藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

脊柱管狭窄症

2020-07-08 13:44:05 | 日記・エッセイ・コラム

 土木建築関係の仕事を長くやっていると、腰や背中を酷使するので、脊柱管狭窄症になる確率が高いそうである。 私も指摘されて二十五年になるが、仕事を離れた理由は、痛みが激しくなったからである。 この病気は、被爆者に多いいそうだ。 被爆者がこの病気になると、健康管理手当が支給される。 毎月僅かであるが、孫の小遣いには十分な額である。 要するに、骨の維持が被曝者は難しいらしい。 命に別状ないが、厄介な病気であることは間違いない。 私はこの病気については、くよくよしていないのだ。 万が一の時は、コルセット、それで駄目なら、手術をする覚悟が出来ているからである。 同級生にこの道のプロがいるから安心していたが、今や75歳に成った。 彼曰く、「私は手術はもうやめた。良い医者は紹介するので安心して居ろ。」 一番いいのは温泉療法なのだが、現在の保険制度では長期の入院が出来なくなった。 出来ないのではなくて、病院の取り分が無くなったのだそうだ。 別府に良い病院が有って、頚椎の狭窄の時、一か月お世話になった。一か月の予定で、首を固定し、腰に重りを付けて24時間引っ張てもらったら、三週間目に見事視手足のしびれが無くなった。 ただし一日二回、温泉に三十分入って温めた。 元九州大学の教授だったが、まじめ以上に頑張って牽引したので、看護学校生の手本で、いつも回診時に私の所で講義されたのには草臥れた。 腰が狭窄した時、再びお世話に成ろうと思ったら、先生はすでに亡くなっていた。 未だに残念至極である。 その為、腰の狭窄は未だに痛みを抱えたままである。 特にこの長雨の時が辛いのである。 マダニの後遺症とダブルパンチで、痛みが並みでない。 薬が効いている時は鼻歌だが、薬が切れると唸り声が階下まで聞こえるそうだ。 寝たまま唸っているらしい。