藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

奥様の嫌いな物

2017-10-24 09:44:58 | 日記・エッセイ・コラム

我が奥様の嫌いな物は、先ずはシーチキン、絶対食べない。 「食べる人の気が知れない」 という感じの顔をして見ている。 緑豆もやしも嫌いだ。 生臭いの一言でダメ。 ひげ面の主人もダメ。嫌な顔でこちらを見ている。 いっしょに出かけるのも嫌らしい。 庭先の雑草。 見つけ次第にぬいてしまう。 オオバコ、タンポポなど風情があっていいと思うのが・・・・。 床の埃。 清潔好きと言えば聞こえが良いが、そうでもない。 気に入った寝間着など幾日でも来ていることがある。 薄っぺらな知識も嫌いだ。 古文書を読むのに時間がかかるのは、地名や、地位名が出ると、それが何処で、どんな仕事をしていたのか、判明するまで次に進まない。 その被害者が私だ。 突然質問を持ってくる。 麺類も嫌いであったが、このところ食べるようになった。 素麺など大嫌いであったが、金目鯛の煮汁で食べる素麺は好物のひとつになった。 ラーメンも嫌いだったが、私の特性スープの物はお食べになる。 

ところで、我が家の庭の「絡新婦」(ジョロウグモを変換キーを押したらこんな漢字が出てきた。へー こう書くのかと感心している)

台風前に姿を消した。 オスが一匹と、子蜘蛛がうじゃうじゃいたが、一昨日、午前中の風に乗ってどこかに飛んで行った。 新しい命の旅立ちであった。

政治の新しい旅立ちはできなかった。 戦中戦後の、悲惨な経験のない若者たちには、年寄りの考えが理解できないらしい。 自己中的な、金儲け主義が横行し、悲惨な戦争に向かっている気がするのは、私だけなのだろうか。 仮想の世界に嵌っていると、何時か人殺しも何ともなくなるのだろう。 そして自分が殺されることは想定に無いらしい。

日露戦争で、乃木希典の二人の子供は戦死した。 乃木の無能さの犠牲者であった。 それが美化された時から「日本」は腐って行った。

当時の政府の中心者の中に、家族が戦死したと言うことを聞いたことがない。 高級官僚然りである。 資本家も然りである。 幾百万の戦死者は、皆庶民と言っていい。 再び恐ろしい時代がやってくるようだ。

もちろん奥様は戦争は嫌いだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする