てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

秋の勇造ライブ in 飯田

2009年10月06日 | 近辺
今年2回目となった飯田での豊田勇造さんライブは
6月6日60歳6時間60曲コンサートに立ち会った3人が発起人。
あの日の熱が、熱風となって、いろんな偶然を引き寄せて実現した。

発端は、かみかみ堂に置いてあった一枚の映画のちらし。
『空とコムローイ』というタイの東北地方を舞台としたドキュメンタリー映画。
春の信州ツアーの時に、勇造さんとこの映画につながりがあることがわかり、
その後飯田で映画上映が決まったことをきっかけに、
同時企画でライブができたら、と思いが盛り上がった。
映画関係者とのコンタクトから、ちょうど京都で映画上映がありその時に
監督も舞台挨拶に出るという話を聞き、しかもその翌日は拾得ライブで
勇造さんと監督が出会うことができたというタイミングのよさ。

ライブの日程は映画上映が始まる日の前日に決まった。
ちょうど監督も映画の舞台挨拶のために飯田に滞在する予定だという。
勇造さんのライブステージでも、監督とトークの時間をもとうということになる。

当日は朝から雨。
そういえば3年前、子どもたちの通う中学校でライブをしてもらった時もちょうど今ごろの雨の日だった。
そしてなんと、そのライブで初めて勇造さんを聴いた生徒が、
高校生になり今回ライブに来てくれたのだ。   感無量である。

ライブレポなのだけど・・・
主催という緊張感があって、写真を撮る余裕もなく、
曲名を書き留めていたメモも途中で紛失。
面目ない。

でもとりあえず、貴重なツーショットを。
2部の頭にとった、映画『空とコムローイ』の監督、三浦淳子さんとの対談タイムだ。



映画のことや、タイにまつわる話を自然体で語り合うふたり。
長年、ライブを聴いているファンでも、舞台でトークする勇造さんの姿を見ることは稀ではないかな。

トークの中で印象に残った勇造さんの言葉

「映画を観るとき、1シーンでも2シーンでも、ええなあ、というシーンに出会えたら
それでその映画はよかったなあって思う」

これは、聞きようによっては、消極的なアプローチに聞こえるけど
でも勇造さんの言葉に含まれているのは「肯定感」。

ひとつの作品の中には、いいなあと思う部分も、つまらないなあと思う部分もあるだろうけど
「ええなあ」と思う気持ちをベースに、その作品を受け入れる。

たぶん、勇造さんは映画だけでなく、いろんなモノ、コト、人に対しても
そんなふうに受け入れてきたんじゃないかな。

つらいなあ、苦しいなあと思うこともあっただろうけど
その中に、1シーン、2シーンでも「ええなあ」と思うシーンがあれば
そこにぐっと落とし込む、みたいな。

現代社会を生きていると、つい、モノゴトヒトに批判的否定的になりがちな日常で
「ええなあ」と思えることを見つけていく、自分の中で増やしていく
それが、生きる力につながっていく。

などということをつい、考えさせられたひと言だった。



今回はいつもと違うライブハウス。
それにいつもと違う新しいお客さんもたくさん。
そのせいか知らずか、勇造さんの歌もギターもいつも以上にパワフル。

そして、飯田ライブのお客さんは日本で一番お得!
6月6日コンサートのCDを最初に手にすることができたのだから!

なにか、まだまだ書き足りないことがある気がするが、思いがまとまらない。
6.6がこれでようやく締められた、という区切りを感じると同時に
このライブの余韻をじわじわと味わい反芻しながら、
冷めない熱が「さあ、もういっぺん」と風を呼んでくる。





最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとう (三浦淳子)
2009-10-07 11:33:21
たまちゃん

楽しいライブを企画いただき、ありがとうございました。

ライブのステージでトークさせていただくなんて、いまだかつてない事!

勇造さんのライブがしらけちゃったらまずいと
ちょっと緊張しましたが

そんな心配全然いらないですよね。

勇造さんは映画の中の「ええなあ」と思うシーンについて、目に浮かぶように話してくれて

とても嬉しかったですよ~




返信する
こちらこそ (たま)
2009-10-07 19:07:16
三浦さん、ありがとうございました!

お二人のお話から、ゆるやかであたたかいタイの空気が伝わってきて
またタイに行きたくなってしまいました。

気軽に足を運んでくださる三浦さんの軽やかなスタンス、とても素敵でした。
こんなふうに一緒に企画ができて本当にうれしかったです。

映画は今度の日曜に観に行く予定。
楽しみです!

返信する