管理人くにちゃんは親父が病気で倒れるまでは、週休2日のサラリーマンでした。
その頃の遊びはボート釣り。
家業を継ぎ週休2日なんて夢の夢、夜明け前から行動するボート釣りは自然と出来なくなっていったのです。
ことはシャープの人員整理が始まりです。
一回りほど年上の釣り友達が定年を2ヶ月残して早期退職したのです。その人をお~さんと呼びます。
ある日「LINE」を通して久方ぶりにTELが来ました。
「わしなー早期退職してん、これからなら平日いつでも釣りにいけるで!また誘うわなー」と早期退職の悲しみのかけらもないようなTEL。
しばらくして「今度の木曜行こうかー、サバが沸いてるで」
「それは面白そうやけど、夜7時までに帰ってこれる?」
「30分でクーラー満タン早帰りの釣りや、これなら行けるやろ」って誘いに二つ返事でOKとなりました。
このボートを自分たちで揚降します。
トレーラーですから運転がけっこうたいへん。
有田市の沖ノ島まで海上を25kmも走ってきましたが・・・・ボーズ。
鯖のさの字もありません。
和歌山市の磯の浦海水浴場近くまで帰ってきて、「飛行機」を流します。
ここでもやっぱり飛行機かい!
漁師言葉での飛行機は英語で言うトローリングですね!(松方弘樹の船のトローリングよりかなり"和"の雰囲気がありますでしょ)
早速「カンパチ」GET。
しかし後が続きません、30分でクーラー満タンの話はどこえやら。
でも海に浮かぶのは気持ちが良いですね、たくさん深呼吸をしてきました。
帰宅予定時刻もあるので帰路につきますが、トラブル発生。
9ノット(16km/h)しかスピードが出ません、こんな速度では帰れませんよ。
船外機のスクリューにタオルのようなものが巻きついてました、小雨の中泳がなあかん!かなー。
と覚悟しましたが、デッキから身を伸ばしてはさみで切り取ることが出来まして、その後は19ノット(時速35km/h)で順調に帰港できました。
今日一日走り回って、この1匹だけで~す。
お疲れ様でした。
また連れて行ってもらいましょう。
釣りを離れて約10年の歳月は魚探とGPSの進化に驚きがありました。
エンジンも4ストロークになり、静かで排ガスの匂いもなくなりました。