日本人総白痴という言葉が幾十年か前に使われた。
今回の選挙はそれを思い出した。
景気回復は願ってもないことだがどこにその要素があるのか。
アメリカの不況、中国のバブル崩壊、ヨーロッパの経済不安、その中で日本だけが景気回復などありえない。
自民党に多数の議席をもたらしたことは、憲法改正、再軍備化、による内需拡大しか景気向上はないことを国民は考えたのだろうか。
これからの四年間は、護憲対改憲派の対立の中で国民が地獄を見るか、はたまた明るい未来を見るかの分かれ目になるだろう。
嘗ての国会議員の多くは地獄の太平洋戦争を肌身で感じてきた人々であった。
だから自らが自生する力を有していたが、もはやその年代の議員はいない。戦争がもたらす悲惨さを知らない年代の議員の議論は再軍備ありきである。持たない事のほうが強いこともある事を知るべきである。