旧養父郡養父町(やぶちょう)は兵庫県中北部に位置し、北流する円山川の中流域を占めた町です。出石町、八鹿町、大屋町、和田山町、朝来町に隣接。養父市場地区は良い水に恵まれた事、養蚕が盛んで副産物の蚕のサナギがふんだんにあった事などから、鯉の養殖が盛んに行われてきました。「道の駅やぶ」のウエルカムモニュメントは、旧キャッチフレーズの「鯉の里 やぶ」と、巨大な錦鯉のモニュメント。「町の木:山茶花」「町の花:紫陽花」を制定。
明治22年(1889)、町村制の施行により養父郡広谷村・建屋村・養父市場村が発足。
1927年、 広谷村が町制を施行して広谷町となる。
1940年、養父市場村が町制を施行、改称して養父郡養父町となる。
1956年、広谷町・建屋村が合併し、養父郡明神町が発足。
1957年、明神町が養父町を編入のうえ改称、養父郡養父町となる。
1959年、朝来郡和田山町大字堀畑の一部を編入。
2004年、養父郡 八鹿町・大屋町・関宮町と合併、養父市となりました。
マンホールには左上に町章、囲い飼いで知られる「錦鯉」と「円山川:大屋橋」がデザインされています。
錦鯉のタイル画
昭和34年10月27日制定の町章は「「やぶ」を図案化したもの」
「鯉の里 養父」
養父市場地区の鯉の養殖の歴史は古く、江戸時代からとも、それ以前からとも伝えられています。もとは宿場町の郷土色豊かなごちそうとして供する為、食用の黒鯉を中心に鯉養殖が栄えました。その後、昭和12~13年ごろに新潟県から錦鯉を移入、鑑賞鯉の養殖も盛んになりましたが戦争の混乱期に一時衰退。その後、養殖は復活し、再び改良や増殖が盛んに行われるようになりました。
道の駅「やぶ」の記念スタンプ
円山川:大屋橋の錦鯉のレリーフ
撮影日:2011年3月31日&2014年11月16日