リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

★お知らせ★




思うところがあってFC2ブログに引っ越しました。 引越し先はこちらで新規の投稿はすべて引越し先のブログのみとなります。

TPP反対で当選した国会議員のTPPに対する認識。

2013年03月20日 | Weblog
TPP交渉参加に対して長野2区選出の務台俊介衆議院議員(自由民主党)とメールで質問し、やり取りをさせていています。
その内容を皆さんと共有させてください。

やる気あるのだろうか?TPP反対で当選した自民党議員達は。からの続きです。

「務台俊介議員さま。
分かりました。私は自分の出来る形でTPP反対の声を上げ広げていきます。
6つの約束を守れないのであればTPP批准反対にむけて議員は議員にしか出来ない動きでの活動をお願いします。(最大限の効果が出るように。)
それにしても、この期に及んで何故TPPを反対する議員が自民党にいるのかが不思議です。
反対勢力をまとめて離党するくらいの動きを見せていただきたいものです。

それとも安倍総理や議員にはどう考えて6項目の約束を守れそうもないTPP交渉にあえて参加表明し、しかるのちに撤退する深い考えや秘策があるのでしょうか?
(国民的議論を巻き起こし国民に民主主義や政治、国のあり方について考えてもらうというというような・・。)
しかしつくづく世論を誘導する大手メディアの罪は大きいと思います。
コーポラティズムここに極まれりですね。
ゲリラ的にネットメディアやローカルメディアを活用するしかないですが、TPP、ACTAが批准されるとそのようなことすら困難になりますよ。」

 これに対する返事です。


「樋端佑樹さま

議員に離党する行動を促すのであれば、地域医療に従事する医師の皆さまは、ストライキを行って抗議の意思を示すくらいの行動を期待したいですね。

樋端医師は、自身の行動としてどのような実力行使をしたのか参考までにお知らせください。東京の反対集会ではお見受けしませんでしたね。

TPPは国政の争点の重要ではあるけれども一つの争点でしかありません。景気対策、原発、分権、憲法改正などやるべきことは山積です。その届離党していたら、仕事はできません。



「務台議員さま。

私はTPP反対、政治システムの改革を主張していたあなたに投票しました。
ちなみに比例代表は違う党に投票しました。

もうお忘れになったのかもしれませんが、国民一人一人には日常の生活があり、生業があって政治参加が限られているから代表として議員を中央に送り出しているのですよ。

医療がストライキして国民に迷惑をかけてもいいのですか?
それにこの期に及んでTPPがひとつの争点でしかないという認識は相当甘いとおもいます。

私はTPP問題を通じて、やはり今の政治体制ではこの先の日本は危うい、政治に参加し声を上げて行かなければだめだということを身近な人と話し合い、インターネットなどでもアピールしていきました。
今後はそれに加え、特に自由民主党による江戸時代と変わらぬ「由らしむべし知らしむべからず」という体制こそが最大の問題点であるということも主張していきます。」



この大事な局面で政治家としての仕事に対して覚悟を持って臨んでくださいと言っただけなのですが・・・。

TPPは世界中の諸国民が幸せになるための枠組みではなく、自由貿易を装ったブロック経済で民主主義や国家を無力化し社会共通資本を破壊して多国籍企業が利益をあげるための枠組みです。
TPP参加すればルール作りは密室でおこなわれ、自然環境や地域固有の文化は二の次となり多国籍企業の経済論理優先できまります。

景気対策、原発、分権、憲法にも大いに関わります。
国会議員の存在意義すら無くなるかもしれません。

反TPPの議員が超党派で結集し安倍総理の内閣不信任決議をするというような動きはないのでしょうか?
TPP反対を主張して当選した議員も、しょせんは反対しているぞというポーズにすぎなかったのでしょうか?


務台俊介議員にはこちらから意見できます。



つづきはこちら→ヨラシムベシシラシムベカラズ




政府は必ず嘘をつく――アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること (角川SSC新書)
堤 未果
角川マガジンズ

99%の人の必読の書。