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売れる自動車営業マンを育てるー4.提案営業ができる営業マンを育てる

2011年08月04日 | 人事・労務全般

 

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、売れる自動車営業マンを育てるー4.提案ができる営業マンを育てる、です。

お客さま:チラシに載っていた〇〇車ありますかー。
営業マン:ハイ、先ほども別なお客さまから問い合わせがあったばかりですが、まだありますよー。
お客さま:では、それ見せてください。
営業マン:ハイ、かしこまりました。どうぞこちらへ。

価格などのプライスボード記載の内容説明、エンジンルーム、室内、トランクルーム、エンジン始動
などして、一通りの商品説明が終る。

お客さま:では、検討しますので、安くしておいてくださいね。
営業マン:ありがとうございます。当然でございます。精一杯値引きをさせていただきます。
       ところで、オプションは如何しますか。例えばナビなどは。
お客さま:とりあえずクルマだけでいいので、見積書頼むよ。
営業マン:では、さっそく作りますので、少々お待ちください。

よく見る商談風景である。
こうした商談は、「御用聞き営業」と同じである。違うのは、訪ねていくか、来店いただくところである。
「何か御用はありますかー」「ちょうどよかった・・・・・」といった感じが、店頭で行われてるに過ぎない。

クルマを前にしたら、用途、走行距離、家族構成、趣味などを聞き出し、情報内容からよりベストなクルマを
チョイスして、選択の理由を伝え、提案するのだ。

あるいは、ナビがありますと、お仕事やドライブにはとても便利ですよー。最近では、定年退職した方などが
真っ先に注文いただくオプションがカーナビなんでよー。しかも、テレビとビデオも一緒にねー。
旅先で、撮影した写真やビデオを皆で鑑賞するのが、盛り上がっていいみたいです。月払いでしたら、
月額〇〇円の追加で済みますので、一緒に見積もりに入れておきますね。

お客さまから言われたことに対して「ハイ、かしこまりました」と言って対応しているようでは、目標達成は
厳しい。これであれば、マネキンと一緒だ。

営業マンである以上は、言われたことを踏まえて、プロとして「最良」を提案することである。
訪問営業の場合も同様だ。走行距離も10万キロを超えていますので、そろそろ代替は如何ですか。

とか、新型車が出ましたから代替如何ですかー。
ではなく、さすがに日本のクルマも10万キロを超えると、故障頻度が目立って多くなります。

しかもミッションなどの重要箇所が壊れるんですよ。その時に、代替するよりも早く代替し、
安心してお使いなった方が、得策ですよ。私が勝手ではありますが、こんなクルマに代替したらと、
いうものを作ってきましたので、ちょっとご覧なってください、と提案する。

過去の整備歴や、クルマの使い方、家族構成、趣味などから、クルマ選びを手伝い、提案をする。
これが、営業マンに必要な「スキル」である。

代替サイクルが長くなっている昨今、お客さからの代替を待っているのではなく、
「仕掛ける」ことで代替サイクルを短くしていく、「提案営業」ができる自動車営業マンを育てるのだ。


株式会社ティオ
お問い合わせ


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