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メカニックの整備技能のバラつきを正すー1.技能要求基準を示す

2013年02月04日 | 人事・労務全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、メカニックの整備技能のバラつきを正すー1.技能要求基準を示す、です。

メカニックの整備作業を見ていると、人によって作業の進め方や工具の選択など
実にバラつきがある。

この状態を、中途採用者が大半だから「しょうがない」で済ませていないだろうか?
あるいは、何とも思わないでいないだろうか?

これは、色々なデメリットになる。
一つは、整備品質が安定しないことだ。それによって苦情やクレームの原因になりかねない。

また、同じ請求金額であっても、作業時間が違うことでコストが一定でない。
つまり、メカニックによって利益がまちまちになってしまう。

このように、メカニックの整備技能のバラつきは、益がないだけではなく、
損失を招くことになる。

そこで、技能のバラつきを少なくする対策を講じる必要がある。
先ず行うことは、技能レベルを示すことだ。

経験に応じて、どこまでの仕事が出来なければならないか。
例えば、メカニックであれば、専門学校卒業した者が、3年目には何が出来なければならないか。
どういう作業が行えなければならないかを、明示することである。

こうした技能の要求基準を「職能等級基準」などと呼ぶ。
これは、メカニックだけではなく、フロントマンや営業マンなどに対しても同様だ。

社内の職種ごとに作ることが理想である。
根気のいる作業だが、工場長などが取り組むことだ。

職能等級基準は、メカニックのキャリアプランの目標にもなるし、
そのことから自己啓発を積極的に取り組むきっかけにもなる。


By
 株式会社ティオ


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