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「南朝と後南朝」講演会/川上村・ホテル杉の湯で7月6日(水)開催!(2016 Topic)

2016年07月03日 | 奈良にこだわる
ホテル杉の湯(川上村迫695)で開催しているシリーズ講演会、第8回のタイトルは「南朝と後南朝」だ。とりわけ川上村と関わりの深い「後南朝」をメインに取り上げる。住民の人たちを対象とした、ごく入門的な講演である。参加無料・申し込みも不要。講演会のチラシによると、

シリーズ講演会のご案内
第8回演題「南朝と後南朝~スッキリ分かる郷土の悲史~」


日程 平成28年7月6日(水)
時間 15:30~16:50
会場 ホテル杉の湯(2階)金鱗の間

今年で5周年を迎えるNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」から鉄田専務理事をお迎えし、シリーズ講演会の第8回を開催します。前回はおかげさまで70人を超える方にご参加いただきました。

今回の演題は「南朝と後南朝」。後醍醐天皇が吉野に逃れて樹立した「南朝」(吉野朝)の悲話は、『太平記』に登場します。そして「南北朝の合一」のあとに興った「後南朝」は、当村とも深い関わりがあり、今も「御朝拝式」が厳粛に営まれています。

知っているようで案外知らない郷土の歴史がスッキリ分かる講座です。参加無料・お申し込み不要。ふるってご参加ください!



先日、当ブログで『桜とともに生きる』という冊子を紹介した。同名のシンポジウムで配布された冊子で、ここに増田隆さんが「後南朝紀行~朝拝式を伝え続ける山峡の里~」という約20ページものレポートを掲載されていて、これがとても参考になる。

ここから御朝拝式の経緯などを引用させていただいて、スライド28枚のPower Point 資料が完成した。増田隆さんは、岡本彰夫氏(春日大社元権宮司)から紹介していただいた方だ。その旨を氏のFacebookに投稿すると、こんなコメントをいただいた。


後南朝は、知るべし、知らしむべしです。30年来この事を知りたいと思いつつ、ご縁がありませんでした。この度の吉野探訪にあたり、増田隆という有能な人物と知り合った事によって、この人ならば、適任者だとばかり、調査をお願い致しました所、見事に道案内をして下さいました。

大部の物を割愛して冊子に入れてくれましたので、改めて、堀井さんの「やまとびと」に全文連載をお願いしております。あまりに難しい内容故、適任の水先案内が無ければ、到達致しません。これからますます深め広めて行ってくれることと存じます。

更にこの事を川上村の村興しに繋げて下さればと念願しております。後南朝を知って川上村を訪ねて下さる方に対しても、解りやすくこの内容を把握出来る資料館の開設や、案内書の作成が必要です。我々大和の人々の誇りとすべき歴史です。どうかよろしくお願いいたします。


村おこしにつなげるというのは、大賛成だ。6日の講演会には役場の職員さんも来られるので、ぜひこの話もしてみたい。「後南朝は、知るべし、知らしむべし」。今回の講演がその一助となれば幸いである。川上村および周辺にお住まいの皆さん、水曜日はぜひ「ホテル杉の湯」にお越しください!

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