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田中利典師の「息子の護摩」

2024年08月08日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、「息子の護摩」(師のブログ 2016.4.3 付)。林南院の月例祭の日(毎月3日)の導師役を、ご長男の佑昌さんに務めていただいた、という話である。佑昌さんは師の後継者として、林南院を盛り立ててくださることだろう。では、記事全文を紹介する。
※トップ写真はこの日の護摩。利典師のブログから拝借した

「息子の護摩」
毎月3日は開山以来、自坊の月例祭の日。今日の護摩は四度加行(しどけぎょう)を終えた長男にはじめて、導師をさせました。彼はこのあとも、金峯山寺の吉野学林(修行機関)での修行に戻りますが、林南院のご本尊に法楽の護摩を焚いてもらいました。法が継承されることは有り難いことです。

金峯山寺の宗務総長になって、5年目くらいから、「後継人材の育成があんたの仕事だよ!」と心ある方々から言われ続けてきましたが、自坊もまた、後継人材の育成を果たしていかなければなりません。思えば私も還暦を超え、今年は61歳を迎えます。

老境…といって、顰蹙を買いましたが、人作りという仮題に向けて、ますます精進してゆかねばと改めて感じた今日の護摩でした。
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