我が団地から、福王寺に至る林道の則面に自生している「山萩」が、花をつけ始めた。いよいよ秋本番である。昨夜、深夜から台風の影響で、雨が降り始めた。私の友人のYさんは、今日も稲刈りの予定であったが、中止せざるを得ないであろう。
昨夜、アスベスト暴露被害者Mさんの奥さんから電話を頂いた。
「健康管理手帳」石綿の取得をお勧めしていたが、諦めるという。
理由は、主人の肺癌(小肺胞癌、原発性肺癌)が悪化したため、証人を探すのが難しいと言う。それくらいのお手伝いは、此方でいくらでもして差し上げられるのだが、看病疲れから、気力をなくされている。
入院した病院により、生存期間の違いは何処で決まるのか。
平均生存期間一年六ヶ月と言われている「中皮種」患者で、三年以上がんばっておられる方や、僅か六ヶ月で旅立たれる方など色々見て来たが、医師の能力に負う所が大きい様だ。
ツバメ達も帰国の準備を始めた。
男性の癌発生のなかで、肺癌が急激に増えてきた原因は、「石綿」ではないかと、やっと国が言い始めた。「石綿」輸入数量のグラフ線と、肺癌発生のグラフ線が、三十年遅れで平行線を示し始めたからだそうである。1965年 「日本社会党」は、「石綿禁止法」を作成し、国会に提出しようと試みたが、自由民主党と財界から、「労働者が職を失うよ」と脅され、実現しなかった。その時の法案の裏づけは、イギリス海軍の技術資料だそうである。
今日では、ウエブをうまく操作すると、厚生労働省の公開資料の中にその資料は存在するが、よほど時間と知識が無い限り辿り着けない。
私の場合、娘婿がIT産業に勤めているため色々アドバイスをもらっているので、そうした資料に行き着くことが出来る。
その資料は、全国のアスベスト取り扱い企業名や、被害者の発生状況など、細かな資料で埋め尽くされている。
労働局や労働基準監督署が、労災認定するための基礎資料なのである。
ここに貼り付ければよいのだが、出来ないようである。
台風は思ったより風が無く、雨台風のようだ。この夏雨量が少なかったので恵みの雨となった。
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