藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

苧(からむし)騒動

2017-10-06 09:23:04 | 日記・エッセイ・コラム

昨日我が奥様、猫なで声で「からむしの実物を見に行きたいの」と言い始めた。 我が奥様は、自分の意思を貫徹しようとすると、猫なで声になる。

そうなると、私が抵抗しても無駄。 きっと柳瀬のキャンプ場なら有るかもよと言うと、「私が運転するから付いてきて」。 私も仕方なく同行の羽目になった。 途中太田川沿いの他の場所も見てみたが、この十年で状況が様変わり。 余り人が出入りしないので、「しの竹」の藪となっていた。 以前は夏の間、川遊びの親子連れでにぎわった河原も、少子化の波で・・・・・・。

そんなこんなで、やはり柳瀬へと向かった。 入口の脇の草むらに

 苧だ。 以前ならどこでも生えていた雑草が、なかなかお目に係れない事となっている。 この雑草、嘗ては「麻」の代用品として活躍した植物である。 奥様は、子供の頃家で飼っていた「山羊」が、一番好んで食べた草だと言っている。 私は戦後、「カラムシ布」がブームになったことを思い出しっていた。 江戸時代、「麻」を栽培すると税がかかり、道端に生えている「苧」なら、それから織った「カラムシ布」には、税が掛からなかったそんな話を聞いたことがある気がしている。 広い河原に出てみたら、

 秋の陽光を、体に浸み込ませようと羽を広げた蝶が・・・・・。 秋の名残りを堪能していた。

今夜の献立は、

 稲荷寿司三十個。 一人ガンバッテ作りましたよ。 その間奥様は趣味の古文書研究のためご近所に。 数が減っているのは、ご近所さんの一人暮らしの方(全て女性)におすそ分け。

 料理しながら、ガスレンジを見やれば・・・・・。 ぼちぼち引退したい風だ。 そこでネットで検索、翌日配達で購入した。 本日到着予定。 十数年間がんばてくれた、「ガスレンジ」殿に感謝しつつ、おでんを温めた。 

 

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