tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

魚万さん、月曜から夜ふかし(日本TV系) に出演!(2015Topic)

2015年01月21日 | お知らせ

※注意 オンエアが1週間延びて、2月2日(月)深夜となりました!

奈良市内で3ヵ店を展開するさつま揚げの老舗「魚万(うおまん)」さんが、「月曜から夜ふかし」(23:59~24:54)に出演されます。これは《関ジャニ∞村上信五とマツコ・デラックスがお送りする「月曜から夜ふかし」この番組は、世間で話題となっている様々な件に対してちょっとだけ首を突っ込んだり 突っ込まなかったりする番組です》(同番組のHP)。ブログ「鹿鳴人のつぶやき」によりますと、
※トップ画像は番組HPより、以下の画像は魚万さんのHPより拝借

奈良もちいどのセンター街の、かまぼこと天ぷらの魚万さんが26日のテレビ「月曜から夜ふかし」という番組に登場するということです。マツコデラックスが全国の食べ物を食べたいということで、26日(月曜日)の夜11時59分からの日本テレビ、関西では読売テレビで、スタジオで30もの食材の中から指名されたてんぷらを揚げるということです。海のない奈良県でなぜ、魚のすり身を揚げるてんぷらを作り売るのか?魚万の魚谷社長のつかみのセリフです。


さらに魚万さんのブログには

日本テレビ「月曜から夜ふかし」という番組で、弊社を取り上げていただくこととなりました。 毎月曜の23時59分より放送される人気番組です。あのマツコ・デラックスと村上信五(関ジャニ)が世間で密かに話題になっていることが書かれた「○○の件」のカードを選定。そのカードの内容のVTRを鑑賞して2人でトークを行う番組です。

そのなかで、マツコさんに《揚げたてのさつま揚げを食べてもらおう》という企画で、社長自身がスタジオ入りし、目の前で揚げたてのさつま揚げをつくるという内容となっています。先日、会社のロケも念入りに取材いただき、編集が楽しみです。そして、19日にスタジオ収録し、翌週の1月26日に放送予定になっています。全国ネットの番組で取り上げられることは、もちろん初めてで、いまからワクワクしています。また、収録の様子などを書き込んでいきますので、楽しみにしてください。




魚万さんは明治34年(1901年)の創業で、もう114年も続いています。魚万さんのHPによりますと、

「魚万」は、1901年の秋、かまぼこ専門店として奈良・餅飯殿に開店いたしました。本家の料亭からの思い切った転身。創業者・魚谷芳松は、冷蔵庫もトラックもない時代、海のない奈良の地で、魚の栄養分や持ち味を大切にした商品を提供したいという熱い思いを抱いていたと伝え聞きます。貴重な魚の命の恵みを、そのまま頂くだけでなく、練り製品として形や味を変えることで、皆様に幅広くご提供する。この「魚の命を移し替える」ことこそ、錬り物作りの原点と自覚しております。

スーパーや小売店と違い、自ら製品を作り、販売しています。その品質や素材への責任はもちろん、「いかに美味しく食べていただくか」の努力工夫を惜しみません。さつま揚げが一番美味しいのは、何と言っても「出来たて」。そこで魚万では、店頭にフライヤーを設置し、揚げたて・アツアツでお出ししています。食味と共に、見た目にも「美味しそう!」を感じていただくためのものです。


出来たてにこだわり、店頭のフライヤーで揚げる魚万さんのさつま揚げ。それをスタジオで再現するのですから、これはたまりません。村上信五とマツコ・デラックスの驚く顔が目に浮かびます。皆さん、ぜひご覧ください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菊乃さんの舞子育成プログラムにご支援を!

2015年01月20日 | 奈良にこだわる
今日は休みを取っているので、こんな時間にブログを書いている。昨日(1/19)は18:00~20:00、奈良ホテルで開催された「芸者菊乃と過ごす新年の宴」に参加した。イベントのパンフレットには、
※トップ写真は辻利幸さんのFacebookから拝借(新年の宴 1/17)。艶やかな菊乃さんの舞

かつて花街として栄えた元林院町(がんりんいんちょう)。最盛期には200人以上の芸舞子をかかえ華やいだ街も、現在は芸者5名余りに。菊乃さんはこの現状に「奈良・元林院花街復興プロジェクト」を立ち上げ、お座敷文化や伝統芸能普及活動を行われています。

今回はこのプロジェクトに賛同し、奈良ホテルで「新年の宴」を開催いたします。お料理は日本料理「花菊」の新年特別懐石をご用意。敷居が高く、なじみが薄いと感じられる花街の文化に身近に触れるまたとない機会です。芸者 菊乃と過ごす優美で華やかな新年の宴。新年を寿(ことほ)ぐ美しい舞、食事をお楽しみ下さい。



こちらは私がスマホで撮影した(1/19)

1月に菊乃さんの舞と懐石料理は、ピッタリだ。仕込み(舞子デビュー前の見習い)のありささんも来られていたので、お話を聞くこともできた。

菊乃さんは今「奈良元林院花街舞子塾1期生のお披露目イベントを開催したい」というプロジェクトに取り組んでいる。「READY FOR?」というネット上で資金を集める仕組み(クラウドファンディング)を使い、100万円の資金を集めておられる。今のところ649,000円が集まっているが、期日(2/15)までに100万円を達成しないと、この仕組みが流れてしまう。同プロジェクトのHPによると、


フルタアキヒロさん(デザイナー)と奥さんのつづき萌重さん(少女漫画家)。フルタさんのFacebookより

「奈良町元林院 花街復興プロジェクト」大野佐絵子(菊乃)と申します。かつて栄えた伝統ある奈良町元林院花街の魅力とおもてなしの心を再興し、そして、芸者・舞子を育成するとともに、地域芸能を伝承しながら、文化の継承・発展を目指すことを目的として活動しております。今回は27年春、舞妓塾1期生の見せ(店)出しを開催したいのです。しかし、舞子の育成費用、見せ出し開催費などの運営費が足りません。皆様の協力いただけませんか。

私は大阪市生まれ、中学校卒業後、長唄、三味線、日本舞踊、小唄、書道、茶道、華道、お囃子を学びながら奈良・菊水楼、叔母の経営するお茶屋・つるやにて舞妓の仕込み。三年を経て、平成二年十月菊水楼にて舞妓御披露目、店出し、平成八年一月えりかえをし菊水楼にて御披露目、店出しをし芸妓になる。

5年前に仕込から舞子になった子のお見せ出しをし、その後、病気にかかり2年間の闘病生活を終え、一度は引退を考えました。その時、周りの仲間がうちのことを励ましてくれました。そんな中、明治初期より続く奈良元林院検番をうちの代で潰す事は出来ないとの思いから他業種の友人たちの意見を取り入れながら、新しい舞子育成のプログラムを考え、このプロジェクトを始めるにいたりました。奈良花街の舞子の思いをぜひご覧下さい!

プロジェクトを行う目的
・このプロジェクトにより、廃れ、失われつつある花街の伝統芸能に興味を持つ人を増やし、その中から担い手を育成する為のPRになる。
・本活動を通して地球、世界、日本、伝統の素晴らしさを多くの人に伝えることにより芸術に対する理解が深まる。

奈良町・元林院 花街舞子育成プログラム詳細
期間:3か月
費用:129,600/月払い 330,000/まとめ払い
※内訳 お稽古費用、食費、生活費、寮費(ワンルームマンション)等
内容
必修科目 日本舞踊(花柳流)、着付け、茶道、華道、礼儀作法、書道
選択科目 三味線・お囃子等から一つ選択して頂きます。


菊乃さんは昨年渡米し、ニューヨークで日本のお座敷文化をPRされた(当ブログでも紹介させていただいた)。最盛期に200人を数えた芸舞子が、いつの間にか5人程度にまで減ったとは…。これは大ピンチである。

皆さん、ぜひREADY FOR?で、奈良のお座敷文化継承に、ご協力ください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛鳥鍋の食事会&講演会、2月8日(日)に開催!(2015Topic)

2015年01月19日 | 奈良にこだわる
先日、当ブログで紹介しましたたとおり、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は2月8日(日)、「なら記紀・万葉を味わい楽しむ」と銘打った定期(連続)講演会を開催します。初回は「記紀万葉の愉しみ~はじまりの土地・飛鳥から~」の演題で、奈良県立万葉文化館主任研究員の井上さやかさんにお話しいただきます。

講演会は{奈良県立万葉文化館}の企画展示室で午後2時から開催、参加費は500円(資料代として)で、要申し込み。講演会の前には「飛鳥鍋の食事会」という企画があります。近鉄橿原神宮前駅東口10時30分集合、食事代は2,500円で、食後には周辺を散策します(ガイドつき)。イベントのチラシによりますと、

講演会と「飛鳥鍋ランチ」食事会のご案内

奈良まほろばソムリエの会「啓発グループ」では2月8日の講演会当日のイベントとして、「奈良のうまいものを極める会」の企画として、飛鳥鍋の元祖とも言われる「めんどや」で飛鳥鍋付きのランチを食べたあと、ほっこりと温まって「井上さやかさんの講演会」に参加する、飛鳥を知り飛鳥を愉しみ飛鳥を語る食事会を開催します。皆さん、お誘いあわせて、ぜひご参加ください。

■集合場所・時間 2月8日(日) 近鉄橿原神宮前駅東口10時30分集合
(10時41分発のバスに乗車します。)
※直接行かれる場合は11時30分までに食事場所にお越しください。
■食事場所 奈良県高市郡明日香村岡 40 「めんどや」(万葉文化館より南へ約 600 メートル)
※当日は鉄田専務理事より飛鳥鍋の由来などお話していただく予定です。食後には周辺史跡をご案内いたします。
■参加費 飛鳥鍋のついたランチで 1 人「2,500 円」です。
■ご参加希望の方は、メールかFAXで1月 25 日(日)までにご連絡ください。(直接行かれる場合は、その旨もご記載ください。)
メールアドレス 大山恵功:ooyama7@mail.goo.ne.jp
FAX 奈良まほろばソムリエの会:0742-90-1414


今からでも申し込んでいただけます。飛鳥は牛乳の発祥地であり、その流れで飛鳥鍋という牛乳で炊く鍋物が誕生しました。飛鳥鍋を食べて温まって周辺史跡探訪、そのあと講演会場に向かいます。ぜひ、ご参加ください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文学で知る!奈良の魅力(奈良まほろば館) 1月25日(日)開催!(2015Topic)

2015年01月18日 | お知らせ
次の日曜日(1/25)11:00~、東京・日本橋三越前の「奈良まほろば館」で、「文学で知る!奈良の魅力」という講話をいたします。NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が展開する「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」シリーズの講話(奇数月に1回開催)です。参加料は500円(資料代)、要申込。まだ残席があります。同館のHPによりますと、

まほろばソムリエの深イイ奈良講座
平成27年1月25日(日) 11時00分~12時30分
NPO法人奈良まほろばソムリエの会より講師にお出でいただき、奈良の魅力を色々な切り口で楽しく語っていただきます。

『古事記』から『鹿男あをによし』まで、奈良にゆかりのある物語や小説は、たくさんあります。今回は10冊を厳選し、奥深い奈良の魅力を紹介します。ヨソではなかなか聞けない興味深いエピソードが続々。ぜひ、お申し込みください!



この写真は、奈良まほろば館での講話の様子(2014.9.20)

1.日時・演題 平成27年1月25日(日) 11時00分~(1時間半程度)
 「文学で知る!奈良の魅力」
2.講師 鉄田 憲男 氏 NPO法人奈良まほろばソムリエの会 専務理事
3.会  場 奈良まほろば館2階
4.資料代等 500円(※当日受付にて申し受けます)
5.定  員 70名(先着順)
6.申込方法 : 
(1)ハガキまたはFAX 必要事項(講演名・講演日・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢)を明記いただき、奈良まほろば館までお送りください。
(2)ホームページ 「申込フォーム」からお申し込みください。

※お問い合わせ先 奈良まほろば館 【開館時間】10:30~19:00
 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-2 奈良まほろば館2F
 電話03-3516-3931 / FAX03-3516-3932
※聴講券等の発行はいたしません。定員に達し、お断りする場合のみご連絡いたします。
※キャンセルされる場合は事前にお知らせください。


なお3月には、当会が誇るカリスマガイド・雑賀耕三郎さんが、3月25日(水)14:00~15:30、初瀬谷と長谷寺に関する講話をして下さいます。募集はまもなく始まります。

1月の私の講座は、まだ残席があります。東京圏の皆さん、奮ってお申し込みください!
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柿の葉ずしを極める(第13回なら観光サロン) by 平井宗助さん

2015年01月17日 | 奈良にこだわる
平城遷都1300年を迎えた2010年から、「なら観光サロン」という有志の会を開催している。初回のテーマは「県民は、奈良県が嫌い?」、そのあと「記紀・万葉プロジェクト」「天誅組とは何か」などのタイムリーなテーマで県内外から講師をお招きし、観光振興のモトになる知識を仕入れ、あわせてメンバー間の交流を深めてきた。
※写真は全て1/8の「第13回なら観光サロン」で撮影

メンバーは、地元で観光振興に携わる団体の関係者や、奈良県庁・奈良市役所の職員さん、南都銀行の行員やOBなどが中心だったが、最近はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の会員にも声をかけ、たくさんのご参加をいただいている。先月(12/3)は、「奈良の醤油はおいしいらしいで」をテーマに御所市から片上裕之さん(片上醤油)をお招きしてお話をお聞きするとともに、いろんな醤油を梅本とうふ店の豆腐にかけて、試食させていただいた。

そして第13回となる今回(1/8)は、柿の葉ずし「平宗」の平井宗助さん(株式会社柿の葉ずし代表取締役社長)をお迎えし、「柿の葉ずしを極める」のテーマでお話をいただいた。当日の内容を星乃勝さん(NPO法人スマート観光推進機構 理事長)がコンパクトにまとめて下さったので、以下に紹介する。



8日は、なら観光サロンに参加して柿の葉ずし「平宗」の平井宗助社長のお話をお聞きしました。
【 要 旨 】
柿の葉ずしの「平宗」は、江戸時代末期、文久元年(1861年)に、奈良県は吉野上市村にて創業された歴史を持っておられます(幕末、天誅組が活躍した頃の創業です)。江戸時代中頃より夏祭りの「ごっつお」(ご馳走)として吉野の家庭で作られていた柿の葉ずしが、遠来のお客様に振る舞う吉野の名物として商品化されていったようです。

河瀬直美監督の「つつむという優しい文化」の映像もご覧ください。


熊野の鯖は吉野の山間では貴重な海の幸でした。腐らないように浜塩をされて「しょっかろう(塩辛ろう)」なった鯖をおいしく食べられるように、薄く切ってご飯に載せ、身近にあった柿の葉で包んだものが「柿の葉ずし」です。すし桶に入れ重石をして2~3日、サバの塩気や旨味がご飯の甘みと馴染むことでまろやかで優しい味になります。さらに柿の葉の香りとタンニンが鯖の生臭さを消し、殺菌作用もはたらく保存食となります。この過程の乳酸発酵が独特で芳醇な味わいを作るようです。

そもそも寿司は保存食の「なれ鮨」として生まれます。それが、生食の魚が食べられるようになり、江戸前寿司のような形のものに変化していきます。山深い吉野の里等には昔ながらの「なれ鮨」「柿の葉ずし」が残っていたそうです。谷崎潤一郎も「贅沢なもの」として絶賛しています。(説明を受けてなるほどと思うとともに、保存・流通の発展により、人の食味や嗜好も変化していることを実感しました。また「なれ鮨」を作るためには、手間ひまがかかっていることも知りました。)



平宗では、奈良県産のお米「ヒノヒカリ」を使い、鯖は11~12月に水揚げされる脂ののったものを厳選するそうです。鯖は、ある程度大きくならないと脂がのらず、最近は中韓の漁船も進出するため漁獲高も減っています。またノルウエー産の鯖は脂がのりすぎて旨味がでないそうです。柿の葉も8月以降は固くなるので、6~8月に取り入れたものを使用するなどこだわりを持って作られています。

今や「吉野のごっつお」は大阪や東京のスーパーでも購入できるようになり、発酵という部分はほぼその面影はなくなり、単に「柿の葉にくるまれた押し寿司」となってしまい、本来の柿の葉ずしの価値が伝わりにくくなったとのことでした。また、柿の葉ずしの具は鯖と鮭が多いですが他の具材も多いようです。九度山町(和歌山県伊都郡)の柿の葉ずしは、シイタケ、かまぼこ(ナルト)、干しエビなど最も具材の種類が多い地域とのお話もありました。



上が「こころ」(無添加。麹菌で糖化させている)、下はうま味調味料を使った通常の柿の葉寿司

昨日(1/8)は、一般に販売されているうま味調味料で調理された柿の葉寿司と、無添加で、麹菌で糖化させた鯖(糀鯖)を使った柿の葉寿司「こころ」を食べさせていただきました。「こころ」の柿の葉ずしは、甘みがあり、奥深い味わいだと感じました。食の原点の1つ「寿司」の歴史と味わいを学ぶ貴重な時間になりました。平井社長、良いお話と美味しい柿の葉ずしをありがとうございました。

ご講話のあとは、平宗さんの「倭膳たまゆら」から配達していただいた美味しいお料理に舌鼓を打ちながら、全員に自己紹介(自己PR)していただき、楽しいひと時を過ごした。NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の啓発グループでは、「奈良のうまいものを極める会」と銘打ち、地元の名物を食べ歩いている。しばらくは、この会とタイアップして、「奈良のうまいものを極める観光サロン」として、「食」シリーズを続けることにしたい。

「第13回なら観光サロン」にご参加下さった皆さん、有難うございました!また次回をお楽しみに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする