妙高市 地域のこし協力隊・サポート人ブログ~妙高発 広げよう地域の輪・和・話~

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長沢「よみや」

2013年09月16日 | 長沢地区

 

14日は長沢地区の秋祭り前夜祭「よみや」でした。

朝5時から準備がはじまると聞き、お邪魔させていただきました。

上平の公民館・・・あかりが灯り、あったかいですね。

 

上平の旗竿立てです。

長さが15m以上あるので、ユニックを使って立てるそうですが、

以前は梯子を使い、みんなで立てていたそうです。

 

  

 

吹き流しが風になびいて祭りをお知らせしてくれます。

各平、2本ずつたてるようです。

 

次は下平へユニックが移動すると聞き、私も、と移動しましたが・・・

場所がわからず・・・。

気を取り直し、番場平へ。すると・・・

番場平の公民館でおばちゃんから話を聞いていた矢先でした。

 

このあと、各平で太鼓や花灯篭の飾り付けが始まります。

 

並行して、一番長い竿をたてる中尾平へ。

五反旗を掲げるので竿の長さは18mを超えるそうです。

写真より映像を、と思い、写真が少なくなってしまいました。

 

とにかく長く、重く、立派な竿。

これを山から切り出してくるのも大変です。山から切り出し、運ぶのは冬だそうです。

雪の上なら滑らせて運べます。

作業しながら、こういった話が聞けるのは本当にありがたいことです。

この作業は各平から人が集まり、みなさんで立てられていました。

竿をたてる順序も、受け継いでいかねばなりません。

いきなりは出来ない作業です。

これだけで1時間30分はかかったのではないでしょうか。

台風の影響でとても蒸し暑く、汗をかきながらの作業。

すべて終わり見てみると、五反の旗は迫力があり、伝統があり、感動・・・。

 

そうこうしている間に、

出番を待つ太鼓。きれいに化粧されています!

花灯篭作りの途中をぱしゃり!

夕方、準備万端です!

 

各公民館から19時40分ころ、太鼓の音と笛の音色とともに花灯篭が旧長沢小学校へ集まります。

このように4つの花灯篭が集合し・・・

 

祭典委員長、大区長のあいさつの後、からすおどりが始まりました。

踊れる方も少なくなっているので、来年までに練習しておきたいと思いました。

 

20時30分ころには小学校を出発し、花灯篭をかつぎ、太鼓もかつぎ打ち鳴らしながら、

笛を吹き、奉納のために八王子神社へ向かいます。

中尾の五反旗の間もくぐり、途中2か所で太鼓と笛の競演です。

八王子神社手前は急な階段。ここもみんなであがり、神社参拝。

太鼓を打ち鳴らし、参拝します。

使う太鼓のばちも、山からちょうど良い曲がり具合の枝を切り出し、それを加工して作っていたそうです。

桜の枝のばちなど、使い込まれてとても美しい艶がでていました。

長沢地区は長野県飯山に通じる292号線沿いの集落です。

山合いなので、祭りに使う竿やばちは山から材料を調達し、使ってこられたのでしょう。

からすおどり、は長野県飯山でも踊られています。

長野との交流が昔から深い、長沢地区です。

 

この後、各平に戻り、なおらいがありました。

翌日の本祭りに向けての前夜祭「よみや」。

地域が一つになり、継承してきた祭典。感じることがたくさんありました。

今日16日には花灯篭も解体し、竿もおろし、あすからは日常です。

収穫の秋、の始まりです。

 

 

 

 



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