藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

恐れ入り屋の鬼子母神

2023-05-23 07:04:22 | 日記・エッセイ・コラム

昨晩夕食時に、奥様が突然仏壇へ・・・・。 帰ってきたら、こんな写真のコピーを見せました。 

  

なんと私の胆嚢の写真です。 切除後、主治医がわたしにみせてあげてくださいとわたしてくれたそうだ・・・・。 私より仏壇に先に報告したが、退院した私の事はお忘れだったようである。

主治医が私の気持ちを察して、コピーを渡してくれていました。 これらの他に、ヘドロ状のものが有ったらしい。 右側の黒い集団が、胆石。 胆嚢を開いて写真に撮って頂いておりました。 その壁に、いくつかの傷跡が有り、そこに胆石が取り付いていたそうだ。 私の命を狙って。 命を助けていただいた証拠写真でございます。 それにしても、退院した私に見せるのを忘れていたとは・・・・。 主治医の先生感謝です。

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昨日朝、退院。

2023-05-22 14:38:07 | 日記・エッセイ・コラム

金曜日に手術。 日曜日朝9時には退院。 我が胆嚢は無事に切断された。 切った胆嚢を取り出す穴は、2センチ。切断用の機械は4mmの穴から。もう一つ電気メス用の穴が4mm。 合計3か所の小さい穴から、2時間半で完了。 傷口は、テープが張ってあるだけ。 それも土曜日の朝一番に剥がされた。 結構穴が痛いので、フラフラしながら、裏口から退院しました。 胆嚢の中の遺物は、鉄とカルシュウムが、肝臓が弱って流れ出し、タンパク質が加わると、胆石に成るそうだ。 私の胆嚢なので、是非とも欲しいと主張したが、ダメだった。 切り取られたこうした内臓は、一定の量貯まると、火葬場で償却する(荼毘に付す)のだそうだ。 年々・・・突然の雨、隣家の屋根の上で、跳ね踊っている。 これほどの雨脚は久しぶりだ。 2年前にも有ったが、その時は手抜き工事の団地は、姿が変わった。 そんな事を思っていたら、失念して忘れてしまった。 血圧が低いままで94から5前後の数字で、心臓の治療も本格的になるそうだ。 薬ばかり多くて、嫌に成る。 加えて、腎臓が、右しか働いていない。 世に言う、腎不全。 国からは、原爆被爆者なので、脊椎狭窄症で、健康管理手当を頂いている。 一つ病気ごとに頂けると、高給取りに成れるのだが、残念ながらそうはならない。 考えてみると、無傷なのは、脳みそだけだ。 何れにしても近時下、原爆老人ホームに出の入る事に成りそうだ。 但し、アスベストが原因の肺がんで死ねば、労災となり奥様の懐には、大金が転がりこんでくる。 知らぬ間にそんな事を考えている自分がそこに居た。 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」

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いよいよ入院

2023-05-17 01:02:52 | 日記・エッセイ・コラム

  18日入院、翌19日 10時より手術。 二時間半の施術だそうである。 今回の検査で判明したことは、胆石は胆管の中に存在し、且つ 胆嚢が肝臓と癒着しているそうだ。 加えて、胆嚢の中に不明なものがあり、その処置は、未定。加えて心臓に問題あり。 心筋梗塞をした証拠が心臓に残っているそうである。 加えて、大動脈弁が石灰化して、弁に隙間がある為、血圧が110以下だそうである。 加えて左の腎臓が、役に立っていないそうである。 78年間の生活の記録がしっかり体に刻まれている様だ。 被爆者として、再生不良貧血や、大腸炎で、小学校五年生で、盲腸と大腸の一部を切除したし、骨髄移植の経験済みである。 これまで悪運強く生きてきたが、悪運も尽きつつあるようだ。 

 今回の手術は、臍の横に4センチの穴をあけ、カメラを設置して、体の左半分に八ミリの穴を三か所あけて、機械を挿入し、手術する予定だが、出血が激しい様なら縦一文字に切り開いての・・・・ に成るそうである。 緊急で運ばれた時は意識が無く、気が付いた時は緊急処置が済んでいた。 今回は、全身麻酔を懸けるところから、全て我が意識の中で始まる。 はてさて、生きて帰れるものやら、・・・ はっきりしないようである。 故障した腎臓、止まりかけの心臓、おまけに、「マダニ」の後遺症・・・・。 それにしても、この病院では、「マダニ」「心筋梗塞」「腎臓嚢胞」「胆管結石によるすい臓炎」、過去四度命を救っていただいた。 而もここ十年以内の事だ。

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いよいよその日がやって来る

2023-05-14 09:41:24 | 日記・エッセイ・コラム

   切腹の日まで四日。 胆嚢全摘出だそうであるが、十日の検査では、ハプニングが突発した。 胆石が消えたのだ。 其の代わりに、胆嚢の後ろ半分に正体不明の物体が占拠して、CT, MRI, エコー等の検査器具では正体が判別できなかった。 集合してきた医師は六名。 色々討議されていたが、摘出して時間をかけて正体を・・・と、言う事に成り、予定道理の手術と相成った。 非常に珍しいケースで、今まで経験がないそうだ。 もしかして、前回のすい臓炎も此の不明物体が原因だったのではなかろうかと言う、意見も出てきた。 それにしても78年間、原爆を始めとして、多くの事故事件で命拾いしてきた身である。 今更、じたばたする気も無い。 妻の両親、我二親の最期も看取ったので思い残す事は無い。 妻には、最後までドタバタさせた事、それだけが心残りである。 とは言っても、些かぼけ始めた「妻」より、命永らえるやもしれぬ。 その時はその時、出来る事だけを十分にやるだけである。 入院の支度は全て整えおえた。 出陣を待つだけである。

 長らくブログを休み、その間のお尋ねいただいた皆様には、失礼ばかりしていた。 心からお詫び申し上げます。                                                                                                                         照幸拝。

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