台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

金門島 2010年旅行記 ⑧

2010年01月23日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

ここは、金城鎮の「金城公車站」の地下二階部分にある『金城民防坑道』の入口です。

1968年から10年間、金城鎮の主要な機関を地下通路で結ぶため、軍隊と民間が協力して掘り進めた地下坑道です。全長2559,2メートルで、県庁、国民党県支部、銀行などの地下に出入り口を設け、有事には、地下に指揮官らが常駐できる施設もあったそうです。

今は、坑道として実際に利用することもないので、島にあった坑道のほとんどが観光資源として、整備され、観光客が安全に見学できるようになっています。

ここが島内で一番長く規模の大きな坑道です。
「金城公車站」の2階に入口&インフォメーションセンターがあります。朝10時から午後8時まで、2階の展示スペースの見学が可能で、毎日定時(毎時間30分発)で、坑道ツアーに参加できます。見学コースは、1285メートル。一方通行で、「金城公車站」からスタートして、「金門高校」の出口まで。ここから徒歩かタクシーで戻ってきます。1回のツアーで参加できるのは、5人~50人まで。観光客のみで入る事は禁止されていて、かならず職員のガイドがつきます。

私が行ったのは、朝10時半の回に行ったら、私しかいなかったのでツアーは不催行。でも昼の飛行機で帰るので、時間が無いといったら、少しだけ(50メートルほど)案内してくれました。

坑道の中は、想像しいていたよりもきれいに削られていて、少し天井の低いところもあったものの、照明も完備されていて歩きやすかったです。湿度の高い坑道は、地下水が染み出ていたり、支線の入口で封鎖されたとがあったり、実際に戦時に使用されたものではないにしろ、往時の緊張感が体感できます。

ここも金門島へ行ったら、必ず行ったほうがいいですね。

『金城民防坑道』 「金城公車站」2階
     開放時間: 10:00~20:30   無料

☆閉所、暗所恐怖症、パニック症候群、心臓疾患のあるかたは、坑道ツアーには参加できません。