藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

自民党国会議員の本音と地方サポーターの本音

2012-09-26 17:46:32 | 社会・経済

自民党大会が終わった。 終わってみると地方サポーターの意思は蚊帳の外で、国会に議席を有する人の利益誘導大会に終わってしまった。 先の参議院選挙での勝利を無にする暴挙を遣ってしまった。 これから先、自民党の支持率は確実に下がる。 下がらないと可笑しい。 地方の支持者を切り捨てた結果は、眼に見えている。 嘗て、原発推進をして来た自民党が、脱原発など出来はしない。 ましてや、国会議員の一票の格差是正と、国民の要望する定数削減問題をこの党首がやり切れるかどうか疑問である。 ましてや、戦後政治の遣り残し問題は、今や国境問題として、国際間問題に発展し、その事が再軍備への道に繋がりかねない情勢である。 考えてみると、独立国家で国防軍を持たない国は存在しない。有るけれど、その国は太平洋の中の島の集団の国などであり、そうした国家に刃を向けると国際的に笑われ者になるだけである。 そうした自然国防力が、日本に存在するのか考えてみると、その様な要素は無い。 国連中心の安全保障体制など、中国、ロシアの利益というトラの尻尾を踏むと吹っ飛んでしまう。 嘗てマッカーサーラインと言われる占領軍による、国防ラインが国際的に認められて存在していた。その中には、歯舞、色丹両島は含まれて居ない。 竹島と、尖閣諸島は含まれている。 マッカーサーラインが、解除されて時の政権与党は、自由民主党であった。 このときやるべきことを遣らなかった結果が今日の騒動の発端なのだ。 それを自民党が問題解決できるかと問われたら「ノー」としか言いようが無い。 韓国も、中国も、ロシアも皆して国連の場で声高に演説するであろう。 「日本は、占領終了時に主権を主張しなかったではないか」と。 この喧嘩相当な武力を持たない限り、出来ない喧嘩である。

007 この写真は「給人原古墳群」の中の一つである。 私の家から徒歩5分の所である。 本日は奥様の公休日なので、お供をしてマツボックリをひらいに出かけた。 この地方を支配した「王」達30余人の眠りの場所である。 その隣には、現代人の眠りの場が存在し、その墓地には嘗て「被爆犠牲者」を火葬した焼き場が存在した。

その墓石に珍しい「家紋」を見つけた。 嘗て「隠れキリシタン」の研究書を読んだ時に、甲斐武田の流れを汲む人たちの中のキリスト教信者が、「家紋」に手を加へ使用した例が、記述してあったが、その家紋がこの墓地に存在した。 考えてみると不思議ではない。嘗ての毛利家の重臣「熊谷」氏はキリシタンであり、キリスト教禁止令が出た時も、改宗を拒み毛利家の手で磔になった。その「熊谷家」の本拠地がこの町であったのだから、何の不思議があるはずがない。 それにしても偶然にその家紋に出会うとは。

005 皆さんにも十字架が読み取れるでしょう。

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いつの間にか?

2012-09-25 17:36:43 | 社会・経済

秋は確実に忍び寄っている。 今年の夏は不思議と「タテハチョウ」が、我が家の庭のミヤマスミレを訪問しなかった。 訪問していたが、私の目に止まらなかったのだ。 それだけ飛来の回数が少なかったのである。三種類のタテハチョウが、例年なら終日観察できるし、ミヤマスミレの葉が全て食い尽くされるが、 今年は青々としている。 それでも彼らは遣ってきていた。 葉っぱの隅に幼虫を見つけた。

002 今日の時点で幼虫であるなら、蛹で冬を越す覚悟のようだ。

冬越しできる場所探しをし始めたようである。 風の当たらない、日のあたる天敵の居ない場所を彼らは本能的に知っているようだ。

先日以来、明治維新時の日本の人口を調べていたが、最大に評価しても3,200万人だと言う事が解って来た。 現在の日本の人口の25%しか存在していなかった。  大都市に人口が集中していると言っても、江戸時代も現代もそんなに差は無いようだ。 そもそも現在過疎地と言われる所に、人間が住んでいたかどうか解らない。 過疎地になる所は、元来あまり人のすんでいる所では無かった様である。 

明治維新による経済爆発が、元来人もすまない場所までも開発していったようである。 北海道などその典型地だ。 「富国強兵」の名の元に開墾されていった。 

そうした自然環境の厳しい場所が、昭和40年代から過疎化が始まり、資本家に良い様に利用された。 

リゾート開発などは、少しの自然破壊であるからまだしも、それからも取り残された自治体が引っかかったのが、「原発」による地域活性政策である。見事に皆引っかかった。 

国と、電力会社中心の経済界の共謀による詐欺である。 見事に国民皆が、騙された。 

人類がその手で作った物で、「絶対に安全」な物はこの世に存在しないことを、皆して忘れてしまっていたようだ。 いや、著名な科学者の名を借りて、国民に「安全神話」を信じ込ませた、自民党の政治が今日のこの国の姿なのだ。 

竹島も、嘗て「李承晩ライン」を主張された時に、自民党が決着を着けなかった事が今日に問題化しているのだ。 

尖閣諸島にいたっては、嘗て其処が日本人が住み着き、捕鯨を行っていた土地である事さえ忘れているのだ。

昭和30年代までは、石鹸の材料として、鯨油が使用され、鯨のベーコンは庶民の味であった。 南氷洋だけが、捕鯨の場所では無かった事を忘れてしまっている。 

嘗てその場所には生活の場所があり、登記簿上も持ち主が存在し、彼らが飼っていた山羊の子孫が、現在も生存している現実を、政府は国民に詳しく説明する義務がある。 

ただただ日本人が、この領土問題に、冷静になっていられるのか不思議だ。 その裏には、日本の真の教育の充実が、存在する事を認識すべきだ。 

横浜や神戸の中華街は暴徒に襲われないし、韓国料理店も襲われない。 況や「大使館」に於いておや である。

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昨夜から急に気温が下がり始めた。

2012-09-24 10:20:50 | 社会・経済

001 急に冷え込みが始まった。 夜慌てて夏用掛け布団に、毛布を足して寝た。 窓を全て閉じて睡眠。 朝食の準備の時に、長袖のシャツを取り出してはおった。 奥様は三連休、日ごろの疲れからか、寝続けている。 六時に朝食に誘うと、しぶしぶ起きて来て、その後朝風呂にお入りになった。 小原庄助さんでも有るまいが、今年の猛暑には、かなりまいっているようだ。

私は朝食後、ゴミ出しに行き、ゴミ置き場のトヒが壊れているのに気づき、修理道具一式をもって行き修理。 その後、朝の散歩と洒落てみた。

棒がしに実が付いている。 秋は確実に遣って来ていたのだ。 嘗てこの木は、天蚕(山繭)に欠かすことの出来ない木であった。 この木の葉で天蚕を飼育した。 方法は、この木を六尺の高さで切ると、根元から脇枝多数伸びてくる。 その枝に山繭の卵を取り付け、鳥除けの網を被せて山繭を育てる。 家の囲い代わりや、田んぼと山の際に棒がしを植えて育てたようである。

この木の団栗は、渋みが無く飢饉の時でも実をつけるので、大切に育てたらしい。

子供に時分に、ガキ大将と共に焚き火の中に投げ入れて、焼いて食べた事があったが、結構美味しかった記憶がある。 ただ実が小さいので面倒であった事は事実だ。

この木は、実を植えておくと簡単に芽を出す。 何の手入れもしないと、何処までも真っ直ぐに伸びてゆく。 六尺棒や、槍の柄、鍬の柄等は皆この木を使った。 この話は、私の叔父から聞いた事で、百姓はこの木を大切にしたそうである。

今私が住んでいる旧可部町は、昭和三十年代までこの山繭で、農家の奥さん達が相当な収入を揚げ、それ故に、「カカア天下」の町として、近隣に聞こえていたらしい。

我が家は、そうしたことの無いのに、「カカア天下」である。 この町に越して来たことで、そうなったのだろうか。

追伸 十時三十三分 「オスプレイ」が、爆音を響かせ飛んでいった。

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夜明け前のの町

2012-09-23 16:00:19 | 社会・経済

2005 夜明け前の螺山と虹山団地だ。 この団地の多くが団塊の世代で、住人の40%以上が65歳以上である。 残りの60%が、二世帯住宅と思ってよい。 私の姉夫婦は、揃って75歳以上である。 子供と別居しているので、時々心配になり用事も無いが、確認のため訪問するようにはしているが、私の方が先にお迎えが来そうである。

しかし、わたしの友人を含めて、子供達にはいたって優しい。 特に夏休みの間に開かれる「鮎のつかみ取り大会」などは、地区の子供に限らず、一定の金額を払えば誰でも参加できる。 

この団地だけで、両手では足りないだけのアスベスト爆露者が居る。 元建設業、元消防士、元自動車生産工場従業員、・・・・・・。

既にこの世に「さよなら」された人を含めると、果たして幾人がアスベストの被害者なのか解らない。 元教師もいる。 今は元気に、町内の役員を積極的にこなしているが、果たして何時まで続くのか?。

朝夕は涼しく、ごしやすくなったが、自民党の中は、TVで見る限り灼熱の中のようである。 それにしても、「石破」氏の説得力は迫力がある。 

「国土防衛」を、どの様に考えればよいのか。 日本人は戦後、深く議論する事がタブーとされたように思う。 領土問題は、その延長線上に存在している事は、間違いない。

「戦争放棄」の憲法九条と、国防との問題を具体的に、どの様に考えれば、国際社会の中で認められていくのか、真剣に考え実行する時期が来ているように思えてならない。 アメリカ依存型社会からの脱却の方法を、国民の英知を絞り、考える時期であろうと思う。 

「再び戦いをしないための方法」は有るのか?。

永世中立国「スイス」の、過去の話をTVで放映していた。 嘗てのスイスは、貧しい国で、出稼ぎで稼いでいた。 その仕事は収入の良い「傭兵」が中心で、ヨーロッパの各国へ出稼ぎに行き、自国民同士が殺しあう事が余りにも多く、八つの地域の集団が協議し、一切の出稼ぎをやめる事とした。その際、全ての国際間の戦争に、関与しない事を取り決めたそうだ。

自らの収入の道を閉ざしてまでも、その決心をした事が、第二次世界大戦の戦禍から、逃れる事になったそうである。 日本もそうした決断をする時期が来たのではなかろうか。 因みに「スイス」は軍隊を持っているし、武器の輸出も行っている。 さて日本は、どの様な国にすればよいのか、語ってくれる政治家が存在しない。 絆創膏を貼る事ばかり、語る政治家ばかりである。そんな政治家は、もう要らない。 

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狂った季節

2012-09-22 16:11:57 | 社会・経済

Photo「 セッコク」が狂い咲きした。 このセッコクは、我が家から西に8km行くとある、安佐動物園の西隣の、旧天領の金山跡地の崖から持ち帰った物の一株である。 何故か今年は、。狂い咲きした。 おまけに「金木犀」に花が付かない。 当然香りも無い。 一本の木に数個の花が咲いているだけである。 例年なら彼岸頃より咲き始め、十月初めまで良い香りを漂わせてくれるが、今年は残念ながら期待できない。

政治が狂うと皆が狂うのか?。 狂っているのは、韓国と中国なのだが、政治的手腕の無さが全て方向を狂わしている。

韓国は将来の核実験場確保の為に、どの様な手段でも講じて竹島の占領を続けるだろうし、中国も、景気の二桁成長の維持のためには、早期の台湾復帰を実現しなくてはならない。 その為には、日本と台湾経済の交流を止める必要がある。 台湾が困れば良い。 勝手に帰ってくると信じての尖閣騒動のなのだ。 その手に乗らない方法があるかどうかだが、その方法が見つからないで、政府は困っている。 台湾の技術力の高さは並ではない。

中国の基本方針は、台湾との関係遮断国家のみと、国交を開くという方針に揺るぎが無い。 例えば、東南アジアの後進国中で、巨大市場の中国に進出しようとすれば、当然に台湾との関係を清算することを要求してくる。 

それは今まで原則論であったが、ここに来て国内の生活格差が問題視され始めると、自国民に原則論は通用しなくなり、排斥運動という方法でのガス抜きを、官製で行い始める。 それは「中国共産党」保守派に対する配慮でもある。

2003 悲しいかな、枝先に申し訳に咲いた「金木犀」だ。 午前中晴れ渡っていた空は、厚い雲に覆われ夕日が見ることが出来そうにない。 皆さんに、螺山と水無山の間に沈む夕日を見ていただこうと思っていたが、断念せざるをえない。 116年ぶりの閏の彼岸の夕日が見られず残念である。

116年前にこの世に生を受けた人は、たった一人だそうだ。日本人の男性で、世界で最高齢だそうである。 御歳 満115歳。

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