私は三ヶ月ほど前、私の目と心(1)の交差点を右折し、自転車で帰宅しておりましたところ、もう一つの益田道の、分岐点に差し掛かりました。丁度、歩道の改修工事中で、区役所も、「いきな工事をしてくれるもの」と思ってみましたが、と言うのも、この交差点は小学校に近く、いつも危険を感じていましたので、良いことをしてくれた、と喜んでみてみましたが、な、なんとその工事現場の土砂の中に、壊れた道標と、まだ無傷の道標(何れも江戸時代の物と思える文面)が転がっているではありませんか。早速、区役所に電話。工事担当者が飛んてきましたが、その時すでに手遅れ。二本のうち、一本は建設機械に踏まれ、三つに折れていました。それからが見ものでしたよ。折れた一本は、なんと名刹、金亀山福王寺(空海開山の真言宗別格本山。近隣きっての名刹です。)の案内道標、管理者もおり大変な怒り。しかし、一度折れた石の案内道標は、元の姿に帰ることなく、以下の写真のように成ることになりました。これでまた、可部の町から文化財が一つ消えました。この道標、これから二百年以上の、年を重ねてくれることを、祈ることとしましょう。ちなみに区役所は、この際、撤去の予定だったようです。市民から苦情がなければ、小さな文化財は、見捨てられる運命なのかと、なにかしら、我々市民と同じように感じたのですが、思いすごしでしょうか。ちなみに我あばら家は、ここから三丁。
追伸、昨日まちおこしのイベントがあり、子供忍者が街、お寺に溢れました。ついでにご覧ください。
写真をクリックすると大きくなります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます