めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

味覚の変化に注意!

2008-03-25 | 薬膳&食療(その他)
昨日の薬膳カレーの続きです。

帰宅後の大黒柱様に体調を聞いてみたら、、、

「午前中はかなり調子悪かった。お腹の調子も悪かったし、ボーっとしていたみたいで車をこすっちゃった。」

ぬあんと サイドミラーから後部席のドアの終わりまでずずずーっとこすったそうで

ガードレールで良かった。本人も怪我が無いようで一安心。にしても危ないなあ

お弁当も半分残し、夕食も軽めでいいとの事。 なのにビールは飲むと。「1本だけなら」と許容したのですが・・・・

食べ終える頃には「なんだか調子が戻ってきたみたいもう1本飲もうかな」なんてふざけた事をおっしゃいます。

こっちは遠慮してミニーちゃんのお世話を頼まないでいるのに

さすがに意見させてもらいました。


そんな彼、「なんだか今日は味の濃い物を欲する。食欲が無いわけではないんだけど、なんだか食べれない」

と言ってのです。本人は不思議がっていましたけど、私は西洋医学的には説明の難しい現象を中医学では簡単に説明できる事が面白く、思わず身を乗り出して「他にも何かない??」なんて聞いたりして

これは脾が弱って味を感じなくなっているのでしょう。中医学では脾と胃が食物の消化吸収の過程を担っていると考えますが、この脾の機能が正常に働いて始めて味覚を正常に感じるのです。

先の食物が上手く消化吸収されて無いのに次の食物を受け入れる準備が整うわけが無いですものね。




春は五行学説で肝と対応しているので、この時期は肝の気が旺盛になりがちです。そして肝は脾を抑制する役割があるので、この抑制が過剰に働きがち。

だから脾が弱りやすいのです。

イライラしたり怒ったり、面白くないなんて感情は肝の気がますますヒートアップ

胃が弱い人は特に気をつけましょう。食事の前後、最中は気分良く


こんな時期の食事で気をつける事は、酸味の物を少なめに(←肝の気をさせるから)、甘味(いわゆるデザートではないですよ)の物を多めに。

甘味の物は具体的に韮、百合根、豆苗、春菊、山芋、蓮根、大根、薩摩芋等があります。



そんなわけで?さっそく大根を引っこ抜いてきました

カブ?二十日大根?って程のサイズにしか育たなかった中国野菜の大根ですが、1本だけカブの域を脱したサイズがありました

本来は全体がもっと濃いピンク色に色づくのですが、うっすら桜色程度放ったらかしにしては上出来かな?

外皮は白色なのに中は鮮やかなピンク色

浅漬けにしたらきれいなピンク色に染まって春らしい大根です

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