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 藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

広島国際映画祭2017

2017-10-15 10:17:14 | 日記・エッセイ・コラム

 十一月二十四日から四会場で、「広島国際映画祭2017」が開催される。 「国際文化平和都市宣言」をしている広島市が主催。 三日間の開催だ。 世界各国から多くの作品がエントリーしている。

 開会式直後の上映では、片渕須直監督・脚本、MAPPA制作の日本の長編アニメーション映画「この世界の片隅に」が上映される。 この作品はすでに公開されているが、今回この作品の一部が、監督の手で手直されての参加だそうで、市民の興味をそそっている。 公開された作品も素晴らしかったが、監督自身が今一つ納得できづ、手直ししたそうだが、版権者はすでに、DVDも発売しているのでと、一般公開には反対されているそうである。 それだけに、より興味が湧きぜひとも「鑑賞」に出かける所存だ。 

主人公の「すず」が、後の結婚相手と最初に出会うのが、

 「原爆ドーム」、当時は「産業奨励館」の見える、「相生橋」の上であった。(この絵は、遊工房様の作品です)

 作品「この世界の片隅に」は、軍港呉に嫁いだ主人公が、呉空襲で姪を亡くし、また自分も唯一絵を描くことが心の支えであった右腕を無くし、かつ、広島の家族を原爆で亡くすという作品だが、その中から戦後を生き抜く支えとなる、結婚相手の家族との心の解け合うさまを描いています。 一度は妻と鑑賞し、感動した作品ですが、今回もぜひとも二人で出かけるつもりです。 

機会があれば、皆さんもぜひ一度鑑賞していただきたい作品です。

 書き忘れました、広島県には二つの「相生橋」が存在します。一つがここ、「元第五師団正門」近くの広島の「相生橋」で、今一つは、「元呉鎮守府」正門近くの呉の「相生橋」です。 いづれも、「生きて再び会いまみえたい」家族の心がその名になっているのではと、思っています。

 * 追記 戦前の軍都に「相生橋」と言う「橋」が存在するのではないか・・・・そんな気がしてきました。 「相生橋」をご存知の方、お教えいただければ幸いです。