忠烈祠の大門をくぐって中へ進むと、ここも道の両脇に樹が並び、左側には、手水舎があり、まさに日本の神社の参道。
狛犬も対になっています。(片方のは撮り損なってボツ)。
祭器庫。たぶん、中は何もないのでしょう。でも建物として保存してあることがすごいです。
このあたり、旧神社の付属施設として大雑把にしか説明してありません。
右側には、古い日本風の門と塀があり、そこが「嘉義市史跡資料館」です。
ここは、旧嘉義神社の齋館と社務所。
齋館の入り口が、そのまま資料館の入り口になります。
月曜日はお休みです。内部へは靴を脱いであがります。スリッパはそんなに多くないので、気になる方は、簡易スリッパか替えの靴下を持参されるといいでしょう。導覧は中国語のみです。
旧社務所玄関前。この日は、撮影している人たちもいました。台湾の伝統文化を受け継ぐ彼らの背景にふさわしい建物という意味合いで選ばれたのでしょうか。
中にあり嘉義市の史跡資料も内容も見ものですが、ここは、建物自体、ここまで保存状態が良いことが見所です。瓦も、ほぼ当時もものだそうです。内部は、阿里山の檜をふんだんに使っています。
内部の部屋などは、まさに日本。
台湾の鉄道の歴史などを説明したパネル。
嘉義市の歴史。
市民から提供された古い写真など。
日本時代のものも多くあります。
ほかにも多くの資料が展示されているので、見どころも多いです。
阿里山鉄道の資料もあります。
前庭は、ごちゃごちゃともののない、すっきりしたスペースで、老樹が静かに木陰を作っています。
ここも、そういう意味では、100年前の空気に包まれているような感じがします。
台湾の固有種の落葉樹と説明板に書いてあります。
私が訪れたのは、10月末だったせいか、はらはらと色づいた葉が舞い落ちて、秋の午後のやわらかな日差しが、一層ノスタルジーに感じさせました。
嘉義公園③へ続く