昨日に続いて津島神社門前町歩きは、2011年の訪問時のみの画像。まずは津島市南門前町1丁目に建つ国重要文化財「堀田家住宅」。心惹かれますが時間配分の都合で外観のみ。
細い路地を抜けた先に、津島市上河原町に鎮座される「清正公社」。加藤清正が幼少の頃に母と共に身を寄せた縁の地だそうで、その縁から叔父の家があったと伝わる地に加藤清正の徳を偲んで、明治18年に社と碑が建立されました。
津島市本町1丁目まで歩いて、津島市観光交流センターに隣接する「麹屋」。昔懐かしい町家の風情をそのまま残した建物に思わず足が止まります。
津島市本町3丁目に店を構える「長珍酒造株式会社」。「末長く、美味しく珍重される酒でありたい」という願いから名付けられた社名。このあたりの建物はどれを見ても心惹かれる佇まいが多く中々先に勧めません(-_-;)
何だかんだで引っ張りまくった「津島神社」のブログ、何とか最終章まで来ました(笑)。ラストは2011年に訪ねた津島天王川公園で開催中の「尾張津島藤まつり」から。
「かつて津島市は「藤浪の里」といわれたほどの藤の名所。その名残を今に伝えるのが、毎年4月中旬から5月上旬にかけて行われる「尾張津島藤まつり」です。会場となる天王川公園には、長さ275m、面積約5,034平方メートルの見事な藤棚があります。」公式HPより
昭和53年から造成され昭和58年に完成した「日本最大の藤棚」。残念ながら、まだ「空から花が降ってくる」ほど満開でありませんが、それでも盛りの時期には見事な眺めであることは容易に想像できます。
藤棚はまだこれからですが、園内には見事な藤の巨木が、それこそ花の雨を降らせています。 藤色という名前を考案するほど、古来より日本人に愛された藤の花、本当に可憐でたおやか。
予想外に低い位置に枝があり、こんな風に接写も出来ます。
山藤から改良された「白甲比丹藤」。 花房は小ぶりですが、形よくまとまった花の姿は、まだあどけない童の風情。
公園内に建立されていた「片岡春吉顕著碑」。毛織物の父と言われた人物で、セル織物の生産に成功。明治43年実業功労者として『豊田佐吉』らと共に『明治天皇』よりお褒めの言葉をいただきました。
藤棚見物の途中から生憎の雨になり、ゆっくりと美しい花をめでる事は出来ませんでしたが、それも風情と想えばまた良し。雨に濡れた天王川の景色を三年後にもう一度見る事になろうとは・・この時にはまだ想像もしていませんでした
訪問日:2011年4月25日