12月3日の夜、お茶会へ誘われて、マリーさんと行ってきました。
竹山のウーロン茶生産者で、茶人でもある蔡白梅さんが会員の「中華茶藝聯合促進會 台中會」主催です。今年の1月に、南投県信義の梅林でお茶会もしました。年に数回、不定期に大きなお茶会を開催するそうです。
今回の茶会は『四季茶會』ということで、四季がテーマ。
お茶席会場は、中央が「太極」で、それを囲んで、春、夏、秋、冬の席が5席ずつしつらえてありました。上の写真は、対極の席で、白、黒、各1席ずつ。
春の席。緑の卓で、司茶者の衣装は白。 若葉と青竹のイメージ。
冬の席。卓の色は黒で、司茶者の衣装は薄こげ茶。
白梅さんの卓だけ、なぜか下の部分が鉄製。
冬の背景には、信義の梅林から伐採してきた梅の木が使われていて、雪が積もった雰囲気を演出していました。
こういう卓と椅子が、今回の茶会のためにすべて特別あつらえしたものだそうで、今後、どう扱うのか、売るのか、またいつか使うのか、決めていないそうです。
1つ、自宅の茶席用にほしかったのですね。
各席での茶葉は、
春: 龍鳳峡烏龍
夏: 馬祖烏龍(馬祖で今年初めて茶葉の栽培に成功して摘み取られた一番茶です)
太極: 白毫烏龍
秋: 凍頂烏龍
冬: 木柵鐡観音
馬祖の烏龍茶とは、初めて聞きましたが、馬祖の南竿で、邱さんがお茶の木を栽培し、ようやく茶葉が取れるようになって、ついに今年茶摘をしたそうです。珍しいお茶です。
たまたまそれをいただける夏の席に座り、話題は、その馬祖のお茶の話になりました。
馬祖の気候からすると、台湾の高山と似ていて、海風が吹き付けるので、さわやかでやわらかい味わいになるそうです。一煎目は、ほんのり玉露の風味で、驚きました。
『四季茶會』
時間: 2010年 12月2日~5日
場所:台中創意文化園区ー雅堂館《茶席区》