車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

八柱(やはしら)神社 in 兵庫県養父市八鹿町

2023年08月06日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

養父市八鹿町八鹿に鎮座される「八柱(やはしら)神社」。御祭神は『天穂日命、天忍穂耳命、天津彦根命、活津彦根命、多岐津主命、多岐津姫命、熊野樟日命、市杵島姫命』「八大荒神」とも称されます。

創建は不明。八大荒神は八台龍王とも称され、地域の歴史における様々な禍いを払う神として数々の奇瑞を顕し、人々の暮らしを守って来た神として今日まで守り伝えられてきました。

「県登録有形文化財指定・本殿。桁行一間、梁間一間の入母屋造で、屋根は柿葺。建立年代を示す資料は残っていませんが、建築様式から文化年間(19世紀前期)とみられています。装飾性に富んだ建築で、獅子、木鼻の象、波と兎など、繊細で精巧な彫刻がみられます。また、屋根は複雑で丁寧なもので、入母屋造の本殿には、正面に千鳥破風を付け、さらに軒唐破風を重ねています。当初の部材が状態の良いままで多く保存されており、地域の歴史や文化の特徴を示すものとして、貴重な建築物です。」現地案内より

覆い屋の中、本殿前左右より神域を守護されるのは、出雲構えの獅子一対。場所的にもそれほど大きな作品ではありませんが、丁寧に彫り込まれた台座も含めて、良い顔立ちをされています。

本殿向拝には親子と思われる獅子の彫刻。彩色が元々の物なのか、最近の物なのか不明ですが、目を引く事は確か。

貫の彫刻は阿吽の兎。目と口中の色付けも、向拝の獅子同様いつの時代の物か不明。

脇障子の彫刻は「梅に孔雀」。反対側は場所的な制約があって、きちんと画像に捉えられませんでしたがかなり凝った構図でした。

本殿:向かって左に鎮座される「境内社:天満宮」。

本殿:向かって右手に鎮座される「境内社:粟島神社」。

隣の赤い屋根の祠にはお地蔵様が納められています。

道路元標を探しに来て見かけた神社でしたが、思いがけなく素敵な神社に出会え、朝からご機嫌なスタートとなりました。

参拝日:2011年3月31日

 

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