車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

村国神社&村国座 in 岐阜県各務原市

2020年02月21日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岐阜県

各務原市各務おがせ町に鎮座される「村国神社」。式内社で各務原市内の金弊社五社のうちの一社。各務原市各務地区の産土神とされており、御祭神は『村国男依命(むらくにのおよりのみこと)・ 伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)』

飛鳥時代に『天火明命』と『御子石凝姥命』を祭神として村国氏が創建したと伝えられ、後に『村国志我麻呂』が『村国男依』を合祀。承保3年(900)頃に、「白山権現」を合祀。一の鳥居から二の鳥居、参道の両側に並ぶ石灯籠が、崇敬の篤さを物語っています。

参道の突き当たりに架かる朱の神橋、その先に広がる神域は、思わず深呼吸をしたくなるような清々しい空気。清浄と言う言葉がこんなにしっくりくるのは、神域とを隔てる水の流れの清らかさ故でしょう。

【飛鳥時代、此の地一帯を治めていた村國氏の祖が、『天之火明命』と『御子石凝老命』を御祭神として創建。弘文元年、壬申の乱が興り豪族:村國男依氏は、『大海人皇子』の命を受け大津街道を攻め上がり、大海人皇子の連に大勝をもたらしました。天武4年、天命を全し、此の世を去ると帝より外小柴の位を授り、子息『村國連嶋主』によって、此の社に『村國連男依の命』として祀られ、以来、村國の社と呼び、産土神として代々村國一族が守ってきました。】岐阜県神社庁HPより

拝殿前より神域を守護されるのは、のんびりとした顔立ちが何とも優しいちょび髭の狛犬さん一対。こうして並べると、まるで掛け合い漫才でもしているような雰囲気。

境内に建立されていた句碑【 村国の  男依(おより)をしのぶ 祭り笛 】

神橋を渡りきった先の左手、境内の一画を占める建物は、慶応2年(1866)に美濃国各務村の庄屋が発起人となり、明治10年(1877)に完成した芝居小屋「村国座」

二階建て、白壁の切妻造で、小規模な芝居小屋ですが、回り舞台、仮花道、太夫座、奈落が備えられ、桟敷席は一階と二階にあり、劇場形式の農村舞台となっています。

村国神社奉納歌舞伎は、子供歌舞伎として存続し、毎年十月の第二土・日曜日に行なわれます。そのため、地元の子供たちは八月から稽古に励むんだそうです。

思いがけない場所で遭遇した農村歌舞伎の芝居小屋・・村国座は大規模な改修もなされておらず、江戸時代~明治時代の地方の芝居小屋として貴重である事から、「各務の舞台(かがみのぶたい)」として重要有形民俗文化財に指定されています。

参拝日:2012年5月14日

各務原市は、2016年11月12日掲載の「ご当地マンホール」も含め、神社も幾つか紹介しています。興味のある方は、上記のリンクをクリックしてね😊


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