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市民発掘隊(橿原考古学研究所)/応募締め切りは7月15日(金)!(2016 Topic)

2016年07月02日 | お知らせ
奈良県立橿原考古学研究所(HPは、こちら)が、「市民発掘隊」というボランティアによる発掘調査員を募集している。産経新聞奈良版(7/1付)「ビッグな発見に立ち会えるかも!? 橿原考古学研究所が「市民発掘隊」を創設 」によると、

発掘調査を通じて歴史への興味を深めてもらおうと橿原考古学研究所は一般の人を対象にした「市民発掘隊」を創設することを決め、メンバー募集を開始すると発表した。登録制で「ボランティア」扱いだが、研修後は希望する現場で発掘調査に参加できる。発掘調査機関が市民発掘隊をつくるのは全国的に珍しいという。

現在、橿考研や市町村教委による発掘現場では、調査を担当する専門職員(技師)の指導で、ベテラン作業員らが土を削り、遺構を見つける作業を行っている。調査に興味を持っていても、一般の人が作業に参加する機会はほとんどない。橿考研では、発掘調査に興味がある人に、できるだけ調査に参加してもらい、歴史や考古学への関心を深めてもらおうと、市民発掘隊の創設を決めた。


 発掘された日本列島2016 新発見考古速報
 文化庁 編
 共同通信社

参加資格は18歳以上(高校、専門学校生らを除く)。参加が決まれば8月22~26日に橿考研と、橿考研が調査を行う発掘現場で研修を受け、メンバーとして登録。その後、橿考研が現場を紹介し、本人の希望に応じて現場で発掘調査に参加できる。

最初は簡単な作業から始め、適正などに応じて測量や写真撮影、遺構図の作成、現場広報なども担当できるという。橿考研は「好きな現場で発掘調査に参加することで、歴史や考古学への興味をより深め、奈良を好きになってほしい。ビッグな発見に立ち会うことができるかもしれません」としている。

原則任期は設けず、来年度もメンバーの募集を行う計画だ。募集人数は15人で、希望者は往復はがきに住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記入し、今月15日(当日消印有効)までに橿考研へ申し込む。応募者多数の場合は抽選。問い合わせは橿考研((電)0744・24・1101)。

 美の考古学: 古代人は何に魅せられてきたか (新潮選書)
 松木武彦
 新潮社

橿原考古学研究所のニュースリリースは、こちら(PDF)である。若い人も興味を持つだろうが、平日がからむので、応募はシニアが中心となりそうだ。発掘は露天なので、条件は「体力に自信のある方」ということになるだろう。

元気で考古学に関心がある方は、ぜひご応募ください!

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