだと、福島エートス・プロジェクトをずいぶんと間抜けな運動と誤解する人が出てくるかもしれない。この運動はもっと深刻で犯罪の臭いがするものである。
国際原子力ロビーと共犯関係にある国連の諸機関(IAEA, WHO, UNSCEAR, ICRPなど)が総動員されている福島エートスプロジェクトの目的は、牟田おりえの「エートス・プロジェクトについて」(市民と科学者の内部被曝問題研究会)にわかりやすくまとめられている。
エートス・プロジェクトの目的は、当事者に語らせるのが一番いいだろう。
文中のジャック・ロシャールは、福島エートス・プロジェクトの中心人物である。ICRP(国際放射線防護委員会)第4 委員会委員長を務める。
テリー・シュナイダーは、ロシャールと共同でプロジェクトを進めてきた人物である。CEPN(放射線防護評価センター)に所属している。
1 福島エートス・プロジェクトの目的は、原発事故の放射能による悪影響を極力少ないものに見せるようにすることである。
2 また、このプロジェクトの目的は、住民主導で放射能汚染地域に残ることを選択したように見せかけるものである。そして住民を安全地帯に移住させるコスト、賠償コストを切り下げるのである。
3 福島エートス・プロジェクトは、住民が汚染地域で住み続けることを前提にしている。(ロシャールのプレゼン)。住民を高濃度汚染地域に住み続けさせることを目的とするが、押しつけではなく住民主体の放射線防護運動に見せかけること。(シュナイダーのプレゼン)
********************************************************************
引用以上
エートス運動は、フランス原子力産業の代理人であるジャック・ロシャールとテリー・シュナイダーらが、世界の原子力産業の利権代弁者としてのIAEA・ICRP・WHO・UNSCEARなどと共謀して、放射能汚染事故を起こした原子力産業の利権を守る目的で生み出した。
汚染地域の住民に起きている被曝被害を小さく見せかけ、安全地帯に移住させず、被曝許容限度を勝手に20倍にも引き上げて、子供たちを放射能の檻に閉じ込めたまま、あたかも被曝被害が起きていないかのように情報操作し、原子力産業に対する賠償義務を矮小化するための運動である。
これを福島で行っている代表者は、安東量子、伴信彦(東京医療保険大学教授@buvery)らといわれているが、ネット上から、なぜか多くの情報が削除されているので、全体像を知るのは難しい。
以下は、安東量子がエートスとの関連について述べているブログ。
https://synodos.jp/opinion/society/2578/
エートス運動を支持するかしないかは、反原発に対する姿勢がホンモノかニセモノかを見分ける極めて象徴的なフィルターである。
エートスへの支持者として、首都圏反原発連合(反原連)野間易通、ジャーナリストの江川紹子、政党としては日本共産党、自民・維新・国民・立憲の一部もそうだ。
エートスプロジェクトを支持することは、原発の利権を守る推進側に与していることを意味する。どういう理由で、野間易通がエートスを否定しないのか、調べたが情報が削除されていて分からない。しかし、冒頭に紹介した、兵藤正俊氏が野間の姿勢を激しく批判している。
兵藤氏は、野間らの反原発運動について、「擬制の抗議運動」と言っている。つまり、ロシアと同じようなヤラセ→偽旗作戦という意味だ。
実際に、福島の被曝を容認するかのような反原連は、反原発運動のガス抜きとして、原発推進側が画策したものではないかという疑念を捨てることができない。
野間は、私がツイッターで7万のフォロワーを抱えていたときも、私を理由不明で攻撃し続けた。福島県民の避難呼びかけを問題にしていたようで、どうも福島県民の被曝を軽視、矮小化しているのではないかと思えてならない。
江川紹子は、実父が産経新聞社の原発村御用記者だったせいか、完全に原発推進組のジャーナリストとしての地位を不動のものとし、安東量子を持ち上げて、福島の子供たちを移住させないで被曝させ続ける、エートス運動の大きな役割を果たしてきた。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1571.html
その江川紹子は、日本共産党の支持者といわれるが、その共産党福島県連もまた、エートス支持で有名だったが、なぜか関連情報がネットから削除されている。
共産党にとっては、隠しておきたい情報なのだろうか?
しかし、日本共産党がエートス運動を支持するには、大きな理由がある。それは、60年前の原水禁・原水協分裂問題である。
https://repository.tku.ac.jp/dspace/bitstream/11150/407/1/genhou19-05.pdf
1959年、未曾有の国民的反核運動として戦後大衆運動のピークをなした原水禁運動だが、1959年、自民党が脱落し、1961年、ソ連の核実験再開を容認するか否かの問題で、日本共産党が「社会主義国の核実験は正しい」と決めつけて、アメリカの原爆を否定するが、ソ連や中国の核実験を容認するという姿勢の「原水協」をでっちあげて、原水禁運動を分裂させた。
これが、戦後最悪の日本共産党による「大衆運動潰し」だった。以来、60年間にわたって、日本共産党は、一度も「原水協運動が間違っていた」と、自己批判の総括をしたことがない。
だから、日本共産党にとって、社会主義国の核開発を容認するという方針は、未だに生き続けているのである。
だから、日本共産党は、原発問題についても、一度として原発即時完全廃止を主張したことはない。以下は、中央委員会の原発に対する公式の政策である。
https://www.jcp.or.jp/web_policy/2019/06/2019-bunya30.html
「無謀な原発の再稼働と輸出をやめ、「原発ゼロ基本法」の実現と福島原発事故被害者への全面賠償を」というスローガンには、原発存在を本質的に否定する意思は見えない。
大衆に迎合して「原発ゼロ」を謳ってはいるが、「社会主義国の核開発は正しい」と主張し続けた日本共産党の基本方針を否定するものではない。
だから、被曝地福島で、「子供たちを安全地帯に移住させないで、被曝させながら育てる」というエートスプロジェクトに賛成しているのだ。
つまり、日本共産党が仮に政権を得たなら、原発を存続させる含みを十分に残している。共産党が核兵器反対というのは、大衆世論に迎合した一時的なものであって、政権と取れば、核開発しますよと表明しているようなものだ。
エートスプロジェクトを容認するということの意味は、核開発を容認するということなのだ。
エートスの本質を突いた論評は、たくさんあるが、ほとんど顧みられていない。私もブログにたくさん書いたが、「いいね」も少なかった。
みんな、エートスの本当の意味を理解していない証拠だ。それは、科学技術への盲目的信仰の上に作られた虚構なのだ。
「科学が人類を救う」との宗教的妄想の意味を、誰もきちんと理解できていない。「科学が人類を滅ぼすかもしれない」という本質を理解できていないのである。
チェルノブイリから福島へと広まる「エートス計画」とは何か? (コリン・コバヤシ 『DAYS JAPAN 2014.6』 より)=原子力翼賛など、とんでもないことだ 2014年5月20日
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/20146-500a.html
https://echoechanges-echoechanges.blogspot.com/2014/03/j.html
https://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/Fukushima_ethos.html
福島では、いま国際原子力ロビー(原子力推進連合体)によって「エートス」プロジェクトが進められつつあります。(エートスとは、「いつもの場所」を意味し、転じて習慣・特性などを意味する古代ギリシア語。)
福島での実行団体である「福島のエートス」(ETHOS IN FUKUSIMA)は、会則の目的に「本会は、ベラルーシでチェルノブイリ事故以降行われたエートスプログラムを参考としながら、住民が主体となって地域に密着した生活と環境を回復させていく実用的放射線防護文化(以下エートス)の構築を目指す」とあります。
一見すると、良いことを目指しているようにも取れますが、ベラルーシのエートスプログラムには、原発事故の被害を極力小さく見せること、住民が移住しないことを自主的に選んだように見せかけながら住民を留まらせたことなど、国際原子力ロビーの恐ろしい意図が隠されていました。
**********************************************************************
引用以上
エートス運動は、日本最悪の大ウソつき、安倍晋三政権によって導入された。安倍は、2020東京オリンピックを誘致するために、フクシマの原発事故には、たいした被害が存在しない、それは完全に「アンダーコントロール」だと、誘致の場で世界に向けてデマを嘯いた。
そして、アレバ社の御用学者だったジャックロシャールや、東電子飼いの伴信彦らを集めて、被曝地福島の檻のなかで子供たちを逃がさないで閉じ込めておくエートスプロジェクトが推進された。
安倍政権は、福島における発癌や心筋梗塞など、あらゆる被曝病のデータを改竄し、矮小化した。それは公的統計の基幹である人口動態統計にまで及んでいる。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1682.html
だが、福島県における被曝誘発癌の潜伏期間は、おおむね10年~なので、すでに潜伏期間は切れて、大規模な発癌の時期に来ている。
とりわけ、乳癌、甲状腺癌が爆発的に増える時期なのだが、公的統計には、なぜか表れない。役人たちが、原子力産業を守るために必死になって情報を操作、隠蔽しているのだ。
それでも癌が激発する!
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1429.html