NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

誕生会~タテルヨシノ銀座~

2012-02-28 21:05:01 | 雑記
昨日のアカデミー賞は「アーティスト」とクリストファー・プラマーが受賞して嬉しい限りだ。
自分は学生時代によくサイレント映画を観ていたから、時代に逆行したかのようなこのサイレント映画の快挙は感慨深いものがある。
しかもサイレントからトーキーに移行した時代を舞台にしているなんて、僕のベスト映画の一つ「雨に唄えば」と同じではないか。
公開が待ち遠しい。
あと、メリル・ストリープの受賞は正直意外であった。
オスカーノミネートの常連だけあって、もう受賞しないのかなぁと考えてしまっていた。
なんと1982年の「ソフィーの選択」以来29年ぶりのオスカー受賞で、そのスパンに驚くが、よく考えたらキャサリン・へプバーンは1933年にアカデミー賞主演女優賞を受賞して、その次に受賞したのは34年後の1967年だし、ヘレン・ヘイズも1932年に主演女優賞を受賞して、その次に受賞した(但し助演女優賞)のは38年後の1970年だから、スパンというものは侮れないかもしれない。
メリル・ストリープの場合、ノミネートされまくっているから、この29年間というスパンは特別なことに感じられたであろう。
そして、オスカーは実在の人物を演じた俳優が受賞しやすいことを改めて感じた。

先日、家族で母の誕生会を開催した。
場所は銀座の『タテルヨシノ銀座』で、母と妹がセレクトしたのだが、なんとミシュラン一つ星を獲得している。
しかも『タテルヨシノ芝』と『タテルヨシノ汐留』もそれぞれミシュランを獲得しているから驚きだ。
東銀座のB級映画館である銀座シネパトス(それでも昔「ファーゴ」とか観に行ったなぁ)のすぐ隣のビルの12階にあり、雰囲気・味・ウェイターは全てお洒落だし、眺望も見事で、さすがはミシュランの星を獲得しているだけある。

最初に出てくるオーダー前の一口メニューもお洒落である↓

続いて出てきたインゲン豆のスープも美味。

そして一番感激したのが、看板メニューの一つで、前菜のモネの庭園風サラダ。
なんなんだろう、これは!
料理と言うより芸術を見ている感じだ。

そしてメインディッシュで頂いた牛ほほ肉の赤ワイン煮もお肉が柔らかくて美味しかった

日ごろB級グルメばかり食べている自分としては、ミシュランの星獲得店というだけで敷居が高いのだが、居心地も良く、料理も美味しかったから満足だ。
たまにこういうお洒落な料理を食べるのもいいなぁと思う(周りの客も皆お洒落だった)。
それにしても、母の誕生日と自分の誕生日は近いのだが、自分の誕生会はいつ開催されるのだろう。。

今日一番聴いた曲:Taste of India/AEROSMITH

アカデミー賞2012

2012-02-26 21:31:55 | 映画
今日は用事があって銀座に行ったのだが、去年と同じく東京国際マラソンを観戦することになった。
去年は「英国王のスピーチ」を観に行った帰りに東京国際マラソンを観戦することになり、あれから一年経ったことに驚きを禁じえなかった。
今回は無所属で頑張っていた藤原新さんが日本人トップでゴールという嬉しいニュースもあったし、ミッキーの格好をしているランナーに「頑張れ!ミッキー!!」と沿道の方が声を掛けるシーンを目撃したりと、色々元気を貰える要素がいっぱいだった。
カネゴンの格好をしたランナーがいたのはビックりだったが…。
箱根駅伝にせよ、マラソンを直に見ると選手の姿に励まされる。
2年連続で東京国際マラソンの現場に立ち会えて良かった。
いつかは自分も参加してみたい!

先述の通り、昨年の今日「英国王のスピーチ」を鑑賞し、その翌日のアカデミー賞で「英国王のスピーチ」が作品賞を受賞したのは記憶に新しい。
作品を観ていない中での予想は中々きついが、とりあえず恒例のアカデミー賞の予想をしてみようと思う。
以下、受賞すると思われる作品。
括弧書きは是非とも受賞して欲しい作品・俳優・監督である。

作品賞…「アーティスト」(同)
監督賞…ミシェル・アザナビシウス(アレクサンダー・ペイン)
主演男優賞…ジョージ・クルーニー(ジャン・ドゥジャルダン)
主演女優賞…ビオラ・デイビス(ミシェル・ウィリアムズ)
助演男優賞…クリストファー・プラマー(マックス・フォン・シドー)
助演女優賞…オクタビア・スペンサー(ベレニス・ヘジョ)

今回は「アーティスト」に加え、「ヒューゴの不思議な発明」や「ファミリーツリー」と言った強力そうな作品があるから、予想がかなり難しい。
先日も述べたように、「アーティスト」は白黒無声映画&フランス映画とのことで、もし作品賞を受賞したら、無声映画としては1927年作品賞受賞作「つばさ」以来84年ぶり、外国語作品映画としては史上初、そして白黒映画としては1960年の「アパートの鍵貸します」以来41年ぶりの受賞(一部カラーのシーンもある93年の「シンドラーのリスト」は除く)となるから、個人的にはかなり受賞して欲しい作品だ。
そして助演男優賞。
クリストファー・プラマーとマックス・フォン・シドーという80歳超えの名優二人が揃ってノミネートされているのが嬉しい。
マックス・フォン・シドーなんて、イングマール・ベルイマン作品やビレ・アウグストの作品に出演して、北欧名作映画に欠かせない名優だけに、名誉賞がてら受賞させてもいいのでは!と思ってしまう。
また、外国語映画賞と、映画音楽好きとしては作曲賞も気になる。。
ミーハーだから明日の発表が本当に楽しみだ

今日一番聴いた曲:Spread Your Fire/ANGRA

飲み会

2012-02-26 11:28:02 | 雑記
昨日は髪を切りに行き、グリーンジャンボを買い、夜は高校時代の友人2人と飲んできた。
友人が4月から遠方に赴任してしまうため、その前に会っておこうということで飲み会が実現したのだった。
二人とも当然異業種だから、話を聞いていて面白いし、高校時代の話でも大いに盛り上がった。
そして凄いことに気が付く。
高校時代の友人グループ約10人の中で、首都圏に残っているのは自分だけと言うこと
何だか淋しいし、ますます会う機会が減ってしまう。
だからこそ、昨年11月末からこっそり始めたFacebook等で密に連絡を取り合いたいと思うし、定期的に会いたいと思った。

明日はアカデミー賞授賞式だ。
予想についてはまた夜に投稿しようと思う。

オカンの嫁入り

2012-02-25 14:26:30 | 映画
来週から忙しくなるから、この週末はできるだけ休んでおきたい。

今年は大河ドラマ放送50周年だそうだ。
先日、大河ドラマ一覧を観ていたら、無性に全作覚えたくなり、今は全作品のタイトル・主演・テーマ曲作曲者を暗記中である。
『大河ドラマ全曲集』というサントラを持っていて、素晴らしいことに曲が順番に収められているから、サクサク覚えられそう
アカデミー賞とアメリカ大統領に続き、全く使えない知識であるが、自己満足のために全部覚えてみよう

「オカンの嫁入り」(2010年、日本映画)を観た。
宮崎あおいと大竹しのぶ主演の映画。
母娘で仲良く暮らす家庭。
ある日、酔っぱらった母が若者(桐谷健太)を連れ込み、「この人と結婚する!」と言いだしたことから母娘の仲がぎこちなくなる…という話。
単なるハートウォーミングドラマではないところがこの映画のミソだと思う。
個人的に好きな映画である「酒井家のしあわせ」の監督だけあって、家族の心理を捉えるのが本当に巧い。
中々良い映画なので是非おススメしたい。
評価は《》としておく。
予告編もいい出来だ。

ジャポネ

2012-02-22 21:05:21 | 趣味
今朝、神保町駅周辺を歩いていて、とある商店の前に置いてある白い壺に鞄を擦ってしまい、鞄を見たら真っ白になっていた
どうでもいいことで朝からテンションが下がる。。

先日、事務所の近くの有名パスタ屋『ジャポネ』に初めて行った。
昼に覗くといつも凄い行列ができている店だ。
先日放送の『スマステ』の行列が出来る店特集でも紹介されていた。
夜に行ったので、数分程度並んだだけで席に案内された。
“ジャリコ”というパスタが一番人気とのことであるが、とりあえず店名を冠した“ジャポネ”のジャンボ(大盛)を注文。
結構陽気なおやじさんを眺めつつ、5分以上待って出てきたのが以下のパスタだ(今度から写真の縦横気を付けます)。

醤油ベースのパスタということで期待していたが、味は薄味で、正直僕でもこれぐらいのパスタは作れるのでは!と錯覚してしまうほど凡庸な味だった。
なぜあんなに行列ができているのか。
横綱、親方、理事長、という超大盛メニューが人気なのだろうか。
B級グルメのパスタだったら、個人的には新橋のむさしやの方が好きだなぁ。
とりあえず、次回は一番人気の“ジャリコ”にも挑戦してみたい。

今日一番聴いた曲:Strange Deja Vu/DREAM THEATER

ぼくのエリ 200歳の少女

2012-02-21 21:20:36 | 映画
先日知ったのだが、映画「アンダーワールド」シリーズの最新作「アンダーワールド 覚醒」が今週末から公開されるそうだ。
しかも3D。
「アンダーワールド」シリーズは評価は低いが、“クールビューティー”ケイト・ベッキンセールの美貌にやられてしまい、かなり好きなシリーズだ。
これだけかっこいいヒロインも珍しい。
3作目の「アンダーワールドビギンズ」でケイト・ベッキンセールが降板してしまって残念だったが、今回の「アンダーワールド 覚醒」ではちゃんと主役を務めているから嬉しい限り。
観に行っちゃおうかな~

「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008年、スウェーデン映画)を観た。
いじめられっ子の少年の隣の家に引っ越してきた謎の少女。
いつしか少年は少女に恋心を抱くようになってきたが、その少女こそ近隣で起きている殺人事件の犯人、つまりヴァンパイアだった!という話。
スウェーデンではかなり話題になったらしく、ハリウッドでもクロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクされたとか。
先週末に観た「ドラゴン・タトゥーの女」じゃないが、スウェーデンの寒々しい景色が映画の持つ神秘的な雰囲気を出すのに一役買っている。
主人公の少女が可愛くない説もあるものの、生きるために人を殺すヴァンパイアの宿命は、一昨年にはまったアニメ『屍鬼』の“起き上がり”を思い出さずにはいられず、中々しんみりするものだ。
ショッキングかつ凄い場面もあり、見どころもあってしっかりした作品になっている。
ハリウッド版リメイク「モールス」と見比べてみたい(絶対にオリジナルには勝てないと思うが)。
評価は《1/2》としておく。
予告編も是非観て欲しい。

今日一番聴いた曲:Black Fire/DRAGONFORCE

『スクールアタック・シンドローム』

2012-02-20 21:01:04 | 
今日は1月末に受験したTOEICの結果公表日だった。
結果は前回(昨年11月末)より微増の750。
スコア700以上をコンスタントに取れつつあることは嬉しいが、問題はリスニングである。
前回のリスニングスコアは335だったのに対し、今回のスコアは340。
試験前日に公式問題集のリスニング編を解きこんだにも関わらず、スコアが5しか伸びていないなんて
リスニングは一朝一夕で伸びるものではないが、努力が目に見える形で見えてこないのが残念なところ。
今年の大目標であるTOEICスコア800を取るには、やはりリスニングをどうにかせねばならない!
来週ぐらいに送られてくるスコア通知で弱点を分析することから始めよう

舞城王太郎の『スクールアタック・シンドローム』を読み終えた
舞城王太郎の本を読むのは実に5年半ぶりぐらいだったりする。
過去のブログに遡ったら、舞城王太郎の『煙か土か食い物』の感想を書いている記事を発見したので貼ってみる。
当時『煙か土か食い物』を読んだ時は、そのテンションの高いモノローグと独特な文体に衝撃を受けたものだった(ヘイヘイヘイ、マザーファッカー!みたいなモノローグが頻出で、辟易したのを今でも覚えている)。
衝撃を受けたにも関わらず、それ以来5年半も彼の本から遠ざかったのは不思議な感じがするが、先日観た変な映画「NECK [ネック]」の原作者が舞城王太郎だと知って、「おっ、懐かしい~」と思い、彼の本を久々に手に取ってみたのだった。
今回の『スクールアタック・シンドローム』もタイトルが示す通り、強烈な内容だ。
強烈な内容を強烈な文体で書くものだから、読んでて疲れてしまう
『土か煙か食い物』同様、癖のあるモノローグが印象に残る。
でもその背景には淋しい人間ドラマもあるから読んでて不思議な感覚に陥る。
舞城王太郎は決して人には薦められない作家であるが、読む価値はある作家だと思う。
次は芥川賞候補にもなった彼の問題作?『好き好き大好き超愛してる。』でも読んでみようかな。

今日一番聴いた曲:Unopened/SONATA ARCTICA

ドラゴン・タトゥーの女

2012-02-19 16:04:45 | 映画
昨日「ドラゴン・タトゥーの女」(2011年、アメリカ・スウェーデン・イギリス・ドイツ映画)を観てきた。
周りでも評価が高く、話題にもなっているし、原作も有名だから映画館に運んでみた。
但し、原作もスウェーデン版の映画も観ていないという、ファンには申し訳ない環境下での鑑賞だった…
LED ZEPPELINの代表曲である“Immigrant Song”(この曲は昔「梟の城」の予告編にも使われていた)のカバーが使われている予告編やオープニングで、何か凄い期待感みたいなのが生まれる。
橋一本で繋がる陸の孤島で40年前に起きた殺人事件、その島の持ち主であるスウェーデンで一番の富豪一族(どこか閉鎖的で気持ち悪い)、スウェーデンの寒々とした気候、個性的な登場人物は、ミステリーファンとしては嬉しい設定だ。
途中までは凄いテンポと情報量で話が進んでいって話に引き込まれるのだが、終盤はちょっとだるく、竜頭蛇尾的な印象を拭えなかった。
原作を読んでいないから何とも言えないが、富豪一族やヒロインの過去など描き切れていない気もする。
これは原作も読まなければ!と強く思った。
ヒロインのリスベットを演じたルーニー・マーラの頑張りは凄く伝わる。
あと、猫ちゃんが実家の飼い猫に似ていて和んだ。
評価は《1/2》としておく。

今日一番聴いた曲:Nemesis/ARCH ENEMY

善き人のためのソナタ

2012-02-18 11:43:52 | 映画
先日、あまりに良い映画を観たので、既に70~80作品ぐらい溜まっている映画感想に優先して、その映画の感想を書いてみる。
2006年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「善き人のためのソナタ」(2006年、ドイツ映画)である。
以前から妹にも薦められていたものの、暗そうな話だからテンション的にも観る気が起こらないでいた。
アカデミー賞授賞式まであと少しとなり、そろそろ観てみようと思ってこの映画を手に取ったのだった。
東西冷戦下の東ドイツを舞台に、反体制の疑いがある劇作家と女優を、国家保安委員会が監視(盗聴など)するという話。
四六時中本人の知らない所で国家に監視されるという事実。
少しでも西寄りの発言をするとチェックされ、ひどい時は拷問を受けて牢獄に入れられる。
実際にこのようなことが東ドイツで行われていたことは知っていたが、映画で観るとそのリアルな描写に思わず息を飲んでしまう。
僕はこう言った事実をストレートに描く映画が結構好きなので、凄く集中して観てしまった。
最後のシーンもこうきちゃうかーと思うけど、とことんストレートで良い。
ストレートなんだけど見応えがある。
文句なしだ。
監視対象の言動と、やがて聞こえてくるピアノソナタに心を奪われてしまう監視員を演じるウルリッヒ・ミューエは、2007年に亡くなっているのだが、彼が出演した映画「わが教え子ヒトラー」と「ファニーゲーム」は偶然にも去年観ていて、印象に残る俳優であった。
作曲がガブリエル・ヤールなのも嬉しい。
東西冷戦下のドイツを描く映画は、「ベルリン天使の詩」や「グッバイ、レーニン!」等があるが、いずれも個人的にかなり好きな作品だ。
抑圧されたドイツ人の自由への願いが叶った、『1989年11月9日のベルリンの壁崩壊』は凄く重要な出来事であることを考えさせられる作品であった。
評価は今年初となる満点、つまり《》である。
予告編も是非観て欲しい。
それにしてもアカデミー賞外国語映画賞は外れ作品がない!と改めて思う。
約10日後に迫ったアカデミー賞では、どの作品が外国語映画賞を受賞するのだろう。
今から楽しみだ

今日一番聴いた曲:Eagleheart/STRATOVARIUS

美しい夏キリシマ

2012-02-17 22:13:29 | 映画
1週間が終わった。
今日は会社の休みの中での出勤だった。
世間は平日だけど会社は休日で、そんな中での出勤だから不思議な感じがする。
帰り道に雪が降っていた。
和んだ。

「美しい夏キリシマ」(2002年、日本映画)を観た。
黒木和雄監督の戦争レクイエム3部作の2作目に当たる作品。
去年この映画を観る少し前に観た、戦争レクイエム3作目「父と暮せば」のインパクトが残る中での鑑賞だった。
第2次世界大戦末期の農村を舞台に、少年(柄本明の長男柄本佑が演じる)の目から見た戦争とそれに関わる人々の姿を描いている。
戦時中とはいえ、戦火とはあまり縁がない農村の人々の暮らしが目を引くと同時に、当時の人々の想いも伝わる作品となっている。
シビアな描写もあり、戦争に対する虚しさも強調されていて、そんな中での印象に残るタイトルが作品に深みを増していると思う。
評価は《》としておく。

今日一番聴いた曲:Destruction Preventer/SONATA ARCTICA